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新型コロナ 県内成人式 阿武町除き中止か延期 代替行事、検討自治体も /山口
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、2021年に予定されている県内の成人式は、全19市町中18市町で中止か延期が決まった。現時点での実施は阿武町のみとなっている。【林大樹、大山典男、柳瀬成一郎、遠藤雅彦、平塚裕介】
中止は3町。平生町と田布施町は1月実施予定だった。平生町は式の代わりに誓いの言葉などを収録し、新成人限定で1月中旬以降にインターネットで公開。新成人の写真データを送ってもらい、集合写真に仕立てて記念配布する。田布施町は町長の式辞などを収録したDVDなどを作成し、記念品と共に2月中旬に配る。新成人が集う代替行事も8月ごろに開く方向で検討している。例年8月に成人式を開く上関町は21年は中止する。
15市町は延期した。1月上旬の予定だった岩国、柳井両市と和木町は5月2日に。山口、防府両市は5月の大型連休中の開催で調整している。山口市は延期に伴う着物の着付けのキャンセル料など市が一定程度補償する方向で検討しているという。他に延期を決めたのは、下関、宇部、萩、下松、光、長門、美祢、周南、山陽小野田各市、周防大島町で、期日は県内外の感染状況をみながら決める。
県内で唯一成人式を開く阿武町は1月2日午前10時から、規模を縮小して実施する。