首里城火災 警備員のモニター監視に空白時間帯
2019年12月17日 19時29分
那覇市の首里城の火災について、城を管理する財団が記者会見し、火災発生当時、建物を監視するモニターを警備員が誰も見ていない時間帯があったことを
明らかにしました。
財団と警備会社の間にはモニターのチェックに空白を作ってはいけないという取り決めがあり、財団は「仮眠していた警備員を起こせば火災の状況をモニターで
見ることができた。反省点だ」としています。
「沖縄美ら島財団」によると、火災発生当時、城郭内の「モニター室」にいた警備員3人のうち、2人が仮眠をとっていました。
そして人の侵入などを知らせるセンサーが反応した際、火元の正殿に向かった警備員が仮眠中の警備員を起こさず、建物を監視するモニターを誰も見ていない
時間帯があったということです。
財団と警備会社の間にはモニターのチェックに空白を作ってはいけないという取り決めがあり、財団の古堅孝常務理事は「仮眠していた警備員を起こしに行けば、
火災の状況をモニターで見ることができた。財団と警備会社の取り決めに対応できておらず反省点だ」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191217/k10012218531000.html