2017/5/18 16:23
不動産経済研究所(東京・新宿)が18日発表したマンション市場動向調査によると、4月の首都圏の新規発売戸数は前年同月比38.6%増の2741戸だった。
3カ月連続で前年実績を上回った。1992年以来の2000戸割れとなった前年の反動で伸びた。
地区別でみると、東京都区部が71.0%増の1491戸と大きく伸びた。東京都下も大幅増となり、全体の7割程度のシェアを占める東京の増加が全体をけん引した。
5月の発売戸数は3000戸前後の見通し。
新規発売戸数に対する契約戸数は1817戸で、消費者が購入した割合を示す月間契約率は0.1ポイント低下の66.3%にとどまり、
好不調の目安とされる70%を下回った。即日完売となるような大型物件の売り出しが少ないことが響いた。
1戸あたりの平均価格は2.9%上昇し5918万円となった。上昇は3カ月ぶり。
併せて発表した4月の近畿圏の発売戸数は5.4%増の1391戸と3カ月ぶりに前年実績を上回った。
契約戸数は1088戸で、月間契約率は78.2%と8.2ポイント上昇した。5月の発売戸数は1300戸前後となる見通し。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL18HU0_Y7A510C1000000/