日本航空は成田空港を拠点に、アジアの主要都市などと結ぶ格安航空専門の新会社を設立する方針を固め、利用が拡大している格安航空事業に本格参入することになりました。
関係者によりますと、日本航空は格安航空を専門とする新会社を近く設立する方針を固め、国土交通省に事業許可を申請する準備を進めているということです。
この新会社は成田空港を拠点に、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年を目指してアジアとの路線を就航させ、その後は欧米との路線に就航することも検討されています。
日本航空はすでにオーストラリアの格安航空会社と「ジェットスター・ジャパン」を共同で設立していますが、新会社の設立によって格安航空事業に本格的に参入することになります。
国内の格安航空をめぐっては、ANAホールディングスが2020年3月末をめどに傘下の2社を経営統合して路線を拡大する方針で、今後、日本航空が本格参入すれば、大手2社の競争が一段と激しくなりそうです。
5月9日 4時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180509/k10011431221000.html