産経2017/6/4
岡山県津山市の主婦、高橋妙子さん=当時(54)=が自宅から連れ出され行方不明になってから15年が経過した。
事件は平成14年6月3日、妙子さんが自宅から連れ出され、夫の幸夫さん(74)名義の銀行口座から現金約700万円が引き出された。
男女2人組の関与が浮上したが、いずれも自殺。県警は容疑者死亡のまま2人を窃盗容疑で書類送検した。
県警はこれまで延べ約4万3千人の捜査員を投入。現在も21人態勢で、高橋さんの発見を最重点に男が乗っていた車とみられる目撃情報をもとに
県北部の山林捜索などを行っているが、有力な手がかりは得られていない。
事件発生から今年5月末までに寄せられた情報は447件。うち昨年6月からは3件のみだった。
ちょうど15年となった3日、津山署捜査本部はJR津山駅や大型商業施設「イオンモール津山」でチラシ千枚を配り、利用客らに情報提供を呼びかけた。
同署の杉田明生刑事官は「高橋さんを発見し、事件の全容を解明するまで捜査を継続する。
どんな些細(ささい)な情報でも構わないので情報提供をいただきたい」と呼びかけた。情報提供は津山署((電)0868・25・0110)へ。
http://www.sankei.com/west/news/170604/wst1706040061-n1.html