仮想通貨「ビットコイン」の規格分裂が当面回避される見通しとなった。取引量の増大が処理速度を低下させている問題への対応で関連する多くの事業者が一致したため。ロイター通信などが21日、報じた。
処理速度低下の改善をめぐっては、システムの更新で取引データの処理速度を上げる案と事業者間で取引するデータの量の上限を引き上げる案が対立。各案を支持する事業者がそれぞれの規格でビットコインを運営し、分裂する可能性があった。今回、事業者は両案を取り入れ、新たなソフトウエアを導入するという。
ビットコインは国や中央銀行など公的な発行体を持たず、安い手数料で簡単に海外送金できることが利点だが、処理速度の低下が続けばこうした利点が失われる恐れがあった。また、最近では規格分裂に伴う懸念から、ビットコインの取引価格は乱高下していた。
http://www.sankei.com/economy/news/170723/ecn1707230004-n1.html
処理速度低下の改善をめぐっては、システムの更新で取引データの処理速度を上げる案と事業者間で取引するデータの量の上限を引き上げる案が対立。各案を支持する事業者がそれぞれの規格でビットコインを運営し、分裂する可能性があった。今回、事業者は両案を取り入れ、新たなソフトウエアを導入するという。
ビットコインは国や中央銀行など公的な発行体を持たず、安い手数料で簡単に海外送金できることが利点だが、処理速度の低下が続けばこうした利点が失われる恐れがあった。また、最近では規格分裂に伴う懸念から、ビットコインの取引価格は乱高下していた。
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