<玩具市場>過去最高8946億円 前年度比108.5% コロナ禍でニーズ高まり 「ポケモン」「遊戯王」カードゲーム人気拡大
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日本玩具協会によると、2021年度の玩具市場規模は前年度比108.5%の約8946億円で、2001年の調査開始以来、過去最高を記録したことが6月14日、分かった。コロナ禍という非常事態と、近年顕著になる少子化の中で、玩具に対するニーズが高まっており、市場は好調を維持した。玩具の中核を占めるゲーム、カードゲーム・トレーディングカード、知育・教育、キャラクターなどの10分野でも、2021年度の市場規模は約5817億円で、前年度比111.7%と過去最高を記録した。
過去最高を記録した最大の要因は、前年度比145.6%、金額にして約558億円の伸びを示したカードゲーム・トレーディングカードの躍進。「ポケモンカード」「遊戯王オフィシャルカードゲーム(OCG)」「デュエル・マスターズTCG」の3強が市場をけん引し、いずれも大きな伸びを達成した。中でも「ポケモンカード」は、前年に引き続き好調で品薄状態が続いた。カードゲーム・トレーディングカードは、発売開始から20~25年が経過し、2世代で遊べるようになっていることに加え、スマートフォン向け位置情報ゲームアプリや、オンラインゲームなどが加わったことによる対象年齢の拡大、新規ユーザーの獲得により購入層が広がっている。