パナソニックは、工場や倉庫と売り場を効率的につなぐシステム開発をてがけるアメリカのソフトウエア会社に、およそ860億円を出資すると発表しました。
発表によりますと、パナソニックは、アメリカのソフトウエア会社ブルーヨンダーに対して8億ドル、日本円でおよそ860億円を出資し、株式の20%を保有します。
ブルーヨンダーは、工場や倉庫と売り場を効率的につなぐ、いわゆるサプライチェーンのシステム開発をてかげている企業です。
アメリカの飲料大手コカ・コーラや流通大手ウォルマート、イギリスの大手石油会社BPなど、世界中に3300社を超える顧客を持っています。
パナソニックとしては、顔認証技術やセンサーなど得意とする製品をブルーヨンダー社のシステムに組み込み、売り上げの拡大をはかるねらいがあります。
パナソニックは半導体事業の売却や液晶パネルの生産終了など、構造改革のため赤字事業の削減に力を入れていて、今回のような大規模な出資はおよそ4年半ぶりだということです。
2020年5月21日 2時30分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200521/k10012438181000.html