KYBが14日発表した2019年3月期(前期)の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が247億円の赤字(前の期は152億円の黒字)だった。免震・制振装置の検査データの改ざん問題で交換工事費用などを計上したほか、防衛省への過大請求問題で今後見込まれる返納金を費用計上した。
売上高は前の期比5%増の4122億円、営業損益は284億円の赤字(前の期は208億円の黒字)だった。未定としていた2019年3月期の配当は無配(18年3月期末は株式併合を考慮すると実質150円)とする。
20年3月期の通期業績は売上高が前期比1%減の4100億円、最終損益は不正に絡む一時的な負担の減少で140億円の黒字を見込む。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2019/5/14 10:25
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL14HC0_U9A510C1000000/