防犯カメラ映像を県警に常時送信 来年度 奥田など3交番に設置へ(北日本新聞) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00118188-kitanihon-l16 6月に富山市で発生した富山中央署奥田交番襲撃事件を受け、警察庁のモデル事業として、同署管内の3交番に、映像を同署などにリアルタイム送信できる防犯カメラが設置される。
同様の襲撃事件が発生した際、迅速に状況を把握することが目的。21日に発表された2019年度政府予算案に整備費2千万円が盛り込まれた。
防犯カメラは交番内に設置し、録画や録音だけではなく、県警本部や同署にリアルタイムで映像などを送信できる。署などとの通話機能もあり、警察官の不在時にも来所者の応対ができる。
モデル事業は警察庁が全国で唯一県内で実施し、全国へシステムを普及させる考え。県警によると、このタイプの防犯カメラが導入されるのは県内では初めて。
設置する3交番は未定だが、石井隆一知事は21日の会見で、うち1カ所は奥田交番が対象となる見通しを示した。「防犯カメラを有効活用し、県民の安心安全につなげたい」と話した。
事件は6月26日に発生。同交番の所長が刺殺され、奪われた拳銃で警備員が殺害された。
強盗殺人などの疑いで逮捕、送検された元自衛官の島津慧大(けいた)容疑者(22)=立山町末三賀=は現在、鑑定留置されている。奥田交番は建て替えられる予定で、完成は来年秋の見込み。