昨年のE3では特ダネを欠いていたXboxだったが
今年のマイクロソフトは違う。
E3では続々とソフトを明らかにし合計42のソフトを発表すると、
そのうち22作品は独占ソフトと総攻撃を仕掛けていた。
それは確実にユーザーの心に強い印象を与えた。
この点についてはIHSのピアズ・ハーディング・ロールズも
「マイクロソフトは巨大で重要なソフト達を発表することに成功しました。
有無を言わさぬ色とりどりな豊富なソフト群を次々に公表し
彼らのカンファレンスに大きな宣伝効果があったことに疑いの余地はありません」
と称賛している。
しかしマイクロソフトが成し遂げられなかった事もある。
XboxOne:Xを購入すべき説得力のある理由の提供だ。
前述のハーディング・ロールズは
このハードについては
「あくまでXboxの熱狂的なファンに向けた商品に過ぎないでしょう」
と慎重な分析をしている。
同ハードの価格は449ポンドと
IHSが行った事前予想より20ポンドほど高い。
最も価格についてハーディングは
「売上を鈍化させるほど高額だとは思いません。
それに熱狂的な層というのは最新の機器を購入するために
かなりの金額を費やす傾向がありますから」
と楽観的に見ていた。
彼はまたXboxOne:Xについて
11月7日の発売日には全世界で50万台ほど出荷され
その販売台数は、今年の年末商戦における全XboxOneの
ハード販売の内の10%程度であるとも見通してもいた。
そして最後に彼は、この新型ハードについて
「XBO:XとXBO:Sの価格差は、
ここ数年続いていた通常版XboxOneへの
値下げ圧力をしばらく軽くするでしょう。
ただ我々は現時点においてXBO:XがXboxの欧州における売上を
再点火させるような商品だとは思っていません。
特にソニーが決定的に勝利している英米以外の国では尚更ですね」
と結論付けている。
http://www.mcvuk.com/news/read/xbox-one-x-will-not-reignite-xbox-one-sales-in-europe-ihs/0183619