千歌「なにそれ?おはようじゃなくて?」
鞠莉「うんっ!おハロー♡」
鞠莉「チカっちの『こんちか』って流行らせようとしてる言葉があるでしょ?マリーも自分だけの挨拶を作ってみたくて考えたの!どうかな?」
千歌「いやいやあれ流行らせたいとかじゃないからね?」
鞠莉「じゃあなんで『こんちか』って使うの?」
千歌「こんにちはって堅苦しいからチカなりにかわいい挨拶にアレンジしたの!!」
鞠莉「なるほど...つまり可愛い子アピールの為に使っているというわけね!」
千歌「そういうつもりで使ってないからっ!」
千歌(...実はちょっぴりアピってるけど////)
鞠莉「おハローって挨拶はチカっち的にどう?」
千歌「誰でも思い付きそうな言葉だよね。流行るかどうか言われたら微妙だけど」
鞠莉「え?もう流行ってるわよ」
千歌「そうなの!?」
鞠莉「うん、学校では皆使ってるわよおハローって!」
千歌「うっそだ〜流行るわけないもんそんな言葉〜」ケラケラ
鞠莉「じゃあ外に出ましょうか。今度チカっちに証拠を見せてあげるわ♪」
鞠莉「明日の朝7時に正門集合ね♪」
千歌「えーっ!?」
次の日
朝 正門
千歌「ふわぁ〜...何も朝から正門で待つことないじゃん。チカ眠いよ」
鞠莉「寝ちゃダメよ。流行ってることが証明できるまでは起きてなさい」
千歌(帰りたい)
鞠莉「あら、早速来たわよ!」
千歌「ほぇ...花丸ちゃんだ」
花丸「〜♪」
千歌(流石に花丸ちゃんは使わないでしょ?今時の言葉も使わない女の子なんだから)
鞠莉「おハロー花丸!!」
花丸「おハローずら〜。二人とも早いずらね。何してるの?」
千歌「えっ使うの!?」
花丸「千歌ちゃんどうしたの」
千歌「いやいやいや鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん」
鞠莉「なに?」
千歌「裏で口を会わせてたんじゃないの〜?じゃないとおハローが通じるわけないもん!」
花丸「千歌ちゃんおハローずら」
千歌「おはよう花丸ちゃん」
鞠莉「チカっち酷いわ...マリーがせっかく考えたのに何で使ってくれないの?」
千歌「だってぇ...」
花丸「千歌ちゃんはおハローって使わないずら?流行に乗り遅れてるずらね」
千歌(現代の科学に疎い花丸ちゃんに言われたくないよ!?)
花丸「ではマルはこれで」トテトテ
鞠莉「チャオ〜また部室でね!」
千歌「...」
鞠莉「ね?流行ってたでしょ?」
千歌「でも全員が使っているとは限らないよね?」
鞠莉「うぅん...全然信じてくれないわ
曜「よっ!二人とも!!」
千歌「よーちゃんおはよーっ!」
曜「あれれー千歌ちゃん使わないんだ〜」
千歌「へ、何が?」
鞠莉「曜おハロー♪」
曜「おハローソロー鞠莉ちゃん」
千歌(なんかアレンジしてるーーっ!?)
千歌「よーちゃんも使うんだ!?」
曜「いやぁ〜私も始めは使わなかったんだけど癖になっちゃってね千歌ちゃんおハローソロー!」
千歌「おはよ///」
鞠莉「チカっちおハローは!?」
千歌「そんな変な言使えるかー!!ほらっ、よーちゃん早く教室に入った入った!」
曜「なんなのーーっ?」
鞠莉「見たでしょチカっち、皆おハローって使ってるのよ?」
千歌「まさかよーちゃんまで言うなんて思わなかったよーそろ...」
ダイヤ「朝から元気な声が聞こえると思ったら千歌さん達でしたか、挨拶強化週間でもないのにこうして正門に集まるなんて素晴らしい心掛けですわ」
ルビィ「ルビィ達も見習わないとね!」
鞠莉「あっ、ダイヤにルビィ!おハロー♪」
千歌(ダイヤさんにルビィちゃん...ルビィちゃんなら言いそうだけどダイヤさんは真面目だから流石に言わないでしょ)
ルビィ「おハロー鞠莉ちゃん千歌ちゃん!」
千歌(ね?でもダイヤさんは絶対...)
ダイヤ「お、おハロー...ございますわ///」
千歌「えぇぇぇぇぇぇ!?!?ダイヤさん使うの!?なんか丁寧だし!」
ダイヤ「な、なんですの一体」
千歌「そんな言葉使って恥ずかしくないの!?」
鞠莉「なんてこと言うの!?せっかくマリーが考えたのに!」
ダイヤ「...は、恥ずかしいに決まっているでしょう」
千歌「じゃあなんで使うの?」
ダイヤ「み、みんな使ってるから...////」ボソッ
千歌「ひょっとして鞠莉ちゃんに買収された?」
鞠莉「マリーがそんなことする訳ないでしょ!?」
ダイヤ「...うぅ///」
千歌「なんだかんだ皆使ってたね...」
鞠莉「だから言ったでしょ?おハローは浦の星で今絶賛流行中なんだから!」
千歌「そうみたい」
鞠莉「....」ジーッ
千歌「な、なに?」
鞠莉「そろそろチカっちの声からおハローって言葉を聞きたいなぁ♪」
千歌「言わないよ!?」
鞠莉「筒抜けにならないようメガホンも用意してあるから大丈夫♪」
千歌「用意いいなー」
鞠莉「さぁチカっちsay?」
千歌「....」
鞠莉「おハロー!」
千歌「....」
鞠莉「おハロー!」
千歌「....」
鞠莉「マリー泣いちゃうよ?」
千歌「そんなに言って欲しいの?おハローって」
鞠莉「うんーっ!」
千歌「わかった...じゃあ言うからメガホン貸して」
鞠莉「いいわよ」ポイッ
千歌「じゃあいくよ...?」スゥー
千歌「お、おハロー...///」ボソッ
鞠莉「...///」ゾクゾク
千歌「どうしたの?」
鞠莉「今めっちゃ耳がゾワッてしたの!マリーって意外と耳弱いみたい!」
千歌「.....」
鞠莉「あ、ごめんちゃんと聞いてなかったわワンモア!」
千歌「二度と使うもんかーー!!」ウガー
おわり