<蘇民祭>氷点下10度の中もみ合い、奪い合い 福は分け合い
岩手県奥州市水沢区の黒石寺で22日夜から23日早朝にかけて、1000年以上続くとされる「蘇民祭」があった。
氷点下10度を下回る寒さの中、下帯姿の男衆約130人が蘇民袋を奪い合って豊作や無病息災を祈った。
男衆は川で身を清め、境内で火の粉を浴びながら気勢を上げた。
23日午前5時すぎに本堂で始まった蘇民袋争奪戦では、男衆が護符入りの袋を巡って激しく体をぶつけ合った。
約1時間半のもみ合いの末、蘇民袋を勝ち取った花巻市の大工佐々木真さん(41)は
「前向きな気持ちで仕事ができる。自分に関わりのある人にも福が行き渡ってほしい」と願った。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180224_33002.html
男衆が激しくぶつかり合った蘇民袋争奪戦=23日午前5時20分ごろ、奥州市水沢区の黒石寺