毎日新聞 2024/1/7 07:00(最終更新 1/7 12:04)
最大震度7を観測した能登半島地震を受け、地震保険を提供する損害保険各社は対策本部を設置し、支払いに向けて被害状況の確認を進めている。
火災保険加入者のうちの地震保険の加入率は地域によってばらつきがあり、被害の大きかった石川県の加入率は64・7%と全国平均を下回っている。どんな事情が影響したのか。
地震保険は地震や噴火、津波のほか、これらが原因の火災で建物や家財が損害を被った場合、条件に応じて一定の保険金が支払われる。単体では加入できず、任意で火災保険とセットで加入する。保険料はその分上乗せして支払う仕組みだ。
日本損害保険協会などによると、火災保険に加入している人のうち、地震保険の加入率は全国平均で69・4%(2022年度、付帯率)だった。石川は平均以下で、今回の地震で最大震度5強だった富山も63・5%と低い割合だった。
それには、これらの地域で大きな地震の発生確率が低く予想されていたことが一因に挙げられる。
https://mainichi.jp/articles/20240106/k00/00m/020/002000c
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