殺人事件があった現場周辺=30日午後8時35分ごろ、鹿児島市西佐多町
58歳男、同居の86歳母を殺害疑い 近所の住民「認知症の母を介護」 鹿児島市
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41591c2feba9b586bc9f1106ed9a36807a6bc7e
同居する80代の母親を殺害したとして、鹿児島西署は30日、殺人の疑いで、鹿児島市西佐多町、無職の次男(58)を逮捕した。
逮捕容疑は、28日夜ごろ、自宅で、無職の母親(86)の首を圧迫して殺害した疑い。司法解剖の結果、死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息死とみられる。
同署によると、29日午後2時45分ごろ、次男から「母親を殺した」と110番があった。署員が駆け付けた際、次男は自宅におり、久子さんが倒れていた。救急搬送はしていない。
次男は母親と2人暮らし。事情聴取の段階で「首を絞めて殺した」と殺害を認めていたが、逮捕後は黙秘している。同署は動機や殺害方法などを詳しく調べる。
現場は、吉田小学校の北東約400メートルに位置する静かな住宅街。30日夜、周辺に規制線が張られ、物々しい雰囲気が漂った。
近くの60代男性は「認知症の母親を息子が介護していた。最近は母親の姿を見掛けず、老人会の誘いにも乗っていなかったようだ」。40代男性は「殺人があったとは思わなかった。親子と付き合いがなく、普段の生活はよく分からない」と話した。