これからバトルテックを始めようと思う方へ 現在のボックスセット、コアルールブック展開は以下のようになっております お求めは各種専門店、通販サイト等にて※ ボックスセット(ミニチュア、マップ、基本ルール等が入っていてそのまま遊べる) ・BattleTech: Beginner Box メック2体入り、クイックスタートルールが入った初心者入門用 ・Battletech Game of Armored Combat メック8体入り、Introductoryルールが入った入門用。日本語版のルールセットに近い コアルール Total Warfare 基本ルール1・戦闘用ルール(地上・空中・宇宙空間) ┃└TechManual 基本ルール2・メック、車両その他TW環境で使うユニット群を設計、カスタマイズするためのルール、データ類 ┃ (基本ルールブック二冊はStandard/Tournament Legal相当) ┃ ┣Tactical Operations 拡張ルール1・上級ルール、大型車両の設計、 ┃ およびAdvanced、Experimental相当の装備群 ┃ (惑星)世界の規模で遊ぶための拡張ルール ┃ ┣Strategic Operations 拡張ルール2・上級航空宇宙戦闘・大規模戦闘ルール ┃ 恒星系規模で行われる作戦を遊ぶための拡張ルール ┃ ジャンプシップ、宇宙ステーション、ウォーシップの設計構築ルールを収録 ┃ ┣Interstellar Operations 拡張ルール3・恒星間戦闘・超大規模戦闘ルール、年代別の装備品・特殊兵器リスト ┃ LAM、プリミティブ兵器、ダークエイジ装備などを収録 ┃ ┗Campaign Operations 拡張ルール4・部隊構築・キャンペーンシナリオ作成ルール 王家連隊や傭兵部隊を構築運用するルールに加え、オリジナル恒星系をデザインするルールを収録 ・Battlemech Manual TWコアルールからバトルメックの地上戦闘だけを抜き出したルールセット。メックの機種別特徴リストを収録。現行最新版扱い ・A Time of War:The BattleTech RPG 個人単位を扱うRPGルール。「メックウォリアーRPG」相当 └A Time of War Companion RPG上級ルール。一般的でない装備、武器や人体改造ルールなどを収録 ・Alpha Strike ミニチュアを使用し大規模戦闘に合わせてゲーム進行を高速化したルール。ヘクスマップ戦闘にも対応 └Alpha Strike Companion アルファストライクの上級ルールで、様々な上位装備や「バトルテック」からのデータコンバートルールを収録 ・Alpha Strike: Commander's Edition アルファストライクとコンパニオンの統合ルール ※Catalyst Game Labs Store https://store.catalystgamelabs.com/collections/battletech ※DriveThruRPG http://www.drivethrurpg.com/browse/pub/2216/Catalyst-Game-Labs/subcategory/4328_4541/Battletech ルールレベルに関して Total Warfare環境では過去のレベル1〜3に替わる新しいルールレベルの基準ができており おおざっぱにBasicがレベル1、Standardがレベル2、Advanced・Experimentalがレベル3に対応します(いくつか例外あり)。 Total Warfare環境のルールレベル概略 ●Quick Start ・フリー配布されている初心者向けルール。中枢とクリティカル、熱の概念なし。 ●Basic ・Introductory Box Set収録のメック戦闘限定ルール。 ・中心領域3025年代の装備のみが使用可能で車輌、歩兵がサポートされない。 ●Standard ・公式トーナメントで使用される環境。 ・Total Warfare、TechManualに載っているすべての処理が該当。 ・中心領域で量産され普及しており一般的に入手できる技術、装備品。氏族装備も対象。 ●Advanced(※) ・先進的な技術、装備品で量産段階にあるが一般に普及しきっていない。 ●Experimental(※) ・実験段階の技術、装備品で試作品もしくは一品物であり、その年代では量産されなかったことが確定している。 ※Advanced、Experimentalは上級ルールでトーナメント使用不可。 Tactical Operations、Strategic Operations及び各種ソースブックに収録。 Battlemech ManualにはAdvanced、Experimentalのルールや装備も含まれているがトーナメントでは使えないものもある
バトルテックは日本語版(第二版)当時から現行のTotal Warfareに至る数十年でルールのアップデートが何度も行われており 加えて日本語翻訳担当者の判断でルールの改変が行われていたため、日本語版と現行英語版はほとんど別物のゲームといっていい変貌を遂げています ★二版当時の原語版と日本語版バトルテックの相違点 ・SRMの命中処理 (原語)SRMはミサイル一発(2ポイント)毎に命中判定を行い、クリティカル発生も一発毎に処理する (日本語版)SRMのダメージが一点集中し、仮に中枢に当たった場合でもクリティカルの判定は一回だけ ・転倒/伏せ状態のメックが攻撃を受けた場合の命中部位 (原語)被弾方向は頭部の向きを正面として被弾方向を処理する。背面には倒れたメックの「背後から」撃たないと当たらない (日本語版)転倒/伏せ状態のメックにはどの方向から撃っても背面に当たる ・1ゾロで胴体クリティカルが発生した場合のダメージ処理 (原語)「装甲に」ダメージを入れた上でクリティカル発生数表を振る (日本語版)その部位の「中枢に」ダメージを入れてクリティカル発生数表を振る ・機械化歩兵の扱い 日本語版シティテックの機械化歩兵は原語の「自動車化歩兵(Motorized Infantry)」ユニットに相当する。 原語には自動車化歩兵と別に機械化歩兵(Mechanized Infantry)ユニットがあり、Mechanizedはバトルアーマー歩兵がオムニメックなどに「相乗りする」時にも使う用語
Total Warfare環境までのアップデートで拡張されたルール(の一部)1/2 ■移動に関する変更点 ・「足がもげた状態でも」ジャンプ移動を選択できる(操縦ロールに成功して移動できても移動先で100%転倒) ・ジャンプで越えられる地形や障害物の高さは「自機の現在いる高度レベル+最大ジャンプMP」まで ・メックが水地ヘクスに入った場合、水中にあるジャンプジェットは機能せずジャンプMPから差し引かれる (レベル1水地なら脚部、レベル2水地なら全身のジャンプジェットが使用不可) ■射撃に関する変更点 ・反応フェイズは射撃フェイズの最初に統合され、そこで選択した上半身の向きが射撃フェイズ、格闘フェイズで適用される (上半身の方向は被弾方向に影響しないので「上半身を捻って被弾方向を背面から外す」ことはできない) ・攻撃側がレベル1水地にいる場合の命中+1ペナルティは消滅 ・下腕+手駆動装置がないメックは射撃フェイズに両腕に搭載した武器を背面射界に向けることができる ・複数のターゲットを狙う場合は単一の主目標(どの射界でも修正なし)、複数の副目標(射界によって+1〜2修正)を設定する ■被弾、被ダメージに関する変更点 ・部分遮蔽状態のメックに攻撃する際は+1の修正を受け、脚部への命中は遮蔽物に命中した事になる (四脚メックの場合は全ての「脚」が遮蔽物にカバーされる) ・水中で部位がダメージを受けた場合に気密維持判定を行い、失敗すると部位が「気密が破れて(部位の装備欄が全て機能しなくなる)」浸水する (装甲がない部位を水中に入れた場合、判定なしで気密が破れた扱いになり即座に浸水する)
Total Warfare環境までのアップデートで拡張されたルール(の一部)2/2 ■格闘に関する変更点 ・格闘の命中基準値は固定ではなく、操縦スキル値を基準としてそれぞれの格闘方法に設定された修正値を加える ・突撃/DFA(飛び降り)は「格闘フェイズではなく移動フェイズ時に決定する」 ・突撃/DFAの命中修正値は「攻撃側と防御側の操縦スキル値の差分で変動する」 ■熱処理その他 ・インフェルノ弾頭は命中した一発毎に、そのターンの熱計算フェイズで被弾ユニットに「2ポイントの熱を与える」 (複数発が当たった場合熱ポイントは累積する) ・火炎放射器は2ポイントのダメージを与えるか、2ポイントの熱を目標ユニットに与えるか射撃前に選択できる ・宣言することで次のターンにユニット背面から弾薬排出が可能 (排出ターン中は移動に制限があり、排出中に弾薬の搭載部位に背面から攻撃を受けた場合誘爆する) ■メック設計 ・設計時点で手駆動装置がないメックは棍棒と格闘武器を使用不可能、パンチの命中に+1のペナルティ ・設計時点で下腕駆動装置がないメックはパンチの命中に+2のペナルティ(手の修正も加えると+3) かつパンチのダメージ1/2(端数切り捨て) ・放熱器は形式を問わずエンジン出力25につき1個を内装(端数切り捨て)する (例:出力240エンジンは基本放熱器10個のうち9個を内装し、1個が装備欄にはみ出す 出力300エンジンは基本放熱器10+追加2で12個までを内装し、13個目から装備欄を消費する) ・すべてのSRM弾薬はインフェルノ弾頭を選択できる(SRM2限定ではなくなった) ■ユニット種別 ・可変メック(Land-Air 'Mech)は上級コアルールブックInterstellar Operationsでルールが実装され、絶滅していない時代でなら使えるようになった この新ルールでLAMを構築する時は装備欄を余計に必要とする軽量装備(XLエンジン、ES中枢、FF装甲他)が使用不可能
現行で最新ルール扱いのバトルメックマニュアル(Battlemech Manual)はTWと少しルール処理が変わっていて、 一番の違いがC3システムの処理。 なんとバトルメックマニュアルでは「C3ネットワークの観測機と目標機の間に射線(LOS)が通っていなくても射撃修正を利用できる」事になった。 間にレベル2地形や建物があっても、観測機と目標機の距離が3ヘクスなら 観測機と同じC3ネットワークに接続された機体は距離3ヘクス扱いで撃てる。 今までは敵の射線が通る近距離にいなければならず撃墜されやすかった観測要員の生残性が明らかに上がり、 C3システムの使い勝手が増したというわけ。 それ以外にも、バトルメックマニュアルにはメックごとの機種別特徴が上級ルールとして収録されているので必見。 特徴を導入すると逆に使い勝手が悪くなるメックもいるのでそっちの方が面白いかもしれない。
コピー製品が基本の国家だしダークエイジまで行けば中心領域随一の技術先進国だよ1!11 まあカペラが叩き落とされるフラグはしっかり立ってるけどな。
今まで気づかなかったけど、新星間連盟が氏族制取るということは五王家は程度の差はあれ氏族に敗北したのか 3250年代、ライラ共和国は政体保ててるのかな
王家に星間連盟を復活させるモチベーションはない(他のライバル全部蹴落として自分の一人勝ちしか狙ってない)から まあ氏族しかないわな。 問題はどの氏族が音頭を取ったのか。本拠地も何やってるかわからんし候補が多すぎる。
緩募:シュレックPPCキャリアーを安定して倒せるメック HBSのPCゲームで猛威を振るってるPPC戦車だけど、まともに相手するとオウサム級の火力だから インフェルノ弾薬積んだジャベリン複数機でジャンプしまくって距離詰めるぐらいしか思い付かん。
装甲はさほどでもないから、発見次第LRMで釣瓶打ち
正面からだとシュレックの装甲は車体正面24ポイント、砲塔28ポイントでそれぞれ中枢8あるから完全撃破には32〜36本。 LRMの5ポイントクラスターだと7〜8回同部位に当てる必要があり、側面に2回程度流れるとすると9〜10回。 カタパルトやクルセイダーの30本では1ターンキルに微妙に足りず、アーチャーの40本なら出目が良ければ辛うじて、という感じになるか。
HBS版でやってるけど、ストーカーに60本分LRM積んでなんとかしてる センサーロックした上で射線が通らないように動けば、こちらだけ攻撃できるのは大きい あとはResolveを使えば狙い撃ちできるから、こっちもPPC*3で一点集中とか (HBS版ではPPCの発熱が大きいからきついけれど)
あっちのアーチャーは「LRMが集弾しやすくなる」というシャーシ特徴持ってるからうまく使えばヴィークル狩り要員になりそうかな。
ダークエイジ展開に始末を付けるのは十年以上前から決まってる路線だし。 版権移動からのゴタゴタが聖戦を経てやっと片付く感じだな。
揚陸艦でもあり空母でもあり移動基地でもあるって感じだからなぁ
そういう代物が前提でなければ惑星侵攻なんてできないという話。 スペース制限から居住性はお察しくださいなドロップシップも多いが。
カペラのドロップシップは関帝とか竜王みたいな艦種名でわりと普通。 ウォーシップは鳳凰とか都市王(十王信仰の一人で地獄の大焦熱地獄を担当)でこっちも普通な命名。 中国人ネイティブがどう見てるかは知らんけど。
今後、ドロップシップはサブキャピタルウェポン以上の大きな技術革新あるのかな FTL航法積むことはありえんから現行の仕様のアプデとなると皆目見当つかない
宇宙技術はあまり派手になりすぎると陸戦が霞むし、あるとしてもジャンプシップ(ウォーシップ)の跳躍距離延長ぐらいじゃないかね。 今でもL-Fバッテリー使えば一日以内に最大30光年移動できるが、 それが標準的に45光年とか60光年跳躍できるようになったら継承国家主星の位置すら変わりかねない。
演算能力が制約なんだっけ?地球帝国レベルのインフラ再建されるまではその方面の発展は無理か
この後どんなストーリー展開にするつもりだったのか気になる案よね
この聖戦の展開だと、侵攻してきた本拠地氏族の統治の下で技術復興後、氏族制の崩壊戦国時代ルートかな
氏族本拠地はどのみちリーヴィング戦争に相当する内戦が起きるような書き方なので、 そこから復興して中心領域侵攻するとしても猶予時間がそれなりにあるはず。 破壊の規模と混乱が第一次・第二次継承権戦争以上に酷いし、 FASAのプロットラインでは聖戦後にタイムジャンプで環境リセットを行い、 3250年から過去を掘り下げる形で再開する予定だったんでは。
それなりに使えるんじゃないかな?アーバンLAM 都市とか狭くて遮蔽多いところとかで 他のLAMでもいいんじゃとか言っちゃダメ…
ランドエアメック形態で高速展開した上で、メック形態で都市部の待ち伏せに使う分にはそれなりに有効だろうな。 なおそのために必要なメックとASFの両技能を揃えたパイロットの育成コストは考えないものとする。
市街地回避されたら終わりそうだけど。 重要拠点専用の防衛部隊(と言うか火消し部隊?)としては面白いかも。 防衛のメインはそんなに拠点間を動かない歩兵や戦車だけど、増援扱いで役に立つかな? 都市マップって宇宙港とか工場で良いんだっけ?
流通拠点(大型倉庫)などへの襲撃、防衛も市街地カテゴリじゃないかな。 働く人間の通勤時間の関係上あんまり都市から離せない。
以前このスレでWiGE化だの水中用だのの話が出てたけど、LAMがイラストになるとは たとえ4月馬鹿ネタでもいいな
NSR-9J ナイトスター 重量:95トン シャーシ:ノース-GMヘビーTRQ パワープラント:ピットバン285XL 巡航速度:32/km時 最大速度:54/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:カロン ロイヤルスター ヘビー K型 武装: ノース-ストーム モデル7D ガウスライフル 二門 デファイアンス 1001 ERPPC 一門 デファイアンス P5M 中口径パルスレーザー 二門 エクソスター 小口径レーザー 一門 製造元:ゼネラルモータース、ノース-ストームテクノロジー社 主要工場:カシル、ソラリスVII 通信システム:テック バトルコム 照準・追跡システム:DLK フェイズドアレイ型センサー 概要 アマリス内戦の初期に、マローダーを操縦する前線指揮官達がアマリス兵側の特別な目標となっていた事が明白となる中で ナイトスターは誕生した。SLDFがこの指揮用重支援メックを発注した8ヶ月後に最初のナイトスターが生産に入ったのだが、 この機体はケレンスキーのエクソダスに続く第一次継承権戦争の犠牲となったのである――このメックは2箇所でのみ製造 されており、その両方が2786年に破壊された。新たなナイトスターが再び中心領域の戦場を闊歩するまでに、およそ2世紀 半を要した。 能力 ナイトスターはマローダーといくつかの設計上の特徴を共有している。とはいえ、20トン重い上に出力285の超軽量核融合 炉を持つナイトスターは、50トンを超える武器と装備を搭載する事が可能である――この重量には18トンに達するカロン製 ロイヤルスター装甲は含まれない。 この機体は全ての射程範囲で敵と交戦して破壊するために設計された。腕部に搭載された2門のガウスライフルには7トンに 及ぶ弾薬が供給されており、1門の射程延長型PPCと共にあらゆる射程で壊滅的な斉射を提供する。近距離を補完するのは一 対の中口径パルスレーザーと小口径レーザー1門である。14基のダブル放熱器がほぼあらゆる状況下でメックの冷却を維持 する。 しかしながら、恐るべき武器システムはこの有能で強力なバトルメックの一面でしかない。優秀なテックバトルコム通信シ ステムによって、(搭乗した)指揮官は隷下の部隊と連絡を取り合いながら展開中の作戦における全ての状況を認識し続け る事ができる。同様にDLKフェイズドアレイ型センサーシステムは――NAIS開発のアドオン式ターゲティングコンピュータ モジュール以前の製品としては――おそらく中心領域最高のバトルメック用照準追跡システムであり、パイロットにほとん ど超自然的な精度の致死的な武器砲列を与えている。 配備 もと連邦=共和国の両方で製造されているナイトスターは、AFFSとLAAF両者の中で一般的に見られる。ライラ側の国家は (製造)初期から氏族占領域沿いに配備される傭兵部隊にナイトスターを販売していた一方で、恒星連邦側はダヴィオン重 近衛隊のような主力部隊に一定数が割り当てられた後に、最も信頼できる傭兵にのみこの機体を販売し始めた。 派生型 ゼネラルモータースが製造する9FC型は、285XLエンジンを380XLエンジンに交換してナイトスターの速度を増加させている。 とはいえこれには代償が伴った。2門のLB10-XオートキャノンとCASE防護された弾薬4トンが巨大なガウスライフルに取って 代わり、レーザー砲列は3門の通常型中口径レーザーと交換された。1基の放熱器が取り外され、全13基の放熱器が大重量の エンジンに収められる事になった。 またノース-ストーム社は、当初はソラリスのアリーナ戦闘用の設計だった新しい9SS型を製造している。既存のナイトス ターを直接アップグレードしたこの型はジャンプジェットを装備した上で、2門のクラス20オートキャノン――右腕はLB-X、 左腕はウルトラ――と6トンの弾薬を搭載している。3門の中口径パルスレーザーと1門の小口径レーザーがその武装を締め くくる。 著名なメック戦士 アネット・レイランド准将(Leftenant General): 連邦=共和国内戦中、両陣営の指揮官達と兵士達は戦闘の中で残虐行為と戦争犯罪に手を染めたが、アネット・レイランド 准将の件ほど酷いものは存在しない。彼女はアクストン上で壊滅した第5連邦共和国RCTを指揮しており、(損害なしの)元 気な第5シルティス機兵連隊と対峙した際に、相手の機能を損なわせるため1ダース以上の核兵器を使用した。その後彼女と 第5連邦共和国RCTの残存部隊はマーレットに現れ、その惑星を去る前に別の核弾頭を使用し、少なくとも半ダースの核兵器 を持ったまま宇宙の暗闇に消えていった。彼女の首にかけられた2000万C-ビル近い懸賞金にもかかわらず、3065年初め以来 彼女と配下の残存部隊は確認されていない。 ジョン《ガラガラ蛇ジャック》カルトッパー: アストロカジーやデトロイト、ヘロタイタスのような荒野の惑星、あるいはフロンクリーチに所属する星々ではおなじみの 存在であるガラガラ蛇ジャックは、流浪の殺し屋であり、更なる保護を必要とする誰かに腕前を売り、たとえ給料が出ない 依頼の時でも無力な人々を食い物にする連中を喜んで片付ける。噂ではAFFC士官だった彼は大騒ぎ(連邦=共和国内戦)に うんざりして脱走し、一緒に彼のナイトスターを持ってきたのだという。彼が着ている寄せ集めのAFFC士官用制服はその噂 に信憑性を与えている。もっとも、彼が(本当に)士官だったのであれば当時は別の名前を使っていたようだ。 キックスターターで新デザインが出たのでやってみた星間連盟末期のマローダー系メック。 3050年代は氏族対策にガウス積んでる強襲メックが復活したり新設計で大量に登場したがこいつは比較的地味。 ガウス*2、ERPPC*1で長距離砲戦向きな上、ガウス弾薬は爆発しないしガウス本体に当たっても腕が落ちるだけなのでXLエンジン機にしては固いわりと嫌な公式設計。 弾薬もたっぷりあるので常にガウス撃ち放題。 ガウスやERPPCと武装は先進的なものの、エンドースティール中枢のような製造に専用施設が必要な部品がないので 技術ルネッサンス後の機体としては維持しやすい方(ただしメンテナンスは面倒)。 マローダーやマローダーII同様に手数が少ないが、ガウスの片方をシルバーバレットガウスに積み替えると解決できてしまう。 その上でガウス弾薬を1個減らしMパルス*2をERML*2にすればERPPCをヘビーPPCにできるので、比較的簡単な改造でダークエイジでも通用するスペックに化ける。
むしろアマリス内戦初期に必要だった理由がわからない。バトルマスターでよくね
>>50 ガウス二つとERPPCならバトマスのPPC(これがERPPCでも)に楽に勝てるんじゃない? 足が遅いから接近は楽だけど、耐える装甲もあるし。 本文に書いてある通り、SLDF的にナイトスターで置き換える対象機材はマローダーなので(フェロファイバー装甲とCASE付き1Rと2R)。 マローダーと同じ長射程スナイパーとして扱う想定だと、ナイトスターは遠距離火力が2倍で装甲防御力1.5倍。 製造元のノース-ストーム社は三連ガウスのサンダーホークも作ってた会社で、ナイトスターとサンダーホークの設計思想はほぼ同じ。 両機とも珍しいVariable Range Targeting特徴持ってる(おそらくこれと指揮官用のあれこれのせいで整備が面倒になってるんだろう)。
ああそうか、ここで言う前線指揮官は大隊レベル以上なのか。奇妙な先入観持ってた
氏族侵攻期に再生産されたナイトスターは傭兵にも販売されてて氏族技術使った個人カスタム機もある。 遠くに届く15点ダメージ武器を複数持ってるのは強い。 ちなみに32世紀ドラコ連合のテンシ・プライム仕様は実質ナイトスターと同火力でライトエンジン分耐久力やや増し。 ただしこちらはターゲティングコンピュータ持ちで「狙った部位にガウスとライトPPC*5を集中できる可能性」がある。
ダウンロード&関連動画>> VIDEO 最近ミニチュア紹介経由でメックを漁ってるが、ダークエイジ初出のドラコ連合製オムニメックのアヴァランチが琴線に触れた。 設定テキストでは不人気機種扱いのわりにゲームでは意外なほど使いやすいデータのメック。 通常型の核融合炉で壊れづらいのもいい。 ノヴァキャット純正の姉妹機ウェンディゴ(氏族技術で胴体コクピットとリフレクティブ装甲採用)よりも個人的には好き。 ぼーっとwiki見ててん?って思ったんだけどNekohono'oって猫炎でいいの? なんか誰がこんな名前を…?ってのがふいに出て来て腹筋に悪い
以前から「ぼーっと」「ふと見てたら」を枕詞に疑問系のデタラメ言う奴がいるのよ。 エキサイティング翻訳とかも同じ奴かな。
Mechwarrior5紹介してたり攻略してるサイト全然ないけど評判悪いの? 発売からだいぶ経ったからそろそろ情報集めて良かったら買おうかなって思ったらなんもねぇよ…
Steamに来るまで放置。 ストーリーが薄いというのは聞くな。
薄いのか、公式見たら年代長くて(これおっさんになるな…)って思ってたんだけど
メックのデザインが今風でカッコいいだけに、ストーリーの薄さは若干残念な気もする でもカッコいいメックを一人で心行くまで遊び倒せると考えればそれも悪くないわな
過去の設定の掘り下げも大事なのはわかるけれど、いい加減ダークエイジ片付けてほしい 悲劇の前振りして一年以上止められるときつい 新展開は、氏族侵攻や連邦=共和国内乱みたいな分かりやすい展開にしてほしいな
IlClanソースブック(以前からダークエイジを終わらせると予告されてる)も今年出ると書いてあるけど。
カタパルトやストーカーにシャークマウスペイントするのすっごい判る 俺でもそうする
緑に赤のラインって塗装の傭兵部隊が結構いるんだけどこいつらみんな正規軍の子孫なのかな? 気になって調べたら出自がはっきりしてないのが多いのに最後は氏族に叩かれて終わってるのが何と言うか認めてあげてよって
https://bg.battletech.com/forums/index.php?topic=69874.msg1622716#msg1622716 カペラ大連邦国の場合: コンコン[ノック音] どちらさん? マスキロフカだ。 マスキロフ… [ドアが内側に押し破られ秘密警察が突入し、銃声が鳴り響く] ライラ共和国の場合: コンコン どちらさん? ロキだ。 ロキの誰? [サイレンサーで消音された銃声、体が床に転がる湿った音、それを引きずる音] コンコン そこにいるのは誰だ? ヘイムダル。市民、よい夜を。 ドラコ連合の場合: コンコン どちらさん? ISFだ。 ISFの誰? 入念に畳まれた折り紙の鶴がドアの下から差し込まれる。開くとこのようなハイクが現れた 竜の眼は見ている 軽率な裏切り者よ もはや夜明けは訪れぬ 自由世界同盟の場合: SAFEは目標のドアをノックする前に道に迷うのでジョークが成立しないんじゃねーの? ノックノックジョークと引っかけた各国秘密警察小ネタ。 ライラ共和国のやつは政府組織のロキが口封じや拷問暗殺テロ等を「やりすぎる」ため(非常に悪名高い)、 ヘイムダルというロキに対するカウンター組織(ただし反政府ではない)が発生した事を知らないとよくわからないかも。 見に行って自由世界同盟のジョークがないと思ったら、枠外に置かれてることと悪乗りレスでさらに無能さ露呈されていて可哀想 恒星連邦とコムスターはどんな感じになるんだろう
恒星連邦は現実のMI6とかCIAになるんじゃないかなー
恒星連邦のDMIは「CIAとFBIとNKVDを参考にして作られた」とか書かれてるが、 国内はMIIOに任せて国外でスパイ活動や浸透その他非合法活動やってるから 恒星連邦の一般市民には実態がほとんど知られていない。たぶんそのへんもあってジョークにしづらい。 機能別に細かく組織が分かれてるのも特徴で、 ラビッドフォックス(MI6)はまあジェームズ・ボンドとかメタルギアとかSASみたいな事やってる連中。 DESTやロキ、デスコマンドと並び称されるのもこいつら。
恒星連邦→カペラ→カノープスってルートでかなり儲けれるんだな けどカペラ経由な時点でまともに出国できる気がしない
https://bg.battletech.com/forums/index.php?topic=21790.0 ドラコ連合好きへの質問と回答の古いスレッド。 向こうのバトルテックファン層にとって、ドラコ連合は「時には矛盾する様々な要素が併存していること」が魅力であるようだ。 ・日本的な主流文化vsスカンジナビア(ラサルハグ)やイスラム(アザミ)のような内なる異物 ・武士道と名誉の追求vs勝てなきゃ意味ねえんだよな実用主義 ・一対一の決闘vsC3システム(チーム戦専用装備) ・各軍管区の土地に強く結び付いた正規隊vs根無し草の浮動連隊(光の剣含む) ・自国産装備への拘りvs(高性能な)外国装備への憧れ などは確かに対立軸を意図して設定されているように見える。 傭兵の排除(企業経由の依頼など抜け道はある)や、「恒星連邦のように自由と正義の守護者面をしない」のが好き、と答えてる人もいて興味深い。 あとあっちの連中本当にニンジャ大好きだな。 リーヴィング戦争から氏族についてのレポートを抜粋。軍事力中心の計画経済システムのありようがなかなか面白い。 レポート#82A-33s「氏族社会」 宛 戦司教: 以前に提出されたレポート(#82A-21h)に基づき、私はペンタゴンワールドとケレンスキー星団でいくらかの時間を使い氏族の微妙な バランスを調査しました。これは興味深い社会学的経験であり、国許であればほぼ博士号の学位に相当するようなものです。データと、 他のさらに哲学的な考察をいくつかの補遺に含めてあります。 氏族が居住する惑星の大半が過酷である事に疑問の余地はありません。現在の氏族は、ケレンスキーが居住可能惑星が異常に少ない恒 星間の“砂漠”エリア内の惑星を選択したのは、彼の“子供たち”があらゆる障害―自然でさえも―を克服するための試練だったとい う見解で一致しています。彼等は星間連盟期のテラフォーミング機材の助けなしではかろうじて生存していく事しかできませんでした (そして多くの場合、そのような環境改変がない事で本当に苦しんでいます)。ヨークとヴィントンを除いて、環境が100%持続可能な 状態の惑星はありません。 これらの惑星上における氏族の飛び地は、惑星の主要環境の中で最も生き残るチャンスが高い場所の周囲に集まります。通常これらの 都市に居住する大部分は下層カーストです。また、それよりも過酷な気候に位置するいくつかの飛び地があります。想像は付くでしょ うが、そのような場所に住む大半が戦士カーストと彼等の支援を担当する者達です。これら戦士用の基地は大抵、登録済みのブライア ンキャッシュ(ペンタゴンワールドの場合)や、専用の火砲基地、または商人カーストの倉庫区画の付近に置かれる傾向があります。 とはいえ今述べたような陣地のすぐ近くに大規模な都市が位置する例もいくつか存在します。 この結果、氏族が居住していない大規模な帯状地域が存在しています。これらは人跡未踏というわけではありません。このような地域 の多くは氏族の訓練と神判のための戦場として利用されます。そして下層カーストの噂によれば、そこはダークカーストの小グループ が蠢く温床であるようです。 氏族の飛び地システムは複雑です。通常大半の場所はある限定された業務のみを行います。例をあげると、ハントレス上のルーテラは スモークジャガーの遺伝子貯蔵庫が主軸となった飛び地でした。都市の住民の大部分はその巨大施設の活動と日常業務に何らかの形で 関わっていました。施設が破壊された事で、ルーテラは完全にゴーストタウンになりました。第二星間連盟の大使館施設が置かれた事 である程度は回復しましたが、大使館維持のために必要な民間人の活動は以前の貯蔵庫のそれよりも明らかに縮小しています。 この主な例外は惑星の首都です―中心領域と名称は同じですが、同じ意味ではありません。惑星の首都はそこを占有する氏族の主要な 飛び地に位置しており、通常は工業や産業、輸送、そして星系を管理する氏族の官僚システムが含まれます。そういうものであるため、 いくつかの惑星には複数の首都が含まれます―これらはどの氏族が神判で勝利したかに基づいていつでも変更可能です。これにより、 星系に不慣れな者達が混乱を起こす可能性があります。 したがって、各氏族の持続可能性は、どのように生産と加工や輸送を行って軍事力を維持していくかと同時に、その氏族が持つ飛び地 の民間カーストにどのように適切な衣食住を提供するかの微妙なバランスに基づいています。これらの状態に責任を持つのは商人カー ストであり、氏族のバランスを維持し続けるために常に見積もりを立てて予測しその他複雑な計算を行っています。これらは全て氏族 のHPGネットワークで相互接続されており、意思決定者にほぼリアルタイムのデータを提供します。
できる限り単純化した例として、仮にフロッピーラビット氏族のバビロンにある鉱山施設Xで、装置Aの製造に必須のアンオブタニウム [訳注:架空材質]が掘り尽くされたとしましょう。氏族はドゥームペンギン・オムニメックを作るために大量の装置Aを使用します。 これを知らされた氏族の商人カーストは二つの選択肢に直面します。一つは鉱石の採掘ラインが新たに確保できるまで装置Aの生産速 度を低下させる事、もう一つは生産を維持できるように別の氏族のアンオブタニウム備蓄(もしくは鉱山)を神判で確保する事です。 商人は費用対効果を考慮した上で、別の氏族から備蓄を獲得しなければならないと決めます。隣の星系にあるマウスバット氏族の鉱山 施設はアンオブタニウムとアンビリービウム[訳注:これも架空]を生産しています。通知を受けた戦士カーストは所有の神判を発動し、 ラビットは防衛するマウスバットに勝利します。現在、ラビットは装置Aの生産を維持する事ができ、そして自分達で使う時まで備蓄 しておくか、あるいは他の必要物資の取引―最近確保した飛び地に必要な食料輸送―に出せる余剰のアンビリービウムを持っています。 一方でマウスバット氏族は現在二つの鉱石施設から切り離されており、この状況を是正するために氏族に何が必要であるかを決定する 自分達のプロセスを実行しなければなりません。 この例で見てもらったように、ある氏族が行うであろう単純な神判は確実に氏族宙域全体に波紋をもたらし、様々なカーストのレベル においてより小規模な神判を引き起こします。このような波の連鎖が止まる事は決してありません。どの氏族も過剰生産を行いません。 ケレンスキーの原則に従う氏族の構成員にとって“ぎりぎり足りる”状態を維持する事が重要だからです。必須資源を商人カーストが 監視し続ける事は、氏族の短期及び長期的生存に決定的な影響を及ぼします。HPGネットワークの故障や飛び地区画の一つに壊滅的な 損失が出るなど、どんな種類の大規模な混乱であれ、単一の惑星上のみならずその氏族の全惑星を麻痺させる可能性があります。 これはこのシステムが突然の災害や予想外の事態に全く対応できず、それによる影響範囲と損害が劇的に増加する事を示します。この 例として、2912年にロンデルホルムでスモークジャガーに対して起きた反乱があります。そこで起きた比較的小さな飢饉は連鎖反応を 起こして派手な反乱に至り、そして氏族の労働者と商人カーストが暴力的に鎮圧されました。皮肉にも、下層カーストを広範囲に虐殺 した事で現実問題として食料の需要が低下しました。あるいはこの事例は、スモークジャガー戦士達がイメージされているよりも正確 に経済学を把握していた証だったのかもしれません。 このようなバランスを制御するのは困難な事象です。多くの氏族はかろうじて月単位の運営ができるのみです。ジェイドファルコンや ウルフのようなこれらの氏族では、下層カーストは資源を防衛したり製造レベルを維持するために必須の資源を取得する神判において、 本拠地に置かれた最小限の部隊に重度に依存しています。ウルフ以外の全ての中心領域氏族は、どうにか本拠地での影響力を維持し続 けられるように調整を行っており、中心領域に送られる戦争資材は最小限です(ウルフ氏族は例外的に、飛び地で作られた戦争資材を ジャンプシップ船団に積み込んで絶えず中心領域の戦士達に発送し続けています)。ダイアモンドシャークはその商業的な性質の故に、 バランス維持の達人です。彼等は自分達の一族の必要分と同時に、他の氏族が欲しがる資材を十分な数量で製造管理する事が可能です。
中心領域で活動する氏族達は、本拠地におけるこのようなバランス調整問題とは明白に無縁です。その代わり彼等は別の事柄、つまり 星間連盟や様々な王家に遡る理想を堅固に確立した中心領域社会を自らに組み込むという挑戦を行っています。征服した惑星において 工業力のアドバンテージを得た一方で、氏族の統治は監督機関として機能するように修正され、惑星間のバランスを維持すべく様々な 産業に監督者を置いています。氏族戦士が“劣った”中心領域製の武器と装備の利用について一顧だにしない事は、少なくとも我々の 見解では、特有の社会的要素が氏族の軍事力に対する歯止めになったといえます。それらの既存産業を利用しない代わりに氏族基準で 一新する―そのような計画を実行するスキルと知識を持つ下層カースト構成員が足りないため、プロセスは長く厳しいものとなる―事 を選んだこれらの氏族は、征服に十分な軍事力を築き上げる中で自らの両足を縛りました。 氏族本拠地は剃刀の刃の上で際どく成り立つ社会経済機械であり、氏族が自らに刻み付けた質素な生活を維持し続ける精密なバランス の実例です。氏族は数世紀の間この微妙な平衡状態を維持してきました。そして明白なストレス要因が加わらない限り、今後もそれを 継続するだろうと考えられます。 -エリオット・ワント退役中佐 星間連盟大使館員:氏族社会/連絡要員部門 3066年10月5日 連投制限と文字数制限に引っかかってた。面倒すぎる。
これ読むに氏族が居住惑星を積極的に増やさなかった理由もそもそも植民に必要な余剰リソースがなかったからというオチでいいのかな
>79 最後の段落を訂正。 「ウルフ以外の全ての中心領域氏族は、どうにか本拠地での影響力を維持し続けられるように調整を行っており、戦争資材以外は最小限しか中心領域に送られません (ウルフ氏族は例外的に、飛び地で作られた資材をジャンプシップ船団に積み込んで絶えず中心領域の戦士達に発送し続けています)。」
>81 クロンダイク作戦ソースブックの星図とリーヴィング戦争直前の星図を見比べると、「あれでも増やした方」なんだこれが。 まあその大半が無理矢理住むしかないクソ惑星ばっかなんだけど。
増やしてあれなのか。技術はあっても工業・経済力がないと本当にきついな 聖戦後の辺境でも新たな入植惑星作るかどうかで揉めて脱退騒ぎ在ったし
人口が少ないと本当にどうにもならんので。 加えて細かく分かれた氏族間の相互闘争によって「テラフォーミングに資源使って環境改善するより、それをやって消耗した別の氏族から惑星ごと奪う方が効率良くね?」 という力学が働くので、下層カーストを増やすインセンティブが機能しない→社会規模拡大がゆっくりとしか起きないというわけ。 ゴリアテスコーピオンはこの点、地域で最強の武力を持っていたのでヌエバ・カスティーリャの占領統治に邪魔が入らず 数世代後に教育を受けた大量の人材など見返りがたっぷり得られたという事になるかな。
32世紀のダークエイジにおいて、中心領域氏族は「氏族技術への拘りと依存」が薄れているようで、 混合技術メックを平気で製造配備したり商品にしている。 この傾向はそれまでの製造施設を放棄して自由世界方面に移住したウルフ帝国で特に顕著。 聖戦後は中心領域側も氏族装備を普通に買ったり少数ながら製造できるようになったわけで、氏族侵攻当時のように 「二線級は3025年技術、一線級は3050年技術なため、氏族が中心領域メックの製造施設を鹵獲してもラインを完全に作り直さないと使い物にならない」 状態ではなくなったのが一因と思われる。 スフィア共和国は氏族レベルの技術使って中心領域最強の混合技術メック作ったったぜー、とイキってたが 皮肉なことに氏族側も同じ手法で純粋な氏族技術メックだけでは足りない「頭数」を揃えてきたのだな。
聖戦後、軍縮の中で生き残るべく各地の工房は純朴な傭兵たちをだまくらかそうとあれこれ売り込みをかける一環? でも傭兵さんにお仕事なければお金回せませんよ……( ゚д゚)ハッ! 聖戦中評判良かった傭兵を正規軍に取り込むために仕掛けた罠の方がありそうw
海賊退治の仕事なんかはむしろ聖戦後の方が盛んになってると思う。 核や生物兵器の巻き添え食らって壊滅した部隊や、ワード側について辺境に逃げるしかなくなった連中とかが大量に出たから。
技術復興で海賊や傭兵崩れなんかもそれなりにいい装備してそうなのが厄介ね
聖戦後になるとセキュリティメックを使う企業や商人も増えるからなあ。 アービターやクアジット、サリッサは「民間人(商人)の自衛用」として違法にならない範囲の武装だし、 高級機は買えないが当座の戦力が欲しい貧乏傭兵向けのニッチには内燃機関メックのレイダーがぴったり。
これうっかり転倒したら大惨事だよね 「うっかり」レベルで転倒するような弱々ジャイロ積んだメックとか、そら手配した側も悪いよなってなるけど。 でも地震やら地鳴りやらで揺れたらって思うと、ちょっと不安ではあるな。
その玉座の間の護衛メックには精鋭パイロットが乗ってるし、なんと王宮に侵入した自由世界同盟の暗殺者から執政官を守った事すらある。
対人兵器のなさそうなグリフィンでは、暗殺者相手だと踏み潰すしかないな
護衛メックの交代考えると55tメックが歩いても傷つかない床か ライラは贅沢だなと思ったが行政史悦であると同時に防衛施設であること考えると当たり前だった
なお後の世だと玉座の右手側にデファイアンス、左にウォーハンマーが配置された上で 玉座の間の護衛にフェンリル四脚バトルアーマー分隊、王宮の門番としてファフニールが追加されている。 この護衛メックは伝統的に近衛兵連隊(ロイヤルガード)から腕利きかつ執政官に忠実なパイロットが選出されるという設定。
だから何で玉座周りにメック置くの!バトルアーマーだけでいいでしょ?
「大きい事は良い事だ」のライラ共和国だからかな。 シュタイナー家ソースブックで王宮の改装に合わせてそういうサプライズをやった執政官がいたと設定されて、以降数百年間ライラの伝統的光景になってるんだわ。 カトリーナ・シュタイナーとメリッサ・シュタイナーが2機のグリフィンの間にいるイラストもある。 ちなみにグリフィンが選出される近衛兵連隊(ロイヤルガード)はライラ防衛軍(ライランガード)とは別組織だが、 大鳥博士のリプレイでは両者を混同してるデマ記述があるので注意。
ライラのロイヤルガードが55d使ってるってだけで妙な違和感に襲われてしまう… どうやら俺もライラの貴族みたいな重さ=強さ主義に染まったようだ
スコーピオン帝国のハンザ征服読んだけど ウマイヤやヌエバカスティーリャとの統合上手くいったんだな リーヴィング戦争の補記でコヨーテ氏族がデマばらまいて ウマイヤがウルバリンという情報流して不和煽ってたが 潔白を証明できたということか
他の氏族なら不和がずるずる長引いたかもしれないが、 ゴリアテスコーピオンには遺跡の発掘調査が本業と言っても過言じゃないシーカー部隊がいたからなあ。 10年もしない内にルーツ発見して公知したんじゃね。 ウマイヤがおそらく元SLDFなのは間違いないが、どこから来たのかはペンタゴンワールドのSLDF残党勢力含めて候補が多すぎる。 中心領域に残ったが、継承権戦争で滅びた星から住民ごと深辺境に逃走した部隊なんかもあり得そうだし。
過去にこのスレで言及されてたね。麻薬で紐づけになった精鋭の小規模探索チームと ただ霊感得るために自発的に使ってるとしか思えないのがあの探索キチ 氏族全体で何か変。ノヴァキャットと比べても(彼らは直感からくる情報分析をポジションチェンジの名分)実用性が
傍目から見ればエキセントリックだが 探検や発掘でもたらされた深辺境の星図や忘れさられた施設、 SLDFの記録や戦術・技術の情報は全氏族でも一番保持してそう
昨年出た小説でフィデリス周りアプデあったんだ スモークジャガー残党がかなり生き残っていて深辺境に拠点築いたあげくゴリアテスコーピオン撃退してたとは 聖戦時にワードがウルバリン氏族と勘違いして勧誘にきたのは草
フィールドマニュアルからゴリアテスコーピオン氏族の混合三連星隊をリスト化してみた。 【強襲三連星隊(アサルトトライナリー)】:重強襲メックとエレメンタルを組み合わせ、都市環境などで待ち伏せを排除しつつ攻撃の先鋒となる。 バトルメック :2個星隊 バトルアーマー :1個星隊 航空宇宙戦闘機:なし ユニット数合計 :メック10、BA25 【戦闘三連星隊(バトルトライナリー)】:軽〜重ユニットを組み合わせ、様々な状況に即応可能。 バトルメック :1個星隊 バトルアーマー :1個星隊 航空宇宙戦闘機:1個星隊 ユニット数合計 :メック5、BA25、ASF10 【防護三連星隊(ガードトライナリー)】:エレメンタルを主軸に、様々な重量のメックを支援に付ける拠点貼り付け要員。 バトルメック :1個星隊 バトルアーマー :2個星隊 航空宇宙戦闘機:なし ユニット数合計 :メック5、BA50 【特技三連星隊(スペシャリストトライナリー)】:オムニ戦闘機に輸送されるエレメンタルで目標地点に強襲降下する空挺部隊。 バトルメック :なし バトルアーマー :2個星隊 航空宇宙戦闘機:1個星隊 ユニット数合計 :BA50、ASF10 【打撃三連星隊(ストライカートライナリー)】:地上では軽〜重メックで嫌がらせ攻撃を行い、空では航空優勢の確保と偵察を優先する。 バトルメック :2個星隊 バトルアーマー :なし 航空宇宙戦闘機:1個星隊 ユニット数合計 :メック10、ASF10 【指揮三連星隊(コマンドトライナリー)】:指揮官の護衛、あるいは手元に置いてすぐに動かせる増援や偵察要員。 バトルメック :2個星隊+2ポイント(メック2機+BA10体+ASF2機で変則の複合星隊を構成) バトルアーマー :2ポイント 航空宇宙戦闘機:1ポイント ユニット数合計 :メック12、BA10、ASF2
ゴリアテスコーピオンは混合三連星隊を組み合わせて星団隊を構成するので、ユニット統一された純粋な三連星隊を使う氏族よりも保有戦力がわかりづらい。 というわけでこちらもリスト化。 【ハッサー星団隊】:惑星規模の偵察と敵戦線後方への襲撃向け。 三連星隊の構成:打撃*3、特技*1 ユニット数合計 :メック30、BA50、ASF40 【ウーラン星団隊】:機敏に動ける地上部隊。攪乱向け。 三連星隊の構成:打撃*2、戦闘*2 ユニット数合計 :メック30、BA50、ASF40 【ドラグーン星団隊】:攻防どちらにも使える汎用部隊。 三連星隊の構成:打撃*1、戦闘*2、防護*1 ユニット数合計 :メック25、BA100、ASF30 【キュイラッシャー星団隊】:機動性の高い重騎兵部隊。 三連星隊の構成:戦闘*2、強襲*2 ユニット数合計 :メック30、BA100、ASF20 【グレナディアー星団隊】:航空宇宙戦闘機を持たない防衛戦用の部隊。 三連星隊の構成:防護*3、強襲*1 ユニット数合計 :メック25、BA175 【カテラン星団隊】:速度と局地的な打撃力に特化した首狩り部隊。 三連星隊の構成:打撃*1、戦闘*1、特技*2 ユニット数合計 :メック15、BA125、ASF40 ※ゴリアテスコーピオン氏族は全ての星団隊に指揮三連星隊を付けて合計5個三連星隊にしていたが、 蠍ヶ帝国の星団隊は指揮三連星隊を使わず4個三連星隊編制。理由は不明。 【ピンサー星団隊】:蠍ヶ帝国になった後に採用された、正面戦闘用のメック偏重部隊。 三連星隊の構成:指揮*1、強襲*3 ユニット数合計 :メック42、BA85、ASF2 参考までに「典型的」な氏族星団隊はオムニメック三連星隊、エレメンタル二連星隊、航空宇宙戦闘機二連星隊、(たぶんメック)三連超新星隊で、 ユニット数合計はメック30、BA125、ASF10となる。 ゴリアテスコーピオンの星団隊は通常よりもASFが多めに含まれていて、 打撃三連星隊所属機が防空と敵戦闘機の排除、戦闘三連星隊所属機が地上攻撃、特技三連星隊所属機が空挺作戦と地上攻撃兼業という感じ。
ヘリオン銀河隊は当然のごとく 軽量級・中量級のユサール星団隊やウーラン星団隊主軸か
シーカー銀河隊は混合三連星隊ではなく通常の氏族編制に近い5個三連星隊を使ってるが、 おそらくこれはシーカー任務に分派したり戻ったりして銀河隊への出入りが多いからだろうな。 メックだけ、エレメンタルだけ、ASFだけの三連星隊などであれば、1個星隊分を遺跡探しに抽出とかやってもそこまで支障はない。 混合三連星隊(諸兵科連合部隊)でこれをやると残った部隊の連携が崩れてしまって面倒な事になるはず。
GRM-01A ガルム 重量:35トン シャーシ:ジョンストン 二脚 L-25-a2 パワープラント:オムニ175 巡航速度:54/km時 最大速度:86/km時 ジャンプジェット:ローリングス80-ベータ ジャンプ能力:150メートル 装甲:ジョンストン デュラウィーブ6000 フェロファイバー 武装: ミドロン エクセル 5SG 1門 フェデレーテッド LRM-10発射筒 1門 製造元:ジョンストン インダストリーズ 主要工場:ニューシルティス 通信システム:リンクス-シュール4.5 照準・追跡システム:シンクトラッカー(55-42071) 概要 北欧神話の冥界の入口を守護する番犬の名前を付けられたガルムは、連邦=共和国の火力小隊のための軽支援メックとして設計された。 この分野は数世紀にわたって高名なヴァルキリーに独占されており、AFFC(連邦=共和国軍)の象徴ともいえるメックとガルムは競合 したのである。この二つのメックは似通った能力を持っていた。しかしながら、その重火力にもかかわらず、ガルムは限られた成功し か収める事ができなかった。売れ行きの大半は傭兵部隊といくつかの辺境国家だったのである。タウラス協定の惑星ミスロンで、数個 小隊のガルムが海賊の襲撃を手際よく払い除けたという報告が入った時、ジョンストンインダストリーズはこのモデルの製造を止める 寸前だった。これらの報告に注意を向けたAFFC軍当局は、その部隊のいくつかのためにガルムを発注したのである。 能力 同じ重量帯の他のメックよりもやや軽装甲なガルムは、新開発のミドロンエクセル5SG級オートキャノン[訳注:LB-5X]による長距離打 撃能力を持つ。オートキャノンと対になるフェデレーテッド10ショット長距離ミサイル発射筒により、このメックは軽い敵の装甲を離 れた所からすばやく削る事が可能である。ガルムはまた高い運動性を持ち、大半のより重い偵察機に追随できるだけの地上速度がある。 ガルムに装備されたジャンプジェットは必須となる優位性を追加する。 ガルムは2個の完全に機能する手を持つ。本来の設計には含まれていなかったのだが、ジョンストンの技術者達は、現代の戦場におい て重要性が増している装甲歩兵のを考慮してそれらが必要になるとした。この両手は油断ならない山岳地形を踏破する際にジャンプジ ェットを補完している。 配備 製造開始後の数年間、ガルムはほとんどAFFC軍には流入しなかったが、カオスマーチで商売を行う複数の傭兵部隊が買い手となった。 近隣の辺境国家であるタウラス協定がその防衛軍のために複数期分の生産を拾い上げた時、ガルムは大きなチャンスを掴んだのである。 その後AFFCはこの設計について真剣に考え始め、前線部隊を充足させるために数百機を発注したのだった。 派生型 ガルムの派生型の一つは標準モデルと同じぐらい人気がある。この01B設計はオートキャノンを射程延長型大口径レーザーに換装して、 1トンの装甲と2基の放熱器を追加している。残った重量はLRM-10発射筒にアルテミスIV火器管制システムを取り付けるために使われた。 この設計はメックの長距離からの打撃力を保持しているが、放熱器の追加にもかかわらずパイロットに慎重な熱管理を強いている。 恒星連邦製の、対メック戦闘の観点からすると訳解んねーメック設計のひとつ(おそらくVTOLや軽車輌を遠距離から砲撃する専用機)。 装甲は3.5トンしかないので前線に近付くと即死する。中心領域製エンドースティールとフェロファイバーを同時に使っているため、 スロットが全て埋まっていてダブル放熱器化もできない逆に凄い設計。
ヴァルキリーだとスポッターとして機能したがこれはどうなんだろ 重量級メックに小物相手させるのは勿体ないとは言え 氏族侵攻後はBMに立場奪われそう
直接戦闘以外のガルムの利点としては、通常型の核融合炉だから機体価格が安い事かなあ。 LB-5XとLRM10でそれなりの長距離火力と対空能力を持ってて2821410Cビル(導入技術のウィットワース2828934Cビル、ハチェットマン3111990Cビル)で、 5/8/5で重騎兵メックと足並み揃うと考えると、大部隊ならもしもの時の防空要員として買っておくのもありなんでなかろうか。
傭兵星で言及されてたショートストーリー「Redemption and Malice(懺悔と悪意)」を読んでみた。 Betrayal of Idealsで明確にウルバリーン贔屓の作者だし、提示される情報からは主人公達がウルバリーン氏族の末裔と推測できるけど、 あからさまに「謎の正義の味方」ムーヴ過ぎて逆に胡散臭い。 ・Clave(クラーヴェ)なる所属集団の存在と秘密を漏らさない事が何よりも優先される(ほとんど宗教的) ・クラーヴェを率いているのは「長老たち(Elders)」 ・戦士としてサークルの中で戦ったという主人公の過去は氏族の「対等の輪」を想起させるが、火力集中は特に気にしてない(相手が海賊だったからかも) ・主人公とその助手は古戦場を発掘して古いバトルメックの部品や装備を回収する任務を帯びている ・かつて「勝った直後に敗北があった」過去から主人公達には勝利を祝う習慣がない 羅列するとこんな感じ。 一つよくわからんのは、この惑星のSLDFと辺境世界共和国が戦った古戦場に「辺境世界共和国のゼウス」の残骸がある事。 ライラ共和国がゼウスを開発するよりも前に辺境世界共和国は滅びてるはずなんだが、何かRetconでもあんのかねこれ。
ゼウスは辺境世界共和国からライラ共和国が盗んだということになるのならそれはそれで楽しみ
辺境世界共和国のランページと設計似てる疑惑もあるからなあゼウス。 あと主人公のモノローグでアレクサンドル・ケレンスキー将軍に「偉祖父(Great Father)」という敬称使ってるので ウルバリーンでなかった場合でも氏族に近い文化で育ったと思われる。中心領域と辺境人は普通そんな呼び方しない。 海賊の超肥満体女ボスと対峙した時に「こいつ会った事があるエレメンタルよりでかいぞ」とも仄めかしてるし、 ウルバリーン殲滅後の氏族と何らかの繋がりがあるのも確定(エレメンタルの遺伝子が実用化されたのは黄金世紀以降)。 やたら秘密主義な面から、実はグリーンゴースト関係者でしたオチもありそうだが。
疑似宗教に頼ることで組織規範維持してる集団多くね?秘密結社や反主流派組織は特に
宗教的権威による絶対的な服従関係と、「限られた人間以外は重要な情報を知らされない」組織内のセキュリティクリアランス整備が相性いいんじゃないかな。 ストーン失踪後のスフィア共和国(の聖騎士)も、言ってしまえば「アーサー王的な、いつか帰還する英雄への信仰」で動くように組織設計されてる。 スフィア共和国の連中にとって目覚めたストーンのお言葉は「神託」なので、それを疑わず受け入れる一方だと読み物として面白くないから 手術の後遺症で偏執的になってるタッカー・ハーウェルが対立視点として配置されたんだろう。
NG-C3A ナギナタ 重量:95トン シャーシ:アルシャイン101a級 パワープラント:ピットバン285 巡航速度:32/km時 最大速度:54/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:デュラレックス ヘビー スペシャル(CASE付属) 武装: コベントリ スターファイア LRM-15発射筒 3門 ローズライト2 射程延長型PPC 1門 製造元:インディペンデンス兵器廠 主要工場:クエンティン 通信システム:ギャレットT19-G(C3コンピューター連接) 照準・追跡システム:キャッツアイ5(アルテミスIVシステム連接) 概要 ドラコ連合は3050年に革命的な指揮/統制/通信(C3)コンピューターを完成させていた。この驚異的な現代技術によってメックと小隊 の射撃精度及び内蔵機器の目標捕捉能力が増大した。全般的に優れた氏族技術すらこのシステムとは比べものにならなかったのである。 しかしながら費用がかかる事、そして改装に時間が必要とされた事により、この新型の強力な戦場技術は5年の間ほぼ全く使用されて こなかった。インディペンデンス兵器廠が3055年にC3コンピューターが不可欠な設計のメックを提案した時、ついにその状況は変化し たのである。彼らがプラットホームとして95トンの強襲メックを選んだ事で、新型機の役割は明確に指揮用火力支援ユニットとなった。 インディペンデンスは古代日本の長柄武器にちなんで、このメックをナギナタと名付けた。 能力 ナギナタの心臓部はC3コンピューターである。インディペンデンス兵器廠はこの最重要システムを中心に適切な兵装群を組み立てた。 このメックの主兵装は3門のコベントリ スターファイア長距離ミサイル発射筒で構成されており、連接したアルテミスIV火器管制シス テムが精度を向上させている。ナギナタはまた別の長射程武器を搭載しており、ローズライト2射程延長型PPCは信頼性の高い予備武装 となっている。莫大な発熱に対処するため、左腕のPPCの隣には2基の倍強度フリーザー[訳注:ダブル放熱器]が取り付けられている。 配備 DCMSはこのユニットを可能な限り迅速に供給する事の重要性を過小評価したわけではなかった。ナギナタはまず第12ディーロン正規隊、 第11ベンジャミン正規隊、第17ガレドン正規隊、それらと同様に複数のゴースト連隊に配備された。しかしながら、DCMSがC3システム に好感を持つ方向に潮目が変わった理由はナギナタではなかった。システム利用が最終的に主流に至るまでには、数年にわたって展開 した三つの情勢が存在していた。 第一に、C3マスター専用メックの登場に続いて利用可能になった一連の現地改修が人気を博し、そこにはパンサーやグランドドラゴン、 アトラス等の尊敬される設計へのスレイブ機器搭載、さらにはハタモト-ヒやカタナのような設計へのマスター機器搭載が含まれてい たのである。第二に、(C3装備の)基礎が確立したDCMSはブルドッグ作戦で初めてこのシステムを大規模使用した。スモークジャガー 氏族に対して、このシステムは破壊的な潜在能力をはっきりと見せ付けたのである。最後に、ホヒロ・クリタと悪名高いゲンヨウシャ がシステム受領の承認印を捺した。ゲンヨウシャは中隊よりも上のレベルの指揮小隊がC3を装備していた事から、キアンバで華々しい 大勝利を収め、シュイラーを残忍な処刑場としたのである。 ゴーストベアー=連合戦争の時点で、ナギナタはこの衝突に関わる連隊のほぼ全てに配備されていた。
派生型 ゴーストベアー=連合戦争の真っ只中にあって恒星連邦の部隊が国境の奥深くまで踏み込んできた事により、DCMSは二正面作戦の不利 をこの技術で埋め合わせるためタイショー――完全1個中隊の(C3)指揮能力を持つバトルメック――の増産を要求した。生産割当を 達成できなかったインディペンデンス兵器廠はナギナタの現地改修キットを考案し、3063年半ばに大量出荷を開始したのである。この 改修によってNG-C3Aは2基のC3を搭載したNG-C3Bとなり、LRM発射筒1門を犠牲にするのと引き替えに、射程延長型の中口径と小口径 レーザー、そしてECM能力を獲得する。 最近になって出現した珍しい新派生型のNG-C3Cは、C3マスターと2トンのLRM弾薬をC3スレイブとジャンプ能力に置き換えている。 著名なメック戦士 レイニー・シマズ中佐(Chu-sa): レイニー・シマズは恵まれた環境で甘やかされて育った。ヤクザ親分である父親は、半ダースの世界の中でも最高の学校の入学許可証 を彼女に与えるための出費を惜しまなかったのである。“淑女”になる事に何の興味も持たなかった彼女は、その全てを投げ出した。 強運に守られているかのように見えた人生は、父親が権力の座から取り除かれた時に一転して滅茶苦茶になり、彼女は逃げ出さなけれ ばならなかった。それから彼女が第9ゴースト連隊の一員として現れるまでの間の記録は存在していないように見える。しかしながら、 彼女はその素晴らしい指導力をもって連隊全員を率いる事を成し遂げたのである。 3058年7月に第9ゴーストは大統領の暗殺を未遂に終わらせる重要な役割を演じたのだが、部隊の大半が破壊された。その後のオトモの 粛清(構成員の多くが暗殺の試みに関与していた)に伴って第9の生き残りがその穴を埋め、数十年前に始まった大統領へのヤクザの 献身を継続したのである。 トモエ・サカデ――セオドア・クリタ大統領の妻――の死後、彼女が乗っていたナギナタはセオドアを救ったシマズの働きへの感謝と して、シマズ中佐に「永久に」遺贈された。シマズは現在オトモの第3大隊を指揮している。 「C3マスター搭載を前提に設計された最初のメック」であるこのナギナタのロールアウトは3055年。ドラコ連合はC3システムを開発した勢力ではあるが、 それが諸手を挙げて迎え入れられたわけではないという話。 C3システムを使っての撃墜は原理上「共同撃墜」になるわけで、個人スコアを伸ばしたいサムライ志向のDCMSメック戦士は氏族を前にしてもシステム導入を嫌がり、 ブルドッグ作戦で大勝利するまでシステム開発から10年近く渋ってたというな。 ナギナタ自体は非常に優秀なメック。ドラコ連合メックにもかかわらずちゃんとCASE装備してて標準エンジンで生残性が高い。基本は後方に陣取ってLRMとERPPCを撃ちまくる機体。
オトモはタカシが死んだ時点で解体すべきだったのを残すから黒龍会に与されたんでセオドアの自業自得としか そういう話じゃないか パイロット個人の技量を重視するドラコでC3コンピューターが開発されその有益さが実証されたことは セオドアの改革路線が連合内部で主導権を握る上で大きなポイント その象徴がナギナタなのでガチグミされてる(キャサリンの主導したメックと比べようw)
ナギナタよりも前にC3マスター装備が可能だった改修機は、MULで年代順に見ると ・ハタモト-ヒ(HTM-CM) ・サイクロプス(CP-11-C) ・アトラス(AS7-CM) が3050年 ・ハタモト-チ ダニエルII(ダニエル・ソレンソン専用カスタム) が3052年から利用できるが、全部シングル放熱器なんだよなこいつら。 老舗のルシエンアーマーワークスをさしおいて、外様で新参のインディペンデンス兵器廠が DCMSにC3前提メックを売り込みシステムまとめ買いで大成功したのが3050〜3060年代にかけての面白いところ。 メタ的にはこの年代で新武器新型機を出しまくる都合上、各国のメック製造業者を充実させておく必要があったからだろうが。
HEL-3D ヘリオス 重量:60トン シャーシ:オーバーロード Mk.3 エンドースティール パワープラント:ピットバン240 巡航速度:43/km時 最大速度:65/km時 ジャンプジェット:スウィングライン X-1200 ジャンプ能力:120メートル 装甲:台江(Taijian) スターシールドII 武装: ミルダグラス《エンペラーボーンズ》シリーズ ガウスライフル 1門 ブレイズファイア ロングショット 射程延長型中口径レーザー 2門 ミルダグラス《デューク》SRM6発射筒 2門 製造元:セレス金属産業 主要工場:ウォーロック 通信システム:セレス スーパーコム3 照準・追跡システム:ウェントランド ギガトラック 概要 3029年にキャンダス・リャオ女公が聖アイヴス協定をカペラ大連邦国から(乱暴に)切り離して以来、配下の軍事指揮官達はずっと彼 女の国家の軍事産業を拡大するよう圧力をかけていた。氏族侵攻までの間、彼女は連邦=共和国から購入するユニット数を補う程度の 協定の限られたバトルメック生産能力に満足していたのである。しかし、この状況は氏族の到来で変わった。 ヒルドコとスターコープスが、おのおの星間連盟時代の証明済みの設計を迅速に再生産するべく動く一方で、セレス金属の技術チーム は新型の重バトルメックを設計するため聖アイヴスの軍士官達と緊密に連携した。既にブラックジャック・オムニメックを製造してい たウォーロックで、セレスが新しい施設を完成させる事が可能になるまで数年間ヘリオスの設計は不遇をかこっていた。コムスターが 施設にひっそりと融資を行った事により、ヘリオスの製造ラインは4本に増えたのである。 能力 ヴィクターやエンペラー、ピラジャーのような設計が運用されている聖アイヴス軍は著しく重い。これらの設計機種には相当な火力が 乗るが、その一方で現在製造されている中で最も高く付くバトルメックに分類されている。ヘリオスはそれら高価なユニットのための 低価格な“護衛機”として構想された。そういった理由から、この機体に高い運動性は求められなかった。その最高速度はヒルドコの ピラジャーをわずか20km/h上回るに過ぎない。同様に、その任務プロファイルにおいて至近距離での戦闘が発生する事はほとんどない と考えられたので、設計者達は搭載する装甲防護を最小限とした。以上の理由から、メックの質量のおよそ半分が武器と弾薬のために 残されたのである。 ほぼ協定で作られた装備だけで構築されるヘリオスは、この機体が守るメックを補完するよう設計されている。ヘリオスの主要打撃力 となるのはガウスライフルであり、その射程で交戦した敵ユニットに相応の代償を支払わせる能力が与えられている。一対の短距離ミ サイル発射筒と中口径レーザーが至近に迷い込んできた敵を撃ち倒す追加の火力を提供する。 ウォーロックの工場をセレスが拡大した際に、ヘリオスの基本構成はわずかに変化した。コムスターの追加融資によってセレスには、 2門の通常型中口径レーザーに替えて新型の射程延長型中口径レーザーを自由世界同盟から購入するため必要な資金が供給されたので ある。新型武器の十分な備蓄が確保され次第、既に運用中のヘリオスも改造される予定になっている。
配備 このメックの最初の2期分の生産により、ヘリオスは聖アイヴスのバトルメック連隊全てで運用されている。3期目の生産の半分がコム スターに予約されており、スモークジャガー氏族に対する戦闘で被った損失を埋めるため使われる事は疑いようがない。 派生型 近年のドラコ連合との取引を踏まえて、二つの派生型が急ぎの生産に入った。キャンダス・リャオはこれらの派生型について、新たな 武器が聖アイヴスの兵士達に渡り彼女自身の軍隊の能力を引き上げる事、そしてドラコ連合へのセレス製品の販売が聖アイヴス経済に 金銭的恩恵をもたらす事を望んでいる。最初の派生型は、C3コンピューターリンクの余地を作るためレーザーを1つ取り除いたもので ある。このバージョンはC3試験部隊の一部としてこれまで二回しか確認されていない。二番目の派生型は、強く望まれていた2トンの 装甲を追加した上で、武装を完全に一新している。1門の射程延長型PPC、1門のMRM-20、そして3門の通常型中口径レーザーによって、 このメックは効果的な近距離ブロウラーに転じた。 今回はマイナー機をやってみた。第四次継承権戦争でカペラから独立した聖アイヴス協定の国産メック。15トン重いヴィンディケイター的な機体。 本文にあるように、高火力の強襲級メックに随伴する「数合わせ」として設計されたのがヘリオス。製造開始から数年後に聖アイヴス自体がカペラに再吸収されるが、 このメックは後々まで使われ続けている。 安くあげるためかエンジンは標準の核融合で、ジャンプジェットはあるが4/6/4でしかなく低速。装甲は頭以外の各部位でガウスライフルを一発止める事ができる程度(胴中央のみAC20対応)。 火力は9Kヴィクター並みでガウスライフル依存。右腕が落ちるとほぼ撤退するしかなくなる。 ドラコ連合に輸出されたHEL-4Aは胴体と脚がAC20を止められるようになり、放熱能力も高く毎ターン全力射撃を狙える使い勝手のいい派生型。 有効射程まで近付けるかどうか微妙なところだが。
実用性はよくわからんが一つ言えることは他勢力が鹵獲しても使い様ないね これ、車両と共同運用で弾除けに使われる機体ってことでしょ
中心領域だとプロジェクトフェニックス後のスコーピオンSCP-10Mが一応この戦術を使える。 ただし相手メックが距離を詰めてこない前提。 ビシャモンとか高速な四脚はいるが、そいつらは射程が短い武器しか積んでないから「射界の不利を補えるように距離をとる」事ができない。 バリウスは氏族の軽量かつ長射程武器だから実現できてるって所か。
ボウマン 重量:70トン シャーシ:BMH-7型 エンドースティール パワープラント:超軽量350核融合 巡航速度:54/km時 最大速度:86/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:HH34型 通常フォージド 武装: クラス16 アローIV 重ランチャー 1門 XX型 《ロングボウ》 LRM20発射筒 1門 7Jaシリーズ 射程延長型中口径レーザー 3門 対人ポッド 4門 製造元:ナイルズ複合産業施設イプシロン 通信システム:CH4M連接 パターンイオタECM機器 照準・追跡システム:オメガ-IXバージョン TTS 概要 製造から一世紀が過ぎたボウマン支援バトルメックは、氏族の中で珍しい存在である――各々の氏族の二線級部隊や、ソラーマ部隊の 範囲においてさえも。ヘルズホース氏族のみがそれなりの数量を備えているように見え、このメックが彼等の諸兵科連合主義にとって 有用な資産であるためと考えられる。だが実際のところ、ボウマンは氏族スタイルの戦闘様式においては廃れた技術の名残に過ぎない ものであった。 トカーシャ・メックワークス陥落直後の2900年代中盤にヘルズホース氏族が設計製造を行ったボウマンは、氏族の防衛ユニット増強を 狙った突貫メック構築プログラムの目玉だった。その特徴的な2連装のアローIVランチャーは、この設計の特性を「逃げながら撃つ」 ものとしたため、見える距離で敵と戦いたがった氏族メック戦士達を怒らせた。そのためダーウィン・ラッセンネッラ氏族長はもっと 直接戦場に関与できるように改修を命じたのである。 能力 70トンの重量にエンドースティール構造と超軽量エンジンが組み合わされたボウマンは、良好な地上速度を持つ一方で主兵装のために 十分なスペースを残している。原型は腕と脇腹に搭載した一対のアローIV砲列を中心にしていたが、氏族の戦闘の好みに妥協して左側 の砲列は1門のLRM-20に交換されている。余ったトン数はボウマンの脚部の対歩兵防御に注ぎ込まれた。 しかしながらこれらの変更は氏族メック戦士の欲求にうわべだけ従ったものであり、個人の栄光を求めるメック戦士にとっては不十分 なままだった。アロー用の交換可能な4トン分の弾薬庫は、複数種類の弾薬を使い分ける柔軟性を提供する。その一方で、弾薬供給が アローIV用弾薬の1/4しかないボウマンのLRMは控えめな火力と言うしかない。この機能は主砲の使用をむしろ促進しており、なるべく なら応射が難しい距離で使うのがせいぜい最良の活用である。 左腕の3連装のER中口径レーザーはミサイルシステムに唯一のバックアップを提供する。これらは軽メックや戦闘車輌、あるいは歩兵 を阻止するには十分だが、メック戦士が激戦の中で手柄をあげるのは困難である。
配備 運用困難になって退役する星間連盟設計や戦闘損失を置き換えるため、毎年ホースによってわずかな数のボウマンが製造されている。 通常は二線級銀河隊の防衛要員の星隊に割り当てられるのだが、まれに1機か2機が迅速な砲兵支援を必要とする一線級部隊の指揮官に よって“借用される”場合がある。奇妙な事に、ボウマンは新進気鋭のメック戦士用の訓練メックとしても扱われており、シブコ達が 合格するかどうかに関係なく“子馬たち”の砲戦適性を確認するために用いられている。他の氏族の中ではボウマンは非常に珍しく、 大抵の場合はソラーマ部隊における現地改修機の素材として確認されている。 派生型 このような非常に人気のない設計において基本シャーシの派生型はよく見られる。最もよく知られている派生型はアローIVシステムを 取り除き、もう1門のLRM20と3トンの弾薬に交換した上で、ER大口径レーザーと4基のダブル放熱器を増設している。 アーチャーやロングボウのような「弓」の名前を冠した間接曲射砲撃用メック。 高速展開できるアローIV搭載機で自衛能力も十分あるこの砲兵メックはSLDFなら必須機材にしていただろうが、残念ながら氏族戦士にとって 「戦果が個人スコアにならないアローIV」は不人気装備通り越して左遷も同然の機材なのだった。 本文中に書かれているようにほぼヘルズホース専用メックだが、なぜかゴリアテスコーピオンと蠍ヶ帝国が一定数持ってる(MULとハンザ侵攻のRATにある)。 ナーガより装甲がまともなので支援砲撃中に奇襲を受けてもそう簡単には落ちない。 ここに書いてない派生型には、ATM9とHAG20とターゲティングコンピュータを積んだ直接戦闘向けのボウマン3(聖戦中ロールアウト)、アローIVを2門積んだ原型のボウマン4がいる。
32世紀にグレイデスのひ孫とリコル公爵の孫がいるのがわかったけど、 グレイソン死んで以降バトルテックから離れた人はべつに戻ってこないだろうな感。
グレイデス軍団の再建はPCゲーネタに留まると思っていたが、カノン入りしたんだ ただ32世紀も傭兵は茨の道だからなー
グレイデスのひ孫兄妹は傭兵じゃないしリコル公爵の孫の方が傭兵だから先祖と立場が逆だな。 つーか、アブドゥン・リコルと背後にいる黒龍会はクリタ家と氏族を攻撃するのを優先してるから ライラ防衛に専念してるグレイデスの子孫と関わりようがない気が。
黒龍会は3150現在もクリタ家と敵対してるの? 現大統領は軍事の管領の傀儡で管領は黒龍会シンパだと思っていたので 黒龍会はドラコ保守派層で反氏族、反ISFと理解が間違い?
マツハリ・トラナガは「腑抜けたヴィンセント・クリタより俺の方がもっとうまくドラコ連合を『強い国』にできる」と考え暗殺で排除した 成り上がりの陰謀家で、黒龍会とはまた違うっぽいんだよなあ。 伝統主義的ではあるが、必要ならウルフ竜機兵団のような傭兵(ドラコ連合社会の傭兵蔑視の特性は変わってない)も使い倒す実利的な人間という印象。 あとキヨモリ・ミナモトが軍事の管領の権限使って黒龍会の影響力を高めようとした流れは聖戦から第二次ゴーストベア=連合戦争までで終わってるので、 管領トラナガが実は黒龍会でしたは二度ネタになるという読み。
あけおめ。 当座の大氏族はウルフ氏族のようだが「中心領域の六大氏族評議会の合意を取り付けた」んであって、 本拠地氏族は絶対に合意しないだろうな(本拠地のスターアダー以下が生きてればの話)。
ウルフ竜機兵団、放浪ウルフ氏族とフィデリス、氏族保護領。ここらへんもどうなったか、竜機兵団以外全部滅びてそう
フィデリスはスモークジャガー氏族に戻ったそうだが、スフィア共和国の隠密特殊部隊やってた経験が 「スモークジャガー氏族の戦士階級の民間カーストの扱いの下手さ」を矯正できたかは微妙な気がする。
六氏族評議会は本拠地の連中は相手しねーと言ってるが スコーピオン帝国はどういう扱いになるんだろうか ノヴァキャットや放浪ウルフと同じ枠か
各種ネタバレスレッドを眺めている限りでは ・スフィア共和国の究極的な崩壊(帰ってきた英雄ストーンは時代に取り残された虚像でしかなかった) ・政治的手腕を活用してうまく立ち回ったウルフ氏族が地球を獲得して勝利したが損害も大きい (更にアラリック自身にキャサリン由来の陰謀こねくりまわすせいで敵を作る不安定要素がある) がHour of the Wolfの要点で、 それぞれ地球侵攻を計画しているであろうドラコ連合とカペラ大連邦国はスポットが当たってないっぽい。 つまるところ「大氏族による中心領域統一」はまだ途中って感じ。 ゴリアテスコーピオンはシーカー部隊が中心領域に遠征して来てるみたいだから、今後の展開によっちゃウルフ帝国に協力する目もあるのかね。
スフィア共和国はなぜ成立出来てそれからわずか80年で崩壊したのかだれの視点で説明はいるのかな このまま共和国崩壊で終わるとストーンはともかくヴィクターの道化ぶりが非常に悲しい そいいう立ち位置のキャラとは言えヴィクターさんもっと幸せに生きられても良かったんじゃないかな
なぜ成立できたかは「聖戦の戦後処理」じゃない? カペラ大連邦国を除いて、どの国も戦後にブレイク保護領を制圧併合するやる気も余力もなかったから、 寄せ集めの合同軍を率いたストーンに後始末を投げた。 ストーン達は聖戦の大破壊の報復を恐れるブレイク派の穏健だった連中や旧コムスターの残党を手駒にできて、 マスターも戦司教もいなくなったブレイク保護領(≒地球帝国版図)の統治を事実上引き継いだのがスフィア共和国。 ヴィクターは前半生が過酷にも程があったし(連邦=共和国の統治者どころか内戦を経て引導渡した当人)、 故郷を追われたとはいえスフィア共和国で余生送れたのはまだマシな人生だったんじゃないかねえ。
正直アラリックが華々しく途中退場する悪役で、ストーンが時代遅れの理想に殉じ適当なところで自己犠牲退場する英雄ポジ 様々な不遇を乗り越え覚醒したマルビナが本命だとERA出た時には思ってました
ANV-3M アンビル 重量:60トン シャーシ:デュラライト 314 エンドースティール パワープラント:ヴラー300 巡航速度:54/km時 最大速度:86/km時 ジャンプジェット:チルトン365 ジャンプ能力:90メートル 装甲:ジョラッサ-325 武装: スーテル プレシジョンライン 大口径パルスレーザー 2門 マーテル 中口径レーザー 2門 製造元:自由世界防衛産業 主要工場:ギブソン 通信システム:データコム50(ガーディアンECM連接) 照準・追跡システム:ダイナテック1122 概要 当初は独立した“ブロウラー”として想定されていたアンビルは、開発中にその任務目的が大幅に変化した。初期テストの後で技術者 の一人が、まだ無名のこのメックと製作途中のスティングレイという設計(の能力)が被っていることに気付いたのである。技術者の 分析を吟味した後で、自由世界同盟は二つの設計の要素を統合し、スティングレイをアンビルと改名した。 ハンマーと組み合わされたアンビルは、幅広い射程の武器を見せ付けつつ十分な機動力で遮蔽地形を突破する、効果的な戦闘コンビの 片割れとなった。ハンマーの長距離火力で装甲を弱体化させられた敵メックは、それから至近距離でアンビルの致命的な高精度大口径 パルスレーザーに向き合わなければならない。 能力 最初に実戦投入された時、アンビルにはエンドースティール中枢やダブル放熱器、そしてガーディアンECMをはじめとする自由世界同 盟で利用可能な最先端の先進技術が組み込まれていた。さらにアンビルは高度に先進的な主武器を搭載しており、通常型のマーテル中 口径レーザー2門に支援された、一対の大口径パルスレーザーが胴体の両側に搭載されている。このメックは接近戦における運動性を 強化するために限られたジャンプ能力を持つ。その装甲と動力炉に使われている技術は(武器などとは)対照的に、第四次継承権戦争 よりも前のものとほとんど変わっていない。 配備 パイロット達がそれらがぴったりのチームである事を見出して以来ずっと、アンビルとハンマーは連携使用された。そのためアンビル が単独配備される事はめったにない。ハンマーと同じく、アンビルは自由世界同盟のあらゆる場所で多くの中隊にばらまかれており、 特にアンドゥリエン公国で見つかる。ハンマーとアンビル(鎚と鉄床)の組み合わせは、連邦=共和国のサーナ境界域への電撃強襲で あるゲレロ作戦と、スモークジャガーに対する戦役で有効性を証明した。しかしながら後者において、氏族の技術的な優位が中心領域 メックを激しく脅かし、アンビルのECMシステムとアンビルのパイロット達の粘り強さのみが中心領域の勝利を可能にしたのだった。
派生型 実戦投入から10年が過ぎたアンビルはいまだ効果的なメックであるにもかかわらず、技術的な洗練度合いにおいてはより新型の設計と システムに大きく後れを取っている。自由世界防衛産業はFWLMにとってのアンビルの有用性を維持するため、工場改装や改修キットを はじめとしたいくつかのオプションを検討している。 検討中のオプションの一つは、より求められている追加装甲のため3基のジャンプジェットを除去するものである。もう一つは大口径 パルスレーザーを中口径パルスレーザーに格下げして、浮いた重量を追加の武器かジャンプジェットに回すものである。ある技術者は ガーディアンECM機器を取り外すことを提案したが、この改造はメックの価値を著しく下げてしまう。TAGシステム搭載のために中口径 レーザー1門を取り外す現地改修は人気があり、工場改装として提供されるようになった。これによってこの敏捷で打たれ強いメック は間接砲撃の観測員を務めることができる。いくつかのFWLM最前線部隊がそのようなアンビルを最低1機持っており、そのパイロット は軌道爆撃を要請する(適切な)技術を学ぶためFWL海軍に暫定出向している。 最後の最も徹底的な工場改装オプションは、エンジンを出力240の融合炉にダウングレードした上でMASCと組み合わせており、大口径 パルスレーザー1門とダブル放熱器2基、そしてジャンプジェットをアローIVシステムに交換している。残った大口径パルスレーザーは 射程延長型大口径レーザーに取り替えられ、同時に2門の中口径レーザーは射程延長バージョンにアップグレードされている。 著名なメック戦士 サリー《絶望的(Terminal)》マクドナー少佐(Force Commander): アンビルを前線観測要員として使用する訓練を受けた最初のパイロット達の一人である気性の激しいサリー・マクドナーは、砲兵中隊 とFWL海軍の協力を初めて提案した。ハントレス戦役のレポートを利用した彼女は、観測要員達を使った手順を開発し、演習で彼らを テストした。彼女のコールサインはその際に調整ミスが起きて、マクドナーの位置に軌道-地表の実弾射撃が行われた事から始まった。 彼女とスタッフはこの事故を生き残り、観測員と砲手の両者は貴重な教訓を学ぶ事となった。その時以来、FWLMでは偶然あるいは故意 に自分を巻き込む通常もしくは軌道砲撃支援を行うことが“マクドナーのキス”として知られているのである。 シリアン・ラナーク大尉: シリアンホールド[訳注:第四次継承権戦争で連邦=共和国に奪われた、自由世界同盟の地方政府Sirian Concordanceの惑星群]からの 難民として生まれた――珍しいファーストネームはこのため――ラナーク大尉は、彼の父祖の世界の解放をずっと主張してきた。期待 外れのゲレロ作戦に続いてシリアン槍機兵隊が反乱を起こしかけた後で、ようやくラナークがシリウスとプロキオンの遅すぎる解放に 参加できた事は、トーマス・マーリックとFWLに対するラナークの見解を捻くれた物とした。槍機兵隊の司令部スタッフに割り当てら れた彼は、現在海軍との連絡要員として仕えている。情勢(シリアンホールドの指導者に関するものも含む)に対する不満は彼の長年 の信念の多くに疑問を抱かせ、解放された惑星で志を同じくする人々を探し出す事になった。SAFEはこの“解放の英雄”を厳重に監視 しているが、その活動が同盟政府に対する不信で妨げられている事に気が付いた。
自由世界同盟メックは「チームプレイ」を前提に設計される事が多く、このメックも30トンのハンマー(ヴァルキリーもどきのLRM支援機)とコンビを組む前提で設計された。 なお後のリードアウトを読む限りハンマーとアンビルは「失敗例」扱いらしく(ハンマーが根本的に火力不足と考えられる)、イーグルとヨーマンのコンビが新たに提案されている。 コンビの有効性はともかく、単品で見ると突出したスペックは特にない地味メック。やや装甲は薄いが速度はほどほど、大パルス*2を安定して撃てるので近距離でそこそこ強い。 自由世界同盟軍はこのメック投入のすぐ後にセミガイデッドLRM弾頭を実用化しているので、TAGを持ってるANV-6Mを前線観測機にするのはほとんど定番コンボ。 本文に書かれているようにTAG持ちのアンビルはアローIVや軌道爆撃との連携も可能。
乙 30トンでLRMじゃろくに撃て無さそうというのに 開発中に気が付かないものなのか・・・
ハンマーの武装はLRM5(アルテミス付きで弾薬2トン)*2とML*3なので、カタログスペック上はヴァルキリーに勝る。 まあジャンプできないんだが。
ダークエイジに出てこないので地味な聖戦時のウルフ氏族専用メックを一丁。 ブラッドリーパー 重量:70トン シャーシ:W4型 エンドースティール パワープラント:280XL核融合 巡航速度:43/km時 最大速度:64/km時 ジャンプジェット:BMP シリーズXV ジャンプ能力:120メートル 装甲:アドバンスド/3 武装: 22型 射程延長型PPC 2門 ジェネラルシステムズ ヘビー中口径レーザー 2門 CC 6連装アドバンスドタクティカルミサイル発射筒 2門 製造元:W-7施設 主要工場:ウェインガルテン 通信システム:ビルド1685 タクティコム 照準・追跡システム:ビルド2 CAT TTS 概要 ウルフ氏族の最新型バトルメックは、これらの侵攻派達がどのように将来を見据えその在り方を変えたかの興味深い表れとなっている。 戦いへの向き合い方として、狡猾さと機転、そして決断力は長きにわたりウルフの特色となってきたが、最も狡猾な者でさえも最終的 には戦の代償を支払わなければならないのである。ヴラッド・ワード氏族長は、氏族を率いるために象徴を駆使する価値を巧みに証明 してみせた。ウルフ氏族が血統とマシンの能力を証明している一方で、純粋主義者のワードは氏族軍の中に多数のウルフ以外の設計が 存在する事を憂慮していた。彼は優れた戦士ならば劣ったマシンを使っても勝利すると知ってはいたが、彼の観点からすれば、たとえ それが最下級のウルフ戦士だったとしても無価値なマシンをあてがう事は氏族の遺産への侮辱に等しかったのである。そのため、彼は ケレンスキーの遺産を継承する者達を弱めるあらゆるものを淘汰すると固く決意していた。 典型的な大勝負に出たワードは、配下の科学者カースト幹部に対してウルフ(戦士)達が馳せ参じる象徴となる武器を鍛え上げる難題 を命じた。仮にその努力が不十分であれば、氏族長は手ずから製作者達をその不出来なマシンのコクピットに押し込み戦場で破壊する だろうと誓ったのである。大評議会の場で大氏族長の生命を(文字通り)押し潰した男からの要求に、科学者達は死に物狂いとなり、 そして彼らの努力は報われたのであった。 能力 この設計特有のスローガン[訳注:機体名のことか?]は特に奇妙であり――そして新型ユニットはそれを裏付ける大砲を持っていた。 象徴的なツンドラウルフの設計と同様にブラッドリーパーはまぎれもない二線級メックだった。その設計パラメータで重視されたのは 生残性、衝撃力、コストと確立済みの技術である。大成功した複数の設計機から最良の要素を引っ張ってくる事によって、この新たな マシンはツンドラウルフとは別の手法で氏族の歴史に敬意を表した。 設計チームはウルフが歴史的成功を収めたマッドキャットのシャーシと中枢設計を大いに参考にした。彼らはまた、いくつかの補完的 要素を実証済みのブラックホークの中枢から引用する事を選んだ。一対のATM発射筒が複数の射程における柔軟性を提供するかたわら、 打撃力を優先して複数のER PPCが選択された。恐るべき武装を支援するのは近距離で手強い一撃をもたらすヘビー中口径レーザー2門 である。一線級の氏族オムニに比べれば低速だが、標準型のこの機体は柔軟性を高めるジャンプジェットを持つ。 ワードは、彼が厳しく要求した「狡猾さの証となる柔軟性、敵に血を流させる牙、残忍な戦闘に耐えうる皮膚」をブラッドリーパーが 満たした事に満足した。彼の配下の戦士達は典型的な氏族の態度として、これを二線級マシンに足を引っ張られた上でも彼らが勝てる かどうかを試す挑戦状と受け取った。
配備 3079年に最初のブラッドリーパー星隊が砲火の洗礼を受けた。ヘルズホースの三連星隊が、ウルフ主力部隊から逃れるために側面迂回 してテストされていない試作機部隊の間を通り抜けようと目論んだのである。ブラッドリーパーに誘引されている事に気付かなかった ホース達は罠にはまった。ブラッドリーパー達は大半が軽中量級だったホースのマシンに食らい付き、ホースのメック2機のみが戦闘 から撤退できたのだった。 その2週間後のウルフ氏族評議会において、ヴラッド・ワードはケレンスキーに選ばれし者達にふさわしい氏族軍を鍛え上げる計画の 概略を示し、ホースとの戦闘映像を提示した。彼の発表は次のようなものだった。「ウルフの最も弱いマシンを使っていたとしても、 我らの戦士達は敵より優れている」 続けて彼は、ウルフの精神は誰であろうと更なる挑戦を行って勝利した者を歓迎すると述べた。 ワードの(挑発的な)呼びかけはギャラクシーコマンダー全員からの割り当て要請を促し、加えて氏族長はコマンダー達に「ウルフに ふさわしくない」とみなされているユニットの交換用にブラッドリーパーを供給すると提案した。極めて短い期間でブラッドリーパー の生産は記録的な数に至ったのである。 新型メックの最初の発送を受け取ったのはアルファ銀河隊で、それらは主としてブラッドネームを持つ戦士達に割り当てられている。 ブラッドリーパーはマッドキャットやツンドラウルフといったウルフの象徴的なマシンの一つにすばやく加わった。 派生型 最初のリーパーから1年後に登場した二番目の派生型は、腕部に搭載した中口径パルスレーザー2門のために4基のジャンプジェットを 降ろしている。より重厚な火力を持つこの派生型は、オーバーヒートしないために倍の慎重さが必要となる。高火力故にこのモデルは 決闘や階級の神判で人気があり、標準型と同等かあるいはそれ以上に生産されている。 まず前提として、ウルフ氏族は侵攻当初から中心領域でメックを作らず、氏族本拠地からとんでもなく長い補給線を伸ばしてやりくりしていた ……リーヴィング戦争が起きるまでは。 侵攻派のウルフ氏族は拒絶戦役からの再建もまだ完了してないのに、資材全ての供給が途絶えた上に 聖戦で中心領域占領地の重要施設も核攻撃くらってる状況でヴラッド・ワード氏族長が打った手の一つがこのメック。 他氏族のメックや中心領域製品すらも鹵獲して使わざるをえないために混沌とした侵攻派ウルフ氏族軍を機種統一して兵站を簡素化する意味もある。 氏族戦士的には一線級のオムニメックを割り当てられる事が名誉で二線級バトルメックに乗るのは腕が微妙なやつ扱いなんだが、わりと口が回るヴラッドは 「ほーん、ケレンスキーの末裔たる者、三倍の敵相手に立派に戦ったこの二線級メックで戦果出せないわけがないよなあ?」と焚き付けたわけ。 ブラッドリーパーの外観は「角張ったティンバーウルフ」。ウルフ氏族の象徴と化した半トーテムメックのティンバーウルフに似ているので これに乗ったウルフ氏族戦士の士気も落ちづらい、という所まで計算されている。 戦時急造機だがプルーフ済みのティンバーウルフとノヴァの設計を参照したおかげか不具合もなく、腕の可動範囲が広かったり少しメンテをサボっても動く頑丈な機体。 設計担当の科学者カーストはよく頑張った。 難点があるとすればATMの弾薬搭載量が多すぎる(計6トン60射)ことと、スロット限界で単純な装備追加がほぼ無理なことぐらいか。 とはいえ3ヘクス以内に入るとATMのHE弾頭とヘビー中口径レーザーで相当な火力が出るので近寄りたくはないメック。
メックの評価とは別な疑問だけど >大評議会の場で大氏族長の生命を(文字通り)押し潰した男 この顛末について詳しく知りたい。ジェイドフェルコンがウルフを吸収し再独立されたときの話かな? どのサプリ/小説で描写されてますか
その時の話。小説の「Malicious Intent」に入ってるエピソードで https://www.sarna.net/wiki/Clan_Jade_Wolf#Rebirth で大枠が確認できる。 拒絶戦役の後始末で、ジェイドファルコン氏族長エリアス・クリッチェルが大氏族長に選出された直後に ヴラッドが「異議あり! そもそも戦士として不適格な奴が大氏族長になるのはおかしいだろう?」と述べて決闘で白黒付ける事になり、 議場内でクリッチェルを踏み殺した。 この大逆転がなければジェイドウルフは後の(スターアダーに対する)ストーンライオンのような立場に置かれてただろうから、 侵攻派ウルフ氏族にとってヴラジミール・ワードは大偉人。 >>157 thx. メックで踏み殺したのかと思ったら人間同士の格闘戦で首踏み砕いたのか >この大逆転がなければジェイドウルフは後の(スターアダーに対する)ストーンライオンのような立場に置かれてただろうから、 >侵攻派ウルフ氏族にとってヴラジミール・ワードは大偉人。 自分は贔屓の対象が放浪ウルフ氏族の方だったので、ワードを低く評価していたけれど業績は凄い人なんだ 前任者の評判はどうなんだろう。やっぱり守護派の理念重んじるあまり、氏族を捨て駒に使った(しかも敗れた)点で無能扱いかな そもそもレオ・シャワーズ大氏族長がリバイバル作戦に全氏族を投入せず、有力氏族だけで中心領域に侵攻した時点で失敗が確定してるので (スターアダー氏族長のカシウス・ンブタとウルリックは気付いてたが大評議会の決定はそうならなかった)。 大氏族長としてのウルリックの業績は文句ないと思うよ。 ツカイードの戦いでウルフ氏族は唯一勝ってるし、戦闘が行われる前にちゃんと警告もしてる。他の氏族は無視したが。 ウルリックの失脚は「ツカイードでウルフ氏族が勝ちすぎた」ため他の大損害を被った氏族のような新陳代謝が起きなかった事に 若手(ほぼ侵攻派)が不満を持ったのが最大の理由なので、政治はままならないものである。
戦争の時代(AGE OF WAR) この節の表題に「戦争の時代」という用語を使うのは適切ではない。ここで特記された設計のいくつかはこの時期に登場したものでは なく、それらの中には数世紀後の星間連盟崩壊まで影も形もないものが含まれている。とはいうものの、大半の情報はバトルメックの 誕生と原始的(プリミティブ)な戦闘テクノロジーが現代的なものに発達していく重要な移行の時期を取り扱っている。 この文書を十分に理解し、書かれた時代における妥当性を確かめるには、古代のいくぶん曖昧な歴史を更に掘り下げなければならない。 地球同盟 地球同盟の結成は、科学的な努力における多くの進歩の先触れとなった。しかしながら、小さな国々は強大な国民国家によって食い物 にされていると感じたので、最初の世界政府は持てる者と持たざる者の間の亀裂に脅かされていたのである。デイモス計画(最終的に カーニィ-フチダ・ジャンプドライブを開発した)の開始はこの状況を悪化させるだけだった。この計画に必要な資金と資源の大半は より裕福な国家群から来ていたものの、貧しい小国達は税の増加を更に厳しく重いものと感じていた。デイモス計画の成功と恒星間に おける植民地化の開始はこれらの不満を軽減した――少なくともしばらくの間は――それと同時に多くが“同盟のくびき”から逃れる 好機を掴んだのである。 けれども、初期の植民地化は爆発寸前の不満を再加熱した。地球同盟の代表権は資産と人口に基づいており、アメリカ合衆国は人口の 上位五位に入り、そして人口一人あたりの資産が最も大きい国家として同盟政府に極めて大きな影響力を及ぼすことができたのである。 これはデイモス計画に最高と最悪の両面で貢献し、アメリカ合衆国はその影響力を駆使して地球の近くの最も良い世界を(植民先に) 選べるようになった。 拡張は次の世紀も変わらず続いた。しかし、同盟の高圧的な戦術――最も強力な加盟各国に扇動されていた――は災害的な結果に至り、 2236年に周辺部の植民惑星デネボラが独立を宣言したのである。反乱を抑え込む同盟の企ては大失敗に終わり、その結果として政権は 新たに保守党に委ねられた。彼らは即座に30光年を越えた先のあらゆる開拓植民地との繋がりを断ち切ったのである。孤立主義者達が 定めた苛酷な規制は、暴虐から逃れようとする市民達の大波である最初のエクソダスを作り出した。 この負のスパイラルは悪化する一方だった。2310年までに同盟は自らばらばらに引き裂かれており、各代表国はその力で同盟の様々な 政党を後援してお互いに戦っていたのである。このような国民国家の策謀による分裂に嫌気がさしていたジェームズ・マッケナ提督は 権力を奪取するとそれらの国家群と有害なナショナリズムのあらゆる痕跡を破壊し始めた。それにもかかわらず、このいくつかは現代 においてもコムスターの地球運営部門における半ば分離した行政区として生き残っている。だがマッケナが新たに地球帝国を創設した 事により、地球における国家群と世界政府間の権力分立は完膚なきまでに根絶された。 国民国家対文化 マッケナによる変化の例は、アメリカ合衆国とその影響を受けた地球にほど近い最良の植民世界で見付けることができる。これにより、 それ以外の国々は植民世界を見付けるために更に遠くへ行くことを余儀なくされた。フランスと大英帝国などのような加盟国が植民地 を樹立した宇宙の領域は最終的にダヴィオン家を形成した。中国とロシアが向かった宇宙の領域ではリャオ家が生まれた。ドイツが向 かった領域ではシュタイナー家が。そしてその他様々な国々が。けれども地球から遠く離れたことは、地球帝国の創設でそこから切り 離されると国民国家としての結束がすぐに消滅することを意味していた。それでも文化は滅びずに繁栄し、結局は中心領域のあらゆる 場所で採用されて大王家の基盤として生き残ったのである。 アメリカ人中心の植民地の大半は初期の継承権戦争における破壊の爆心地となり、地球を形成する力としてのアメリカ合衆国の文化と 苦々しいほど明暗が分かれた。地球帝国に堅く忠誠を誓ったそれらの世界は、帝国の崩壊とSLDFのエクソダスに続く“外国(王家)” の支配を受け入れる準備ができていなかった。アメリカ人達は地球付近の選び抜かれた最良の世界を占有していたため、継承権戦争の 激戦区の惑星に自分達を配置したのだった。
ニューダラス 2350年代までに、新たな総裁が舵取りを行い地球帝国は堅固に確立された。ジェームズ・マッケナによる“全人類の知識と思いやりの 宝物庫”という展望に沿って地球帝国を作り直し続けようと望んだマイケル・キャメロンはおびただしい数の計画を開始したが、その 中の三つが最も重要なものだった。 一つ目は帝国研究連合部門の設立だった。効率的な計画と総裁自身による全国的な科学技術の進歩への関与によって、帝国はその後の 数世紀にわたって技術面で中心領域をリードし続けたのである。彼の二つ目の壮大な改革は、2351年に中世地球の貴族システムを再導 入したことだった。このシステムはやがて中心領域に広まり(無数の変種が生まれたものの)事実上の統治システムになった。2353年 に開始された彼の最後の計画は、ほとんどの歴史で無視されているが、彼の支配領域内における植民地化の再開だった。キャメロンは その時点で惑星を戦って獲得するつもりがなかったので、成長の唯一の手段は植民地化だったのである。容易に入植可能な世界の大半 はずっと前から確保済みだったが、成功した火星と金星のテラフォーミングの際に得られた知識によって、それ以前は無視されていた かろうじて居住可能な世界の植民地化が開始された。これにより大規模テラフォーミングの労働力が維持されるだけでなく拡大するこ とも保証された。 先見の明を持つジェームズ・マッケナとマイケル・キャメロンが既存国家の解体にもかかわらず地球の人口を利益誘導で説得していた (あるいは、地球人はそれ以前の二世紀に及ぶ同盟による虐待にうんざりしていた)一方で、若干の地域は彼らの共同体の文化を維持 し続けていた。積極的な反帝国姿勢こそ取らなかったものの、旧アメリカ合衆国はそのような地域のままだった。昔からの文化が今や 押し潰されているという認識を和らげるため――最終的に時代遅れの国家主義が取り除かれることを密かに望んでいた――マイケル・ キャメロンはそのような市民達の多くに“楽園に変わる”世界の選択と移住を許可したのである。2354年に設立されたニューダラスは、 主にアメリカ合衆国のテキサスと呼ばれる小地域の住民によって植民地化された。 報酬の飴をぶら下げるやり方は帝国官僚主義の慣習になった。ニューダラス(と他の少数惑星の)市民達はアメリカ中心主義の文化を 頑なに放棄しようとしなかったので、帝国は彼らをその世界に結び付けておくための努力を継続した。これはそれらの世界の市民軍が 帝国内で――帝国装甲軍以外では――最初にバトルメックを受け取れるよう手配することを含む。同様に現代的なバトルメックがフル 生産に入ると、ニューダラスはそれらの設計の割り当てを獲得した。バトルメックが希少かつ貴重なものだったこの時代特有の行動と して、ニューダラスは大規模な“ボーンヤード”地下壕を建設し、新しいマシンが送られてきた時は古い機体を廃棄するのではなく、 そこに古の設計をモスボールしたのである。 星間連盟崩壊までの間に地下壕とその内容物は忘れ去られていた。第一次継承権戦争中のニューダラスは王家の側に付くことを拒絶し、 アマリスのクーデターの厳しい鉄火場で更に鍛えられた何世代も前からの帝国への忠誠を明白なものとした。ニューダラスは最先端の 軍事マシンを利用し続けていたおかげで衝突開始の直前までしぶとく抵抗した。そして大王家はロイヤル連隊品質のマシンを殲滅する ため核兵器に頼ったのである。大量破壊兵器の使用は惑星のテラフォームされた生態系を破壊し、即座にこの世界本来の環境が取って 代わった。第二次継承権戦争の頃にはニューダラスは完全に元々の環境に逆戻りしており、第一次継承権戦争の惨禍を生き延びた市民 達は逃げ去った。この星系は星図から外れ、そして歴史の中に消えていった。 チャンドラセカール・クリタの諜報機関が集めた――インターステラー・エクスペディションが収拾した追加データで補強された―― 情報は、星間連盟の最盛期に最良の装備を持った地球帝国の市民軍が存在したことを示していた。チャンドラセカールの命令を受けて、 傭兵部隊デビル旅団が遠征に乗り出したが、それらの(先進的な)マシンは王家の侵攻の際に最前線で戦っていたので、荒廃した景色 だけが残されていた。しかし古代のボーンヤード地下壕が発見され、その地下壕の中心に据え付けられていた帝国メモリーコアには、 大王家や辺境で作られた様々な戦闘マシンの完全なデータスペック多数が記録されていたのである――帝国の諜報活動の証拠だった。
新たな拡散 帝国メモリーコアの拡散は、第四次継承権戦争の開始時に発見されたヘルムメモリーコアとは全く別の道筋を辿った。ヘルムメモリー コアは王家政府に辿り着いただけで、その枠を越えて拡散したコピーはコムスターに熱心に狩り出され破壊されていった。そのような 明白な歴史的事例と同じことが起きると考えたチャンドラセカールは、このデータが等しく誰の手にも届くよう動いた。彼が利用可能 な全ての資産――HPGを通じた拡散、ジャンプシップ船長に託したデータ発送、そしてブラックボックス技術に至るまで――を用いた チャンドラセカールは、断固として歴史が繰り返されないようにしたのである。 この広範囲の情報発信と普及は、その発見から数年で驚くべき結果をもたらした。時代遅れのバトルメック設計の図面が完全に無制限 で公開されたことにイルテックやデフヘス[訳注:デファイアンス-ヘスペラスの略語]、ルシエンアーマーワークスなどのような巨大 恒星間企業はそれほど興味を示さなかった。数十に及ぶ高度なメック設計が多くの惑星上の組み立てラインから次々に出てくる中で、 そのような情報は瑣末事だったのである。最先端の設計が行えるという評判を確立して大規模な政府契約の残りにありついた、比較的 新顔のノース-ストームやJ.B.社でさえも、このデータをただ興味深いだけの歴史的遺物と見ている。 とはいうものの、二つの興味深い傾向が登場した。 再興 最初にそれが起きたのは、通常は限られた数のインダストリアルメック――あるいはインダストリアルメックの部品――を作っていた、 イロコイ機械有限会社やN&Dワークメックなどのような小さな企業だった。そのような企業群は軍用装備を自力では生産できず、小口 の軍事契約ですら獲得するための資金や影響力を欠いていたのである。またイルテックのような企業群(最悪の連中として悪名高いが、 あらゆるメガコーポはこのカテゴリーに分類される)がバトルメックの完全な仕様書をしっかりと抱え込んでいたので、小規模な企業 側は為す術がなかった。 ところが、帝国メモリーコア内のデータが不確実な聖戦の現状――あらゆる場所に脅威が存在し、何をしようと王家領内の惑星が葬り 去られていく――と組み合わされてそれらの(旧式)マシンが再興する触媒となったのである。気まぐれな貴族達から資金を確保した 小規模企業群は、彼らの生産ラインをアップグレードする好機を活用した。インダストリアルメックとしばしば似通っていた旧式設計 への切り替えは通常はすぐに可能で費用対効果も良かった。さらに企業群は旧式バトルメックのアップグレード版を作り出すために、 これまでの数十年で拡散した新技術と武器を利用したのである。これらのマシンは恒星間コングロマリットの組み立てラインから歩み 出てくる最新型のメックに一対一では敵わないだろうが、それでもまだ現代の戦場において危険な存在になり得る。 レトロテック もう一つの興味深い傾向(MRBCは“レトロテック”と命名した)もまた出現した。インフラと資源とスキルを欠いていたため、完全な バトルメック製造ラインを構築できなかったいくつかの世界は(帝国メモリーコア内の)図面から、マッキーやイカルスなど“初期の バトルメック”として有名なプリミティブなバトルメックを作り出したのである(聖戦の恐るべき需要増大への対応として、いくつか の三流メック製造施設もまた質より量を選んでプリミティブメック製造を開始した)。それらのマシンは武装インダストリアルメック よりわずかに洗練されているものの、最も旧式のバトルメックにさえも劣っている。しかしそれでもこれらのマシンは光明の見えない 時代の中で切望されている安心感をそれらの世界に提供するのである。全ての王家の中央権力が縮小している――錯覚か現実かに関係 なく――この時、世界を庇護する継承王家を見付けられなかった彼らは思い切った手段に飛び付いた。 ある者は現地貴族と惑星市民軍に権限を与えるこのような流れが、ブレイク保護領と聖戦の拡大を減速させ、そして最終的にはワード オブブレイクを打ち倒すと主張するかもしれない。その結果にはあらゆる尺度で価値がある一方で、この恐ろしい戦争が終わった後に それらの惑星が継承王家の絶対的な統治に素直に回帰するとは考えづらいものである。
結論 帝国メモリーコアは、かつてのヘルムのそれのように宇宙を揺るがしはしないだろう。とはいえ、(これまでの状況では)ありえない 地域において多数の設計が再興したため、それらの歴史と能力を知っておくことは重要である。 おそらくこのメモリーコアにおける最も重要な要素は、コムスターによるテクニカルリードアウト:2750の文書に誤りがあったという 動かぬ証拠である――少なくとも星間連盟技術の最高峰としてそれらのユニットをリスト化したという意味で(これが不注意なのか、 それとも故意だったのかは決して明らかにならないだろう)。この文書の地球帝国の節の序文に、SLDFのロイヤル連隊が配備していた 複数の設計の先進的な仕様について簡潔な詳細――コアから収集したもの――を用意しておいた(まだコアの全ての解読が完了してい ないため、これを総合的な情報だと考えないでもらいたい)。これらの設計がワードオブブレイクの戦列内で確認され始めたことを 我々は特に危惧している。 これらの戦争機械の起源と製造者が区分のために重要だったので、私はこの節を恒星間帝国ごとに分けて情報を整理した。それぞれの 項目のテキストの大部分は各々のマシンの歴史的な意義を中心に書かれている。ただし私は再興とレトロテックの実例を説明するため、 様々なユニットに適切な注釈を追加した。 ――キン・ヨハンソン HTE(ハチマンタローエレクトロニクス)マーケティング&リサーチ
ニューダラスで発掘された地球帝国メモリーコアの詳細と、それをアンクル・チャンディがばらまいた後に起きた影響についての話。 歴史絡みは面白いんだが長いわ。 メタ的にはこの2008年のテクニカルリードアウト3075で「SLDFロイヤル師団の高性能メック」や戦争の時代の各種絶滅済みメックが生えて 遺跡から発掘されるようになったので、帝国メモリーコアの後付けはけっこう重要。
Cモデルは中心領域傭兵が奪うパーツそのものとして設定されたのかな 氏族戦士でこれ渡されたらうーん
CモデルとC2モデルってまた違うのかな? C2であれば出自不明のジェンナーC2が印象深い
IICとC2は表記も機体種類も別物だが、どっちの話?
>>170 詳しい解説と参考ページ感謝です、ありがとうございました 勇壮なる聖戦、または派生型の大改革(CRUSADE OF THE VALIANT) ――主任科学者リチャード(リマー)の日誌より [訳注:タイトルがvaliantとvariantを引っかけた言葉遊びのように見えたので両方のニュアンスで並記] 2847年5月12日 今日、ゲレクが私に開始の許可を出した。タマロン上のドレナン複合産業施設に無制限に出入りと利用ができると彼は約束してくれた。 おかげで構築プロセスが楽になるだろう。私は開発期間中、なるべくならこのプロジェクト専用の施設を持っておきたい。もちろん、 ドレナンは常の如く拡張中だ。氏族長と話して私のために研究所と製造施設を作ってもらうのはそれほど難しい事ではない。結局の所、 私『は』彼の兄弟なのだ。 きちんとした研究チームの招集――『それ』は現状だと難しいだろう。星間連盟のエンジニア達はモジュラー構成を利用するつもりが なかった。個人的には、星間連盟でさえこのようなプロジェクトを成功させる事ができたか疑わしい。彼らは文字通り一千に及ぶ別々 の製造工場で作られる一万個の構成部品について厳密な技術仕様を必要としたはずだ。たった『5人』のエンジニアが技術仕様一揃い について合意するのがどれほど難しかったかはよく知っている。そんな『我々』に(星間連盟と)同じ事ができるとは思えない。 このオムニメック技術を動作させるために、我々は武器と装備を簡単に取り替えられるように構築する必要がある。その上で、我々は 機材を付け外しする際にいつでも自動で設定がなされるよう処理装置とソフトウェアを開発しなければならない。 最大の難物はジャイロスコープになりそうだ。運用者達は数分ごとに設計を改装しようとするかもしれない。そうやって仕様が変わる たびに変動するメックの重心位置は、最大規模のジャイロですら補正しきれないだろう。ソフトウェアで処理する方が楽に思える……。 2850年10月27日 14ヶ月近くの間、各々10人のエンジニアを配した5つのチームに取り組ませたが、まだ我々はジャイロスコープの問題について満足の いく解決策を見出せていない。 しかし我々は『前進し続けて』いる――たとえ目覚ましい進歩ではなくとも。我々は片方の腕から反対側の腕にポッドを付け替えた後、 メックを47秒にわたって自力で立たせておく事ができた。もちろん、そのメックは格納庫の空調システムが効き始めたとたんに(風に 吹かれて)倒れ込んできたのではあるが。だが我々は正しい道を進んでいる。 2853年2月12日 明日、最初の実弾射撃試験が行われ、その後9日間の徹底的な動作確認が続く。この期に及んで我々には修正すべき問題がいくつも残 されている。ジャイロを制御する処理装置のネットワークは未だに信頼性が低いままだ――部下達は十分な帯域幅が確保されていない ためだと信じ続けている。最悪なのは“簡単な付け外し”用ソフトウェアが固まりやすい事だが、そうなるのは何も実行されていない 場合だけなのだ! 先週、昼夜を徹して3つのチームがこの問題に取り組んできたが、その上で彼らの解決策はソフトウェアに手空き を与えないためのウイルスを開発する事だった! 今日中に更に100個の問題が発生するだろうし、そのうち99個は重大なものになる はずだ――しかし、それでも私はめまいがするほど興奮している。私はこれが機能する事を心から信じている。 これ(オムニメック技術)が実現した暁には、おそらくゲレクは彼の賭けが当たった事で面目を保てるし、私のラボネームについても とやかく言わなくなるだろう。 コヨーテ氏族が生み出したオムニメックの開発裏話的な日記。 この技術の屋台骨を作った科学者リチャード(リマー)は本名リチャード・チェルノフコフといい、オムニメック開発時のコヨーテ氏族長ゲレク・チェルノフコフの双子の兄弟。 バビロンに居たリチャードはペンタゴン内戦後のエクソダスに参加せず、惑星で唯一残った科学者コミュニティの飛び地ベルサイユ市の指導者になり、 20年後にクロンダイク作戦で戻ってきた兄弟のゲレク(当時スターキャプテン)を出迎えてコヨーテにコミュニティを平和的に吸収させ、自分は科学者カーストとして氏族に参加した。 そういうわけでわりと氏族長と仲が良く、コネでオムニメック開発にかなりのリソース回して貰えた次第。 ちなみにこのリチャードさんは数世紀後に開発されるATMの基礎研究もやってたりするが、どうもベルサイユ市の科学者コミュニティ自体が後のソサエティに繋がったらしい。
>ベルサイユ市の科学者コミュニティ自体が後のソサエティに繋がったらしい コヨーテ氏族の科学者カーストの中に氏族として「純化」されなかった科学者コミュニティが取り込まれた結果、 戦士カーストが封鎖した「歴史の真実」を科学者カーストが保ち続け、 コヨーテ氏族の主導権を科学者カーストが侵食できたってことかな 氏族大規模内乱の舞台装置といっちゃそれまでだけどソサエティがなぜ氏族社会を見捨てて中心領域に逃亡しなかったのかとかいろいろ考えると面白いね
ソサエティは氏族の社会システムを否定しているわけじゃなく、 「最重要の優生プログラムを司る自分達科学者こそが(名実共に)カースト最上位であるべき」という主張なので。
まずは数を。 そのためには食を そのためには科学者が とか?
氏族の科学者カーストは ・トゥルーボーン戦士の生産工程管理と民間人の生殖管理 ・新たな兵器技術の研究開発 ・戦士の治療(医師) ・氏族社会構成員の教化(教師) の業務に携わっていて、ソサエティは最初の「優生プログラム」に関係する連中がほとんどだった。 わかりやすく言うと 「戦士の遺伝子組み合わせて受精卵の段階から作ってるのは俺達科学者なんだから、俺達の方が偉いはずだろう?」 がソサエティの主張の根本。 ニコラス・ケレンスキーの作り出した氏族社会においては、トゥルーボーン戦士しか指導者(政治家)になれないが 実際には戦士は科学者抜きでは存在できないのだから、科学者に指導者の座を明け渡せ、ということ。
コヨーテ氏族も同じ文脈よ。 この氏族は科学者リチャードのオムニメック開発という偉業のおかげで科学者カーストが野放しになっていて、 かなり早い段階から科学者と戦士が共犯関係になっていたと考えられる。 コヨーテは「フリーボーンを差別する」慣習がある事でも有名で、 もしかするとこれもトゥルーボーン戦士と科学者の結託に水を差さないためだったのかもしれない。
QKD-5M クイックドロウ 重量:60トン シャーシ:テクニクロンE型 パワープラント:マグナ300 巡航速度:54/km時 最大速度:86/km時 ジャンプジェット:チルトン460 ジャンプ能力:150メートル 装甲:カロンFWLスペシャルフェロファイバー(CASE付属) 武装: デルタダート LRM-10ミサイルラック 1門 ホバーテック SRM-4着脱式ミサイルラック 1門 オミクロン400 中口径レーザー 4門 製造元:テクニクロン製作所 主要工場:サバンナ 通信システム:ギャレットT12E 照準・追跡システム:ダイナテック2180 概要 ライフルマンの置き換えを意図して2779年に導入された[訳注:この「ライフルマン」は2770年製造開始の3Nではなく2559年導入の2N の可能性がある]最初のQKD-4Gクイックドロウは、決して古いメックに取って代わる事はなかった。継承権戦争を通じて、この堅実な 重量機は全ての主要な軍隊とメック戦士達からの尊敬を獲得した。とはいえこの機体は放熱に問題があり、そのためレーザーを長時間 使用したり頻繁なジャンプと射撃を組み合わせる事が難しかったのである。 能力 テクニクロン社のQKD-5Mは、QKD-4Gを苦しめていた熱問題について、そのシングル放熱器を、レーザー群とジャンプジェットの発熱を 十分な余裕をもって取り扱える倍能力版に交換する事で解決した。また、このマーリック設計はリーゼ475装甲板を現代的なカロンFWL スペシャルフェロファイバーに置き換え、同時にCASEを導入して新型設計の防御力を改善したのである。 これら全ての機能追加は見返りを必要とした。4Gクイックドロウのホバーテック4連装短距離ミサイル発射筒と1トンの弾薬が外され、 その代わりにホバーテックSRM-4単発ミサイルラックが搭載された。通常ならこのような単発パッケージは、攻撃を一航過で済ませる 前提のミッションプロファイルを持つ、ホバークラフトや攻撃VTOLなどのヴィークルに取り付けられる。このようなパックを使用する バトルメックは、前例がないわけではないがまれな存在である。クイックドロウの近距離打撃力は単発パックのせいで極めて限られた ものになったが、システム全体をアップグレードした事による利益がSRM弾薬撤廃の損失を上回った。 クイックドロウの唯一の構造的な問題は、機動力向上を意図した足首の駆動装置である。この駆動装置群は様々な地形でバトルメック に安定した姿勢と機動力をもたらすよう設計されたが、その柔軟性が直接攻撃を受けた際に弱点となった。格闘攻撃が行われる状況に おいて、他のメックは狙い澄ましたキックを当てる事で足首部位を破壊するか不動化できるのである。 この設計のあまり知られていない特徴の一つは、特別に変更された腕駆動装置である。これによりクイックドロウはその腕搭載武器を 背面に向けて撃つ事ができ、(背中側に回り込むつもりの)攻撃者に不快な驚きを提供する。 配備 信頼できるワークホースであるクイックドロウは全ての継承国家の軍隊で見られる。現代的な5Mは中心領域中の前線部隊で4Gを着実に 置き換えつつあるのだが、辺境国家や二流の傭兵部隊の中では旧式の4Gがまだ一般的である。ミサイルに依存するクイックドロウは、 エネルギー主体のバトルメックを好む海賊達の間ではあまり一般的ではない。
派生型 ルシエンアーマーワークスのQKD-5K型はQKD-4GのLRM発射筒を2門の中口径レーザーに交換している。17基のダブル放熱器がこの設計の 猛烈な熱に対処する。一般的な改装は、ホバーテックの単発ミサイルラックを背面側に回すと同時に、背面装備の中口径レーザー群を 正面側に持ってくる事である。レーザーの向きを変更した上で新しい構成に対応するよう照準システムを再調整するのは時間のかかる 作業だが、それは複雑なものではなく、有能な技術サポート施設であればどこでも現場対応可能である。 QKD-Cはよく見られるQKD-5Kの派生型であり、背面側の中口径レーザー1門をC3スレイブと取り替えている。 3060年代に導入されたLAWの最新モデルは更に徹底した派生型となっている。シャーシにエンドースティールを使ってより多くの重量 を浮かせたQKD-8Kは、4門のER中口径レーザーと1門のMRM-30、弾薬2トンを搭載している。 著名なメック戦士 ケビン・ジェサップ: ナターシャ・ケレンスキー氏族長率いるウルフ氏族アルファ銀河隊が3051年11月にタマルに着陸した時、第26ライラ防衛軍の第2大隊 第1中隊を指揮する、有能だが目立たないジェサップ大尉は、数十年に及ぶ軍務から引退する予定だった。自分の個人的な護衛だけで タマルを守り切れると確信していたケルスワ公爵は(第26ライラ)防衛軍への支援を拒絶し、要塞化した自らの拠点(タマル市)から 彼らを締め出した。第2大隊指揮官のシルビア・ラモント少佐が撃墜された際に他の士官達はジェサップに頼った[訳注:先任順による 指揮権移譲]。タマル市の壁に見下ろされた平原に閉じ込められた配下の部隊に、ジェサップは単純に「立って為すべきを果たせ」と 命じたのである。持ち場を保持した第2大隊はウルフ氏族の激しい攻撃を鈍らせ、戦場が優勢な軍に制圧される前に、打ちのめされた 防衛軍の大半が秩序を維持したまま撤退できるようにした。3週間後に第26が居たコウベをウルフ氏族のベータ銀河隊が攻撃した際、 ジンダース・グリーン-ダヴィオン准将(Leftenant General)はジェサップの第2大隊を引き合いに出して、彼らの「鉄火場における 尋常でない冷静さ」によって部隊が生き残ったと述べた。トゥーン[訳注:原文ThurnだがThunの誤植]上で負傷したジェサップは彼の 意に反して退役を余儀なくされた。3つの世界で戦った1ヶ月間で、一族伝来の未改造QKD-4Gに乗った彼の手でオムニメック7機の撃墜 が確認されたのである。老いた戦士は小さなアカデミーで教職に就いたと信じられているが、それにもかかわらずジェサップの行方は わかっていない。 クイックドロウは元々アレクサンドル・ケレンスキー将軍とSLDFが対アマリス戦で発注した「多少低性能だろうがとにかく安く手に入る戦争機材」の流れで設計されたメック。 地球解放作戦にはロールアウトが間に合わなかったと思われるが、機体設計に大きな問題はなかったので継承権戦争中に大増殖した。 高機動メックを好む自由世界同盟とドラコ連合で製造多用されていて、両者に挟まれたライラ共和国がその次に使用数多め。 近接格闘時のリスクになっている脚の脆さは「起伏のある荒れた地形でも足運びが安定する」柔軟性と表裏一体だが、これを再現するルールがないので現状デメリットのみ。 足を止めて殴り合う重量級というよりも、ジャンプで跳ね回って敵の背面を狙う中量級寄りのメックとして扱うべき設計。装甲もフェニホとたいして変わらない。 著名なメック戦士は戦果がちょっとおかしいレベルの人。引退寸前の爺さんなのに氏族と正面から戦って7機撃墜は年の功だろうか。 ちなみにタマル協定指導者のセルビン・ケルスワ公爵はこの時、惑星タマルから撤退する第26ライラ防衛軍に娘のモラシャ・ケルスワを託した後に アトラスで出撃して戦死した(護衛=私兵も道連れ)。
ドラゴンの劣化版? レベルUメックなのに弱い。 もうちょいこう、何とかしてよ。
TRO3050年時点の復興技術で改修されたメックはだいたいこんなもので半端だったからこそ 氏族がツカイードで一時停止した時に「これじゃ相手にならん、最先端技術どんどん突っ込め」の流れになって 3055や3058収録の完全新規設計メックにゴーサインが出たわけで。 しかし前線部隊を初期不良が出きってない新型設計に全面刷新するのは現在進行形で戦ってる以上不可能だから、 現用機種の中途半端なアップグレード機と新型機の二本立てにならざるをえない。 3050年代の10年間はどの勢力も装備更新で大わらわになった。
WW2のドイツ軍が開戦前に採用されたBf109と ジェット戦闘機のMe262を同時運用してたり、 現在のアメリカ空軍でF15CとF22に追加でF15EXの 採用予定があるみたいなものかな
更新するにしても生産力やお金の問題、機種転換訓練等色々コストかかるからまぁ大変よね
単一機種でまとめれば運用コストが低下するように見えるが、その一機種にリコールかかったりすると戦力激減するしな。 なのでドクトリン上欠かせない用途には費用がかさんでも複数機種用意しておくのが常道。
今のたった一つ地球だって併合やらなんならに苦労してるのに、なんでこの世界って簡単に星単位で版図を変えられるの?もちろん反乱とか起きてるけど
「頭がすげ変わっても民衆の生活はたいして変わらない」のと、 「反乱を起こしたところで継承国家は他の惑星から援軍を呼び寄せることができる」ために 暴力的な反乱が確実に失敗するからかな。 ドラコ人に服従して資源を献上するぐらいなら自爆テロも辞さないラサルハグ人のメンタルは例外的。
ちなみに頭がすげ変わっても民衆のやる事がたいして変わらないのは氏族占領地も同じ。 氏族人は商人カーストと戦士カースト以外は惑星外にほいほい出られないが、 そもそも中心領域の人々も「自分が住んでる星の外には一生出ないのが普通」なので。 占領地であまりにも酷い悪政やらかしたスモークジャガーを反面教師にした他の氏族は 「計画経済で指定した重要生産物と資源上納してれば細かい事はとやかく言わない」が基本になっている。
>>189 キャラネーミングは明らかに北欧だぬ<ラサルハグ >>190 まあ地球帝国以来、封建制でなんとか上手く回ってる世界だからぬ 正確には封建制っぽいものでないと回らない。 HPG無しだと恒星間の意思疎通に片道数週間から数ヶ月かかるので、民主主義とか意思決定が遅すぎて使いものにならない。 なので各惑星に長たる「貴族」を置いて上位の恒星間国家との折衝なり政治はその一族にやってもらうのが最適解。 まあ惑星を支配する貴族つってもテンプレファンタジー世界の「代々村長の家柄」「代々市長の家柄」と変わらん構造。 海賊討伐はさしずめ「田舎村を荒らしに来るゴブリン退治」ってところか。
こうやって見てみると、通常のファンタジーRPG的な世界の仕組みを上手く31世紀のSF世界に持ってきてるんだなぁ
ファンタジーお約束の「冒険者ギルド」の役割はコムスター直轄組織のMRBが担ってるしな。 海賊退治など仕事の依頼が超光速で出回るので、冒険者相当の傭兵は「傭兵の星」を拠点に国境を越えて動き回れる商売。 傭兵の星の酒場で顔見知りになって一緒に酒飲んだ同業者とかち合う事もままあるわけで、 そういう場合に必要以上に潰し合うのもアホらしいから、お互い「雇い主にちゃんと仕事した面目を保った」上で 代表者同士の決闘で勝敗決めたり降伏勧告したり、身代金で後処理する作法がある。 いつ立場がひっくり返るとも限らないんだし、報酬以上の殺しで恨み買っても長期的に損するだけ。 ドラコ連合とかラサルハグは「金払ってるんだから最後の一兵まで殲滅しろ」になりがちだけど、 機材持ち出しの傭兵稼業でいちいち馬鹿正直にそんな事してたら損失だけ増えまくって経営破綻するわな……。
リーヴィング戦争ってmercenay's starや英語wiki読んでもわけがわからないんだけど、どの氏族が何の目的でどの派閥についてるの?
あれは氏族展開の総決算なので、3050〜3060年代の氏族占領地と本拠地が辿った経緯と力関係把握してないと意味わからんと思う。 傭兵星の各氏族個別記事(3067年時点のフィールドマニュアル:アップデートの引用文が入ってる)を 全氏族分読んだ上で見直すと少しは意味がわかってくるかな。
ストーンは結局アーサーだった模様。ブレイク(コムスター)は洗脳多用しすぎじゃないですかね
拒絶戦役の記事読んでPCのMW2が遊びたくなったんで押し入れから引っ張り出してきたけどWin95が見つからなくてつらい
拒絶戦役の背景はこんなところかな。他の人がもっと詳しく書いてくれるようにたたき台を ・中心領域侵攻(に成功した)氏族と本国残存氏族の経済格差の拡大 ・侵攻氏族の戦争教義の変更が本国氏族から拒絶されたこと ・中心領域との交流により下位カーストの統制が全氏族で緩み、特に科学者カーストと暗黒カーストが勢力を伸ばす ・第二次星間連盟の解散により再度、大氏族長の下(氏族「全体」で)中心領域に侵攻する根拠が与えられたこと 個人的にひっかかるところ 復興バーロックとソサエティがまとめられない 再侵攻を侵攻氏族が自らの成果が失われるから嫌がるってのもよくわからない 拒絶戦役が起きず、アダー氏族が大氏族長になってたら順当に地球落とせてた感ある
リーヴィング戦争と拒絶戦役(3057年のウルフ氏族とジェイドファルコン氏族の神判)を混同してないか?
リーヴィング戦争理解の補助線として、スティールヴァイパー氏族の動向を書いておく。 ・3052年のツカイード戦で早期撤退したヴァイパーは氏族軍の被害は比較的軽く再建が早かった ・ヴァイパーは3057年の拒絶戦役で弱ったジェイドファルコンとウルフを横からぶん殴って領土を獲得しようと目論んだが内部のゴタゴタで機を逸する https://www.sarna.net/wiki/Hegira_War ・3061年のヘジラ戦争でファルコンに敗北したヴァイパーは中心領域占領地を放棄して氏族本拠地に逃げ帰る ・本拠地でのヴァイパーはファルコンに逆恨みの嫌がらせを継続しつつ 「中心領域の汚染」を政治問題化したブレット・アンドリュースが大氏族長就任 ・3071年に大氏族長に選出されたアンドリュースが「中心領域に汚染された戦士世代のブラッドネーム剥奪」を唱えた事で トゥルーボーン戦士の遺伝子管理を担当していた科学者階級の権限が侵害され、これを危険視したソサエティが蜂起 ソサエティは組織として統一されておらず二つの大きな勢力があり、一つはコヨーテに食い込んでいろいろやってた連中。 もう一つはジェイドファルコン科学者のエチエンヌ・バルザックが率いていた連中(英雄エイダンのクローンとか作ってたのはこっち)。 それぞれ別個にヴァイパーとジェイドファルコンウォッチに殲滅された。 4年で軍隊再建できるってどうなんだろうな。中心領域どんだけ豊かなんだろ ブラッドスピリットなんてアダーに横やり入れてボロボロになったあげく リーヴィング戦争まで回復できず、こっそり作ろうとした新拠点も破壊されたのに
CDA-3M シケイダ 重量:40トン シャーシ:ケル強化型240 パワープラント:ピットバン320XL 巡航速度:86/km時 最大速度:129/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:デュラレックス ライト(CASE付属) 武装: インペレイター ウルトラオートキャノン/5 1門 マグナ Mk.II 中口径レーザー 2門 マグナ 200P 小口径パルスレーザー 1門 製造元:自由世界同盟防衛産業――ギブソン連合バトルメック(部門) 主要工場:ギブソン 通信システム:データコム50 照準・追跡システム:ダイナテック1122 概要 第四次継承権戦争が終わる頃、シケイダは速やかに忘れ去られようとしていた。ヘルムの星間連盟メモリーコア発見から10年で、自由 世界同盟防衛産業(FWDI)は新たに改装したギブソン上の工場でこの機体を増産して、そうなる運命からこのメックを救い出したので ある。 FWDIにとってシケイダは量産に戻すのにぴったりの存在だった。自由世界同盟軍はアンドゥリエンとの長引く戦いの中で多数の貴重な 偵察メックを失っていたため、FWLMはこの種類のメックを死活的に必要としていたのである。 能力 氏族が到来する直前まで、シケイダは広く「ローカストの兄貴分」と扱われていた。代替予定の最軽量バトルメックとそう変わらない 打撃力及び同程度の装甲防護しか持たないシケイダは、深刻なトラブルから逃れるため速度に依存していた。この機体はロステックに よるアップグレードでかなりの利益を得たメックとなった。 このような経緯で誕生したCDA-3Mは、長きにわたって使われ続けてきたピットバン出力320核融合エンジンに替わり、その超軽量版で 駆動している。このメックは取り戻した自重の四分の一以上をより印象的な搭載武装に振り向ける事ができた。偵察プラットホームと いうシケイダの用途を維持しながら、FWDIの設計者達はインペレイター製クラス5のウルトラオートキャノンを取り付けたのである。 また、この設計は元々の中口径レーザー複数を残しているが、マグナ小口径レーザーはパルス版にアップグレードされた。 配備 各継承国家で奉仕していたシケイダは約30年前に再導入されるまではその数を減らし続けていた。トーマス・マーリック総帥が氏族と 戦うドラコ連合と連邦=共和国向けの軍需物資供給に合意するまで、新たに作られたシケイダの大部分はFWLM、特に自由世界防衛軍団 のような同盟(中央政府)部隊に送られていた。その後は大部分が氏族戦線に送られるようになり、そこでは技術的に優れた侵略者達 に対してこの機体の速度が重要になった。コムスターの分裂後、ワードオブブレイクのギブソン移転に伴いシケイダ生産分の割り当て が増大していったブレイク派市民軍は、現在FWLMに匹敵するシケイダの最大規模のユーザーである。
派生型 氏族戦の最前線からの報告を受けた後、FWDIの設計者達はすばやく3Fシケイダを登場させた。彼らはエンドースティール中枢とフェロ ファイバー装甲の両方を使う事で、1門の射程延長型PPCと2門の中口径レーザーを装甲強化したメックに搭載したのである。また彼ら はシケイダをジャンプ可能――これまでどのシケイダ派生型も持たなかった能力――にした。3G型は同じ基本シャーシを使っているが 更に専門化した偵察プラットホームであり、3F型のERPPCを射程延長型大口径レーザーとビーグル・アクティブプローブに取り替えて いる。 昨年FWDIは新たなシケイダの派生型を導入した。エンジニア達は動力源を出力280の炉に落とす事で、ドラコ連合が開発したヘビーPPC とそれを支援する4門のディバース オプティックス製ER中口径レーザー搭載に十分な重量を浮かせたのである。これら全てと引き替え にメックの最高速度が10km/h分落ちた。 新しい派生型というほどでもないが、(養成校の)卒業生向けに最新技術の訓練用メックとして導入されたCDA-3MAはウルトラAC/5を 外してスナブノーズPPCと交換する一方で、装甲防護を著しく増やしている。 著名なメック戦士 アーチバルド・ショクネヒト少佐: アーチー・ショクネヒトは連邦=共和国内戦の最後のニューアヴァロンの戦いの時点で、第1クルーシス槍機兵隊に所属する多くの小隊 指揮官達の一人に過ぎなかった。3067年2月上旬に、ヴィクター・シュタイナー=ダヴィオンが主星に突進する橋頭堡を築くために2個 メック中隊と2個歩兵大隊がアヴァロン大陸の南東端に降下したのだが、悪天候に(キャサリン)忠誠派の激しい抵抗が重なった事で、 攻撃部隊の半数が一掃され残りは四散した。当時は中尉(Leftenant)だったショクネヒトは生存者達をまとめ上げて、18時間に及ぶ 激しい戦いの末にポートランド付近の対空砲群を破壊し、残りの槍機兵隊が安全に着陸できるようにした。砲火の中で示した勇気故に、 彼は(昇進して)槍機兵隊の第3大隊を指揮する事で報いられたのである。 ノウアンダム・ヨダト准司教: ヨダト准司教は狂信者の中の逸脱者である。彼は聖戦が始まった時、ワードオブブレイクによる襲撃の第一波に参加していた。しかし 間もなくブレイク派による残忍な戦争犯罪の明白な証拠を発見した彼は、同志のメック戦士達3人及びレパード級「ウォータリーズ・ シュライク」と共に逃げ出したのである。彼らの黒く塗装されたマシンが最後に確認されたのはディーロンで、ブレイク派の元兄弟達 に対して彼ら自身の聖なる火で戦っていた。 シケイダは影が薄いが、氏族侵攻当時の復興技術を使った中心領域メックとしては比較的「当たり」枠のメック。 氏族メックに対しても売りの速度を生かした偵察と逃走がある程度は通用する。 とはいえ対メック戦闘する気なら3052年の3F型以降が必要になる。この重量だと装甲は最大でも頼りにならないので走り回って移動修正かけるのが基本。 自由世界同盟は普通にダブル放熱器を量産できてるんだが、この時点のシケイダやヘルメスII、ハンチバック他は「放熱過剰」設計になっている。 後々使うと見越してシャーシのダブル放熱器化を優先してたんだろうけど贅沢な話である。
氏族が改修したドロップシップやバトルシップの説明に出てくるSkeleton crewってなんだろ? 高度なコンピューターを搭載したのあとに書いてるけどドロイドみたいなのが船動かしてるのかな?
A skeleton crew is the minimum number of personnel needed to operate and maintain an item?such as a business, organization, or ship?at its most simple operating requirements. 運用における最低限の基幹要員。一般の用語だね
>>208 ありがとう、スケルトンクルーって言われて思いついたのが幽霊船だったから… 改修前より少ない人数で動かせます!でいいのかな 「自動化で運航に必須の人数が減って人件費を圧縮できます」な文脈で使われるな。 スケルトンクルーで動かしてる軍用艦艇はダメージコントロール面が弱いのが善し悪し(死傷した乗員の交代要員がいないので)。 「メック戦士に自機の整備やらせれば専用の整備マンいらないよね」な皮算用もスケルトンクルーと同様の発想。 このゲームで安易に整備に回す金ケチると破綻するけどな。
なるほど、じゃあ俺も使って話をしてみる。 スケルトンクルーというのが最低運航人員ってことなんだから 普通に運行するには三交代で3倍、非番を入れると4倍くらいの船員・船室を確保しておくのが 安全というか安定して長期航行ができると思うのだが、船室数とか循環系の上で十分な数の船舶を見た覚えがない。 スケルトンクルーってのはむしろ交代人員を含めての数という意味ということになっているのかいないのか? その辺りの実状とかの資料ってあったりしますかね?
つまり船員に余裕を持たせると1つのベッドを複数人で使う事に… 冷たいベッドで寝るのが最高の贅沢ってそういう事だったのか
船員を追加で乗せるなら「生命維持装置込みの船室をトン数消費して追加しろ」という話だが? ちなみに「トランスポートベイ(歩兵など人員輸送ができる)を使って船員数を水増しする」裏口は潰されてる。 テックマニュアルのトランスポートベイ部分の解説にわざわざ >However, crew for the unit carrying the bay cannot be housed in those bays. とあるので、「歩兵ベイに船員詰め込めば船室重量浮くぜ!」とやらかした事例が過去にあったんだろうな。
メックウォーリア5の日本語化MODあったから購入してやってみたんだけど どれもこれも宇宙服みたいなの着込んでるんだけどメック戦士ってこんな重装備で操縦してたっけ? バトルテック5の方はぴっちりスーツだったのにこの差は何だろう・・・
ほいパイロットスーツ着てる奴。 設定上は半裸で操縦する奴もいるけど、3Dでモデリングする際にいちいち体型作り込む手間かけたくなかったんじゃない? 賞金稼ぎさんは別格では…? 緑アーマー装着が掟みたいなところあるし
技術復興前だと貴重品だけど、復興後なら耐熱スーツ着たメック戦士が普通に居てもおかしくはないのでは
拒絶戦役って、ウルフが戦力分割せずに全員で戦ったら、ファルコンに勝てたの?
ALB-3U アルバトロス 重量:95トン シャーシ:アルバト-50 パワープラント:GM380XL 巡航速度:43/km時 最大速度:65/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:スタースラブ/3(CASE付属) 武装: オリエント O型 LB10-X オートキャノン 1門 ディヴァースオプティックス サンビーム ER大口径レーザー 1門 イリアンウェポンズワークス V7 LRM-15ラック 1門 イリアンウェポンズワークス 60mm SRM-6ラック 1門 トロネル PPL-20 大口径パルスレーザー 1門 イリアンウェポンズワークス スーパー6 中口径レーザー 2門 製造元:イリアン バトルメックス アンリミテッド 主要工場:イリアン 通信システム:イリアンテクノロジーズ HMR-35s 照準・追跡システム:オミクロン トラッカーキーパー 概要 氏族による中心領域への電撃的な侵攻は、大王家全ての軍事専門家に思案の暇を与えた。誰もが人類の破壊的な能力は最早頂点に到達 したと信じていたのだが、氏族はその信念が軍事的にも技術的にも間違っていた事を証明したのである。自由世界同盟は氏族の侵略者 達が仇敵を破壊する様を傍観するという独特な立ち位置にありながらも、その同じ紛争で氏族と戦う大王家に軍事装備を提供する事で 利益を得ていた。 とはいえ自由世界同盟の戦略家達はこの情勢が長続きしないと理解していた。氏族は連邦=共和国を片付けた後で同盟の世界にやって 来るだろうと彼等は確信していたのである。この前提から、3052年後半に同盟の最高司令部は氏族オムニメックを打ち倒す事が可能な 強襲メックの創造を目標とするオメガ計画を始動した。設計と試験をわずか5ヶ月で済ませた後、オメガチームは最初のアルバトロス を引き渡したのだった。 能力 アルバトロス製造の承認が下りた際に、イリアンバトルメックスアンリミテッド社は同時進行で連邦=共和国軍用の改装(キット)を 大量生産していた。オメガチームは氏族の戦闘スタイルに関するわずかな報告と、カタログ化された依頼者達の要望(連邦=共和国の 戦訓)を利用してこの作業を達成しようとした。 95トンのアルバトロスはこれまでマーリック家が生産した中で最も重いメックの一つである。GM380XLエンジンのおかげでこの機体は 時速65kmに到達する事ができる。要求された武装一式を収める広々とした空間を確保するため、自由世界の設計者達はアルバトロスに エンドースティール製のシャーシやフェロファイバー装甲を積み込むべきではないと考えていた。 このメックは全ての射程に対応するよう設計された印象的な武装を持つ。LRMラックとディヴァースオプティックス製サンビーム射程 延長型大口径レーザーが遠距離で途方もない火力をもたらす一方、LB10-Xオートキャノンと大口径パルスレーザー及び中口径レーザー が近寄る敵を忙殺し続ける。アルバトロスに接近した敵に対して、メック戦士は装備するSRM-6ラックを解き放つ事が可能である。 13トンの装甲が戦場でアルバトロスに長い寿命を与える。しかしながら、14基のダブル放熱器しか持たないこのマシンは過熱しやすい。
配備 依頼からちょうど10ヶ月後の3053年に生産ラインから最初のアルバトロスが送り出されたのだが、初回生産分が正規軍の前線部隊に届 く事はなかった。そのかわりに、初回分のアルバトロスは中心領域騎士団を特徴付けるメックになったのである。その後ゲレロ作戦と 氏族に対する反攻作戦が(機体の)より広範な配備を促した。配備のほとんどはFWLMの名門部隊に制限されているが、自由世界同盟と 関係が深い同盟者にも少数が輸出されている。 派生型 唯一確認されている派生型は4U型で、LB10-Xをライトガウスライフル、中口径レーザーを射程延長型に、通常型SRMを誘導型の発射筒 に交換しており、ER大口径レーザーを取り除いた上で射程延長型小口径レーザーと16.5トン分のフェロファイバー装甲を搭載している。 著名なメック戦士 サージ・バーンスタイン少佐: かつて傭兵部隊クリステン・クラッシャーズの先任士官だったバーンスタイン少佐は、コベントリの殺戮の報復としてライラ同盟への 私戦を遂行しつつ逃走中であり、現在公式に犯罪者として手配されている。アトレウス宮廷とターカッド上の噂は、自由世界同盟政府 内のタカ派がこの私戦を裏で援助している可能性を示唆している。バーンスタインの家族とマーリックとの繋がりがこの噂を裏付けて いるようだ。彼の妻アナ・マーリックは所謂コベントリの犠牲者の一人であり、更に彼の義妹は厄介者のアリス・ルーセ=マーリック なのである。バーンスタインとその仲間の小規模な一団はライラ同盟内の様々な目標を叩いており、それらは全て傭兵に降りかかった トラブルに関連がある。攻撃は情け容赦なく行われ、LAAFが反撃態勢を整える前に離脱している。95トンの怪物を駆るバーンスタイン がこのような一撃離脱をやってのけている事実は、彼のスキルと(復讐の)決意を証明するものである。 騎士ニコラス・カービー: 名高い中心領域騎士団の中で更に傑出した戦士の一人として知られるニコラス・カービー卿は、サーペント作戦中にFWLの拠点を頑固 に守り続け“ハントレスの巌”として伝説になった。繰り返される強襲に耐え続けたカービーは、致命的な損傷を被り砲とミサイルの 弾薬が尽きた後も持ち場から撤退する事を拒否した。彼はその代わりに戦友が再編成する時間を稼ぐため自らを犠牲にする事を選んだ のである。作戦終了後、撃墜された彼のメックから回収された戦闘ROMによって、ジャガー星隊全体に立ち向かったカービーの栄光に 満ちた最期の瞬間と、最終的に彼を斃したのがプロトメックの強襲である事が確認された。残骸の中からカービーの遺体は見つかって おらず、誰もその運命を確認できていない。 対氏族戦のために新造された機体だが、自由世界同盟の運用思想が「チームワーク」前提だと知らなければ意味がわからない設計のメック。 単独で戦う事は想定しておらず「4/6移動の重量級小隊に組み込んで、僚機の足りない部分を補完する火力支援機」として使う。 適度な遠距離火力(LRM15+ERLL)、装甲の穴開け能力(LB10Xスラッグ+LPL+ERLL)、対戦車で光る判定回数(LB10Xクラスター+SRM6)、 高速機の移動修正の無力化(LPL)など十徳ナイフのような万能機。 難点は装甲の薄さ(重量級基準なら普通)と、射程が違う武器が多すぎて扱いが煩雑になる事、同格の強襲級と決闘するには向いてない事。
INI-02 イニシエイト 重量:40トン シャーシ:ジオメトリック1000エンドースティール パワープラント:LTV160 巡航速度:43/km時 最大速度:65/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:ストラスブール アーマメンツ 3型 武装: ディヴァースオプティックス 射程延長型小口径レーザー 3門 イリアンウェポンズワークス スーパー6 中口径レーザー 2門 イリアンウェポンズワークス V7 LRM-15発射筒 1門 イリアンウェポンズワークス 60mm SRM-6発射筒 1門 マッカーサー 対ミサイルシステム 1門 製造元:マーティンソン アーマメンツ 主要工場:オーストラリア(地球) 通信システム:ブロウ 55ネット 照準・追跡システム:スコープ 2000 概要 ワードオブブレイクが地球を征服した直後、技術者達はモスボールされていた工場群を復旧して操業を再開し始めた。改装されたこれ らの工場の中にはかつてスパルタンを生産していたマーティンソンアーマメンツ社の製造センターがあり、イニシエイトはそこから歩 み出た最初のメックとなった。およそ3世紀前、ステファン・アマリスが地球を奪った際に破壊されていたにも関わらず、施設の復旧 は驚くほど短時間で完了し、現在マーティンソン社の工場はスパルタンのみならずイニシエイトを生産している。 イニシエイトの設計は部分的にアルバトロスに基づいており、その強襲メックと武器システムの多くを共有し、また折衷的な武装形態 を模倣してもいる。 能力 (十分な)武器と装甲を搭載したイニシエイトの唯一の欠点は、速度と運動性が明確に欠けている事である。遠距離においてはLRMが このサイズのメックとしてはかなりの打撃を提供する上で、イニシエイトの火力は近付くほど強力になる。ER小口径レーザーと中口径 レーザー、SRMの束ね撃ちはより小型のメックを迅速かつ効率よく無力化可能であり、対ミサイルシステムが襲い来るミサイル弾幕か らこのメックを守る。 配備 イニシエイトの生産は記録的な速度で続けられており、各々の機体は素早くパイロットを獲得している。イニシエイトは全てのワード オブブレイク師団に均等に拡散中である。 おまけ。自由世界同盟と組んでいたワードオブブレイクも勿論アルバトロスを使っていたので、その設計データ(武器まわり)を流用した「大量生産・大量配備できる雑兵メック」がイニシエイト。 アルバトロスと同じく味方編成内のメックや戦車を支援するチームプレイ専用メック。 マスター配下のシャドウ師団が表に出てくる前のワードオブブレイク師団を支えた戦時急造機だが、ブレイク派の悪印象もべったり染み付いていたため聖戦後は鋳潰されて絶滅。
氏族を一言で表すとどんな感じなの? ウルフ:平均? ジェイドファルコン:航空? スモークジャガー:狂暴 ノバキャット:神懸かり スティールバイパー:純血 ゴーストベアー:忍耐?家族? アイスヘリオン:航空 クラウドコブラ:航空 スターアダー:合理 ブラッドスピリット:神懸かり? ゴリアテスコーピオン:神懸かり?放浪? ファイアーマンドリル:派閥 コヨーテ:技術、神懸かり? ヘルズホース:歩兵 スノーレイブン:情報 ダイヤモンドシャーク:商業 マングース;狂暴? バーロック:ヤクザ ウィドウメーカー:狂暴? ウルヴァリン:反骨?共和主義?
そもそも一言で表せない。 SLDFの機能を部分的に継承してる集団でもあるし、 ニコラス死後「トーテム生物の生態を尊ぶこと」で文化慣習が自己変容していった面もあるし、 相互競争の環境で立ち回り独自の立ち位置を確保したのとかもいる。 明白に航空宇宙(海軍)優先してるのはクラウドコブラとスノーレイヴンだけで、他の氏族は陸軍主体。
クロンダイク作戦ソースブック見ると、スターアダーの初代氏族長なんかは 「氏族の社会構造では、SLDFの大規模戦闘の経験や、異なる部門間の連携を実現していた指揮命令系統が失われる」 と判断して自分の氏族にできるだけその要素を残そうとした節がある。 スターアダーがわりと民間階級と戦士の結びつきが深い方なのは、 「生産と物流を担当する民間支援なくして戦闘部隊は存続できない」という本当に基本的な事柄を重視してきたから。 この点で対照的なのがスモークジャガーで、 あいつら「民間人は死なない程度に絞ればいいだろ、それより軍のリソースを他の全てより優先」とやり続けた結果、 中心領域で占領地行政に大失敗して反乱祭りで戦力を削られてたりする。
ブラッドスピリット氏族は下位階級を優遇した結果 氏族内の結束は高いけれどただでさえ少ないリソースが悲惨なレベルになって ボロボロになると建て直せなかったんだっけ
深辺境や氏族の世界のそのまた向こうにも誰か居るのかな
ソースブックのインターステラー・エクスペディションズで「四方の深淵に人間が住んでる可能性がある」事は示されてる。 今のところ高度な技術力とメックを作れるような工業力を両立した勢力はいないようだが。
じゃあ、更に彼方からの侵略ってのは今のところなさそうなのね ありがとう
ワードの残党とグリーンゴーストは大規模な侵略できるほど勢力ないか HPG施設を破壊した正体不明の組織はどうなったんだろう?
MWOのフォーラムで自分で塗った俺メック投稿してる人いるけどスゲェな できらぁ!な気分でやったら影も汚れもないのっぺりしたのが出来て俺はがっかりした…
冗談企画だがスターウォーズもどき星系とかゾイド星系とかいろんなのがあるよ。 ただ、それが攻めてくるとかの心配は今のところない。
深辺境の小勢力やプロト国家群は絶対的な人口足りてないから恒星間移動手段がほぼないんだよな。 ヌエバ・カスティーリャは人口密度がかなり高いのに鎖国状態だったレア地域。
深辺境にWanderersってジャンプシップを家にしてうろちょろしてる変な集団がいた気がしたけど 調べても全く出ないって事は俺の目と記憶がおかしいのか…?
>>235 LAMアーバンの群れに襲撃される惑星はないんですね・・・ 俺は…誰だ…? 脚がカタパルトだから見かけはともかくそんなに重いメックじゃないな。
ぱっと見LRM20、LRM15,SRM12搭載してるからアサルトメックなんじゃないかな
>>237 名前しか知らんな。 航宙艦数隻で交易しながら彷徨ってる連中って話だ 傭兵はどう生まれるかってスレッドあって見てたんだけど面白いな やっぱ皆脱走兵は狩られるって思ってるんだ …敵ができるからシナリオ的にはいいかもだけど他の面子的には迷惑なだけって意見も頷けるし 長男が家継いで次男を義務で放り出す方が好みというか出世しておら頭下げろよハゲって煽りたいな
この世界で所属していた国軍や政府が脱走兵の居場所を「どうやって特定するか」は難易度高いと思うけどな。 HPGで手配書回しても整形していたり名前を変えていたり別の身元を作っていた場合や、 協力的でない敵対国に紛れ込んでいた場合「藁束の中から針を探す」ことになりかねない。 まあ大概の国家ならガラテア他の「傭兵の星」に情報収集エージェント送り込んで定時報告ぐらいはさせてるだろうけど、 傭兵稼業は栄枯盛衰激しいからメック戦士限定でも個人を追跡するのはそれなりに苦労するんじゃね。
分権的な封建制下の星間国家だから 一つの継承国家の中でもある正規軍に属していた個人ないし部隊が政治マターで脱走し 同国家で別な正規軍の傘下の傭兵やって復権伺うとかふつうにありそう
リードアウトの著名なメック戦士でも脱走兵ちょくちょくいるんだよな。 あと「戦闘で壊滅した部隊のメンバーが行方不明になって戦死扱い→実は別の星域で傭兵やってました」は結構ありそう。 いったん惑星外に出てしまえば捜索難易度跳ね上がるわけだし。
あとどのくらいの大きさの部隊が多いかって話で色々例を出した結果 中隊(メック2+歩兵or車両)が多いってなって…そういやMWも2個ランスだったなって >>245 >>この世界で所属していた国軍や政府が脱走兵の居場所を「どうやって特定するか」は難易度高いと思うけどな スノードさんのとこだっけ?記憶喪失で給料を自分探しに使っても何の成果も得られなくて鬱になってた人居たの 大概の部隊の大きさはドロップシップの輸送能力がキャップになってるんじゃないかな。 レパード級とユニオン級が小規模部隊の事実上の標準みたいなもんだから、 ・レパード級1隻でメック1個小隊4機 ・ユニオン級1隻でメック1個小隊4機(残り8機分のベイは貨物スペースもしくはヴィークル用に転換) ・レパード級2隻でメック2個小隊8機 ・ユニオン級1隻でメック2個小隊8機(残り4機分のベイは貨物スペースもしくはヴィークル用に転換) ・ユニオン級1隻でメック3個小隊12機 の間のどれかに落ち着くだろう。 辺境なら初期グレイデスみたいに民生ダナイ級改造のトロイ級武装商船をユニオンもどきとして使う場合もあるだろう。
時代にもよりそうだなあ グレイソンの初期の時代だと中隊規模のメック部隊がごまんといたりしたそうだし 7機なんて中途半端な部隊はまともな仕事をもらえないと悩んでいた ということは、あの時代は中隊単位で仕事をしている傭兵部隊が多かったんだろう。 つーかメック中隊単位でごまんといるってのはすごい事だと思うんだが俺だけ? 10個ずつまとめれば連隊ができるんだから継承国家のミリタリーバランスを無茶苦茶左右しそうなんだが
中隊を10個集めても連隊相当の活躍できるかってなると割と疑問 練度も装備もばらばらで指揮系統もそれぞれ独立してる 傭兵戦士全員謀殺して、子飼いにメック与えていいならワンチャン? (31世紀前半のドラコ正規軍は実際にこれやるらかした)
メック戦士だけで部隊維持してるわけでなし、規模でかくするなら整備担当者とメック戦士担当する医者も相応にまとめないと部隊回らんよ。 ……んでそれやると「現場の親方」やってた腕利きが中間管理職になってゴネ出したりするんだこれが。
氏族襲来〜連邦共和国内戦のころは小隊規模でも政府や企業が護衛に雇ったりして小さい傭兵団が持ち直してたね 戦車とかヘリだけの傭兵団とか面白いのがいた時代でもあったけど…聖戦でなぁ…
聖戦と共和国時代は連隊規模のデカい傭兵部隊が消えていったが、中小部隊は変わらず生まれては即破綻の繰り返しじゃなかったか? 辺境の方に行けば仕事はあるんだし。
戦闘する事を主目的に考えるとLAMメックって価値が厳しいって評価になるな。 嫌がらせ特化なら最適だけど、通常戦闘において同重量相手には力負けするだろうし。 流行った状況と仮定しても通常メックの方が安くすむじゃないか! って結論になって仕方ない。
そもそもランドエアメックは「特殊な運用(高速展開)をする陸軍部隊用のニッチ機材」でスーパーロボじゃないので。 ・SLDF海軍がドロップシップと航空宇宙戦闘機でその空域/宙域を制圧し余計な邪魔が入らない 前提で、 ・SLDF陸軍側が「ちょっと飛べる機材で近接航空支援とか偵察、敵戦線後方に浸透して抽出やヘッドハンターやる時に便利」 な機材がLAM。 そしてこれは超ばかでかい通常メック戦力を持っていた上で少数(比較的)の特殊装備を採用できたSLDF往時の感覚なので、 継承権戦争後の王家軍とか傭兵部隊の規模ではそりゃ使いづらいよ。
オーロラ級のコンテナ付ける部分、あそこ延長して10個ぐらいコンテナ付けれたら楽しいだろうな 昔ヤフオクで3万ぐらいで落札したダークエイジのオーロラ級を見てそう思った
最近、60tメックの設計的な悩ましさに気づいて楽しい。 JJの重量増加のお陰で非搭載にする選択肢が普通にありになって、設計的に幅が出るんだな。
5/8/5が効率悪い(55トンと比較して)だけで、5/8/0、4/6/0、4/6/4なら重量級メック設計として十分なトン数確保できるからな。 XL解禁後はグランドドラゴンやランスロットのように6/9/0も狙える。
ドラゴンに重量級最弱疑惑があるとの情報に草 確かに1N型は全力射撃しても加熱しない程度の武装だけどさw
MegaMekって今は日本語化されてないの? 久しぶりに遊んでみたくなったんだが、昔にあった日本語版が失くなってるみたいで辛い
今のメガメックはかなりバージョンアップして昔とは機能が雲泥の差。
遊ぶ相手がいないとilClan(氏族星間連盟ソースブック)買うモチベが…… 誰かレビューしてください ノヴァキャット氏族がどうなったか教えて下されるとありがたいです
今病院から帰ってきたんだけど受付の戸のそばにPPCって書かれた段ボールが置いてあったんだよね それ見て(ERじゃないのか…)って思ってもうダメだって感じた
意外なんだが、向こうの氏族嫌いって「遺伝子改変されてて神を信じない連中だから」 トゥルーボーンとそれが率いる政治体制を嫌うというか、 氏族社会の有り様が中心領域の貴族と平民の鏡写しであり、 少々発生過程が違っても同じ穴の狢(血脈を特権階級の基盤にしている)という見方はしないっぽいのな。 ある種の宗教的アレルギー反応っぽくて端から見てる限りでは面白い。 アラリックはファシストだー、と言いまくってモデレーターに度々スレッドロックされてる奴がいるけど 星間連盟作った当時の地球帝国含めてどこの国家のトップも目的達成のためなら何でもするマキャベリズム思考は変わらんだろうに。
氏族が神を信じないなんて設定あった?宗教が力持ってるのはクラウドコブラ氏族ぐらいだけど他氏族も信仰が弾圧されてるって設定はなかったはず 科学よりも信仰の領域に足突っ込んでそうな薬中探索集団や行動の理由付けをヴィジョンと言い張る集団居たりと それとも中心領域側がそんな見方してるってこと?ざっと考えて言及してるソース思いつかないんで出来ればサプリ名教えてほしい ユーザーの一部(特にアメリカで)がそういう見方してるってならそれ一般化して語るには主語が大きいんじゃないかな
作品世界内ではなく、公式フォーラムでもたまに噴出する氏族アンチの言動がそんな感じって事よ。 理屈ではなくキリスト教的価値観にそぐわないから敵、みたいな印象を受けたというか ファシストファシスト連呼する連中の言動がどうもガンギマリすぎてるなあって。 昨今はTRPG界隈でもポリコレ棒振り回す連中ばかりだし、 そういう「とにかく間違ってるから叩かねば」な奴が増えてるのかもしれんけど。
ウルバリーン氏族とウマイヤが無関係なのが確定。 ただし、ウマイヤとは別口で氏族から脱走したおよそ大隊規模の旧星間連盟残党がどっかに存在する可能性が示された。 深辺境で蛮王国築いてたりとか、中心領域に戻ってきたけど戦乱に絶望して装備をモスボールして隠した的なネタに使えそう。
トーテムやらの制度は「偉大なるニコラス・ケレンスキーが決めた制度だから」従ってるもんだしなあ。 一種の個人崇拝だが、だからこそ熱心な信仰者とは相容れないんじゃね。 あとどうも氏族社会は資源カツカツのド辺境で暮らしてる関係上「先天的異常の子供」なんかは検査の上で間引いてるっぽいんだよな。 労働力として使えないなら資源を使う価値無し、という感じで(老人も死ぬまで働かせる社会だし、たぶん障害者福祉もない)。 キリスト教圏の人間は中絶にうるさいので、このへんで生理的(宗教ルール的)に無理って氏族アンチ層もそれなりにいるんじゃないかと思う。
>>270 これ見るまで忘れていたというか気付かなかったけれど 氏族は戦士階級以外の人的資源も余剰資源があれば人工的な生殖・教育プログラムで短期間に安定した質で増やせるのか フィデリス改め復興スモークジャガー氏族の科学者カーストは凄い忙しそう 結婚はともかく出産は氏族政府が介入する重要な「仕事」で、出生率にも「ノルマ」があるだろうしなあ。 優生プログラムで民間人カーストの数を管理する体制だからあんなショボい立地で数百年も生活していけた面はあると思う。 ウルバリーン氏族も根っこは同じ社会システムだから、生き残りは反ニコラスではあっても管理社会ガチガチ集団なんではなかろうか。 加えて「氏族に存在を知られたら追っ手をかけられる恐怖」が根強いだろうから閉鎖的な隠れ里になってる可能性は高い。
ウルバリーン氏族も現本拠地どこなんだろうな 旧辺境世界共和国の最深部当たりかと思っていたが一向に情報が出ない 遺伝子改変で遺伝情報から痕跡辿れないようにして中心領域に舞い戻っていたりして グリーンゴーストとして活動してるからこれはないか。本当にどこが拠点なんだろ
バトルテック宇宙は広さが知れてるようで果てしないからなあ……
名前の付いた「居住可能惑星(衛星もある)」が2000個オーバーだから、人間の目の行き届かない秘境なんていくらでもあるんだよな。 んでSLDFや辺境世界共和国が誰も知らない場所にこっそり隠し基地建造してたりする。
深深辺境(適当)とか中心領域のZ軸方向の暗礁宙域とかに星間連盟のかくし球がまだあったりするんだろうなあ 崩壊と共に忘れ去られた深宇宙探査計画とか、価値ある遺物や未知のデータコアを抱えたまま埋もれたキャッスル・ブライアンとか
ウルバリーン氏族がどの程度の技術・資産持ち出せたかわからないが 逃亡後早い段階でどっかのキャッスル・ブライアン等の高度技術の集積場を回収できなければ 組織維持することもままならないだろうから 他氏族は知らないウルバリーン氏族のメンバーのみの知識となるとやっぱりアマリス内戦時に作ったものじゃないかと
ブレイク派の背後にウルヴァリン氏族ってのは完全な与太だったのか、偽装が完璧だったのか…
あれは氏族を反ブレイク包囲網に組み込むためのアンクルチャンディの策謀でいいんじゃないかな
>>279 まぁスモークジャガーの生き残りを、ウルヴァリン氏族と勘違いするとかやらかしてるから、完全なでっち上げかも 「Redemption and Malice(懺悔と悪意)」の主人公とその背後にいる集団はどうなんだろうな。 (SLDF関連の知識を持ってる)氏族にかち合わないよう辺境世界共和国のキャッシュを漁ってるんだとしたらウルバリーンの末裔かもしれないが、 現在の氏族との接触もあるように見える。
グレイソン・メモリーコアですら大した物なのに、あれと同等かそれ以上の代物がまだあると考えると本当におっかない世界だ
グレイデス・メモリーコア自体はロゼッタストーンよろしく研究開発で欠落してた重要なピースを埋めたけど 「解読に国家規模の研究施設と人的リソースを投入できた」からリターンがあったんで、 個人とか小規模部隊であれを持っててもたいして意味ねーのよ。 地球帝国メモリーコアも同様。 あれにはロイヤル師団向けメックなんかの青写真も入ってたけど高品質部品作れる工場がなきゃ意味なし。
大勢力の下に届かなかったメモリは持ち主もろともコムスターによって組織的に狩られたなんて話在ったね 持っていても産業基盤動員できるポジションになければ大きな厄ネタ こっそり秘匿していてちびちびと中身使って自前の勢力の強化してる辺境惑星の領主とかいそう メモリーコアには教育基盤の整備方法とかその手のノウハウもあるだろうから
なんかファウンデーションみたいな話だなあ 灰塵の中から再び文明の大樹を育て上げようとする努力
バトテユニバースはファウンデーションに相当する組織(コムスター)が人類世界を技術的暗黒時代に導くため頑張ってました ここの過去スレだっけ?ヘルムメモリーコアと氏族侵攻がなくても、 技術衰退・破壊?のピークは過ぎて31世紀前半に技術復興の歩みが始まっていたと考察あったの そこら辺の時期にコムスターが辺境にHPG設置し始めたのはなんとなく覚えてるが
ファウンデーションて、アシモフ小説のアレか ああいう古典SFは、この手のゲームの愛好家にとっては一般教養なんだと思い知るぜ…
辺境と中央の配置からすると氏族が第一ファウンデーション、コムスターが第二ファウンデーションの構図で一捻りしてある。 外世界同盟のマーリンが地味な機体とはいえ「継承権戦争の百年を経てメックを新規設計できた」実例なので、 あれを見た他国も「辺境国家でやれるならうちでもいけるんでは……?」みたいになったのは想像に難くない。 あと3012年にウルフ竜機兵団が「マローダーを25トン拡大してマローダーII作らせたんだけど、俺なにかやっちゃいました?(チート主人公感)」 やらかしたのも影響与えてそう。 コルセアみたいな継ぎ接ぎメックじゃなく素で強いもんなマローダーII。
一方そのころ、二つの大国は共同成果としてハチェットマンを開発していた なお、ライラ側は運用方法を理解しなかった模様 話が3150近辺に飛ぶが、この後の展開として中心領域国家、辺境氏族の動向書かれるんだろうが 傭兵は何やってるんだかさっぱりわからない。傭兵の星もかろうじて機能してるところはガラテアだけのようだし
氏族侵攻以降のオーリガンとか何やってんだろうな 位置的に氏族関係なさそうだか、聖戦は巻き込まれそう
タマル・ライジングでライラ方面、 エンパイア・アローンで自由世界同盟方面の戦線がソースブックとして出るのは確定で、 さらに恒星連邦とドラコ、リャオ方面でなんか出ると思う。
サンダーバード(氏族バトルアーマー) 中心領域の氏族でノヴァキャット氏族のみがエレメンタルによって率いられているのだが、それにもかかわらず現在この氏族はエレメ ンタル・バトルアーマーを製造できない唯一の氏族でもあった。ノヴァキャットはバトルアーマー部隊の供給をダイアモンドシャーク に加えてドラコ連合にすら依存しており、彼らが製造できたのはクランミディアムスーツ“ラビッド”型だけだった。そのラビッドを 作る事さえもダイアモンドシャークの生産支援を必要としていたのである。聖戦が最高潮に達していた頃、甚大な戦闘損失に直面した ストーン総統はノヴァキャットに代わって働き、交換用のアーマーをジェイドファルコンから確保した。後にファルコンがアーマーが ノヴァキャットに与えられた事に気付いた時、引き起こされた大規模な摩擦を総統が宥める羽目になったため、この解決策は一回限り のものとなった。 聖戦の攻勢に専念していたウェスト氏族長は、エレメンタル・スーツの代替品の創造をイレースに残した科学者、技術者、そして商人 カーストから成るチームに託していった。聖戦と余波が片付いた3084年にようやくサンティン・ウェストはこの重要なプロジェクトに 注意を向け直したのである。 デヴリン・ストーンの連絡要員の一人の回想によれば、イレースの現場に赴いた際にプロジェクトルームで何の実機もプレゼンされな かった氏族長はひどく動揺したそうである。より正確には、科学者カーストは反射装甲を再現する新型装甲素材からオートキャノンの ミニチュア版の計画に至るプレゼンを彼に対して行った。技術者はフレーム重量を大幅に超過するVTOL推進システムのプレゼンを行っ た……それはまだ離陸する事もできておらず、処女飛行は数ヶ月先になるであろうという警告付きで。最後に、商人はこの“サンダー バード”を嘲笑し、どんな物が出来上がったとしてもバルセラのバトルアーマー製造ラインではそれを生産できそうにないと主張した [訳注:重くてデカいフォード・サンダーバードの6代目あたりに引っかけてるのかもしれない]。 サンティン・ウェストの自制心と平静さの証として、彼は丁寧に科学者を賞賛しつつもその作業を即座にこの場以外で行うよう述べた。 その後、あらゆる余計な物を取り除いたフレームを年内に生産可能な状態にする事を命じられた主任技術者は氏族長の命令に抗議した。 主任技術者の遺体が運び出されると、彼の後任者は氏族長のビジョンに熱心に従い、商人長もまったく同様の熱心さを見せたのである。 皮肉を込めた嘲笑的なあだ名が最終製品に残された事により、ノヴァキャットの新たな主力バトルスーツはサンダーバードと呼ばれる 事となった。 書類上の能力では、この設計はエレメンタルの代替機という元の目標に近付いてはいる。どこにでも存在する(エレメンタル)スーツ と同等の防護がある一方で、重量級設計のサンダーバードはエレメンタルの恐るべき対メック攻撃能力を持たないままである。反面、 サンダーバードは大半の重量級スーツよりも機動力があり、比較的薄い装甲と引き替えに印象的なペイロード能力を持つ。この容量を 慎重に使用したサンダーバードは通常は平均以上のレーザー武装を搭載しているが、それにもかかわらずシャークとの取引で得た対人 ガウスライフルもまた標準仕様となっている。スーツ自体の製造水準は高品質なもので、サンダーバードはキャットのラビッドスーツ や連合製のヴォイドへの強力な追加戦力となり、将来的な改装と能力向上も期待できる。 今年の10月に起きたラブレアへの最新の襲撃がサンダーバードの実戦テストとなった。スターキャプテンのダニエル・デヴァリスに率 いられた第489強襲星団隊所属のエレメンタル3連星隊は外部からの支援を一切受けず、彼らの混合編成スーツを利用する事で攻撃側に 対して多大な成果を出した。襲撃者のヴィークルはラビッドのミサイルで手酷い損害を受け、敵の中心領域バトルアーマーはサンダー バードの長射程と火力に完膚なきまでに圧倒された。支援部隊が無力化された事に気付いた襲撃側のメックはラビッドの群がり攻撃と サンダーバードの重火力支援の脅威から撤退したのである。
現時点でノヴァキャットがサンダーバードを自分達専用としているのは明白であり、RAFへの派遣部隊にすらも配備を行っていない。 度重なる問い合わせにもかかわらずこの設計がダイアモンドシャークや他の連絡先に販売される事はなく、名目上の同盟者であるDCMS に対しても同様である(我々の情報部は最近クリタの科学者がイレースの施設を訪れた事を発見したが、これは新型スーツとは無関係 であるかもしれない)。ラブレア上で進行中の小競り合いにもかかわらず、ゴーストベアーに対してサンダーバードが配備される事は なかった。これは損失がアイソーラとされる事への警戒かもしれない一方で、ノヴァキャットがこのスーツをより重いゴーレムと直接 交戦させたくない可能性もある。 久しぶりにバトルアーマー。今回はTRO3085サプリメンタル収録のヘンな奴。初出はダークエイジ。 氏族社会から「放棄」されたノヴァキャット氏族はろくな産業基盤もないまま中心領域で自分達の装備を揃えなければならず、 シャークが独占してる特殊物質ハージェルに依存するエレメンタル・バトルアーマー戦力は特に消耗著しかった。 そんなジリ貧状況に対応すべく作られたのが微妙にサムライ風外装のクランミディアムバトルアーマー(ラビッド)とこのサンダーバード。 ドラコ連合のヴォイドが言及されてるのは、技術協力と引き替えに氏族エレメンタルの体格にも合わせられるよう設計された供与可能アーマーだから(キャット専用仕様もある)。 サンダーバード通常型はエレメンタル・バトルアーマーの劣化品だが、数年後に科学者カーストの悪ノリ技術開発が実を結び 3080年代末期に反射装甲とバトルアーマー版LB-Xを装備したアップグレード型が生産に入る。 シャークから輸入しなければならない対人ガウスを使わずPPC*2射に耐えられる重装甲があるのでこれはこれで強力なバトルアーマー。 裏話的に、32世紀のドラコ連合のキシとオニ・バトルアーマーはサンダーバードを参考にしているらしい。
氏族製バトルアーマーは正直エレメンタルだけあればいいという環境で ヘルズホースあたりの特殊なバトルアーマー開発するならともかく パチモンエレメンタルをわざわざ作ったのはとても追い詰められたノヴャキャットの状況を示していたのか ラサルハグドミニオンと黒龍会にあれこれやられる前からひどいね 本当に氏族侵攻期に宿敵スモークジャガーの舎弟になっていたよりはマシだったのかな
AM-PRM-RH7 ロックハウンド採掘作業用メック 重量:40トン シャーシ:AML インディスティール PrMシリーズ パワープラント:アライアンス 160燃料電池 巡航速度:43/km時 最大速度:64/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:スタースラブ/6 武装: シャノン フォア SRM-4発射筒 2門 製造元:アライアンスモーターズ社 主要工場:セヴォン 通信システム:ギャレット T10B 照準・追跡システム:O/P 911-C 概要 過ぎ去った時代の失われた富を見つけ出す幸運を願う探検者や起業家達は、辺境の骨折り損の世界の地表で、特にSLDFと辺境の反乱者 達が決戦を行った荒野や廃墟と化した都市に引き寄せられる。彼らが獲得する予定の富が、分け前を求めるその地域の海賊などの類を 惹き付けるために、これらの“ロステック探し”は最高の場合でも危険な冒険となる。 セヴォンを拠点とするアライアンスモーターズの“ロックハウンド”採掘メックは、そのような幸運を掴む少数の探鉱者(山師)向け の作業を明白に支援するため作られたインダストリアルメックである。辺境における最大規模の作業用メックメーカーのひとつである 同社が外世界同盟でこの設計を開発したのは、このような時代と地域では、盗賊への威嚇や現地の危険な動植物に対処する目的でしば しば作業用メックに継ぎ接ぎの武装が取り付けられるのを考えれば特に驚く事ではない。 能力 AM-PRM-RH7“ロックハウンド(地質学者)”採掘メックは、従来型の車輌では進入できない危険な地形の探検が主要目的の中量級設計 である。この機体はインダストリアルメックとして作られているのだが燃料電池エンジンで駆動し、軍用グレードの装甲を使った上で、 軍用火器管制装置に接続された2門のシャノン製フォア4連装SRM発射筒で武装している(タウラス協定からの輸入)。これらのシステ ムが組み合わされた“ロックハウンド”は盗賊が好むありふれた軽量級バトルメックにとって深刻な脅威であり、敵対的な車輌や歩兵 にとっては明確な危険となる――それにもかかわらずメックには十分な放熱器が欠けているため、パイロットはこれらの武装を控えめ に使う事を強いられるのではあるが。 とはいえ、強力な岩盤掘削機とリフトホイストが“ハウンド”の主要任務である探検を助ける。大光量サーチライト1基が夜間や地下 作業における光源となり、またこのマシンは破滅的なイベントに備えパイロット射出システムを装備している――作業用メック設計で この機能はあまり一般的ではない。 配備 アライアンスモーターズはこの炭鉱メック設計を多くの個人事業主に販売しているが、タウラス協定やカノープス統一政体などの主要 辺境国家群、さらにインターステラー・エクスペディショングループが遥かに多数を購入している(この設計を作るためIEが大規模な 資金投入を行ったという噂がある)。3042年の導入以来、“ロックハウンド”(及びその他の派生型)は中心領域の至る所に出現して いる。
派生型 中心領域全域に無数のカスタム型“ロックハウンド”が存在しているが、アライアンスモーターズが注文を受け付けるのはこの作業用 メックの3つの主要派生型、RH7A“ロックオッター”、RH7C“ロックオポッサム”、RH7S“スペースハウンド”のみである。 水陸両用の“ロックオッター(岩カワウソ)”は環境シーリングによって有用性を拡張しており、水中や真空中の活動が可能となって いる。しかしながら重量と内部装置の整理が必要となり、パイロット射出システムと右側のSRM-4、放熱器1基、そして半トン分の装甲 が取り除かれた。 貨物型の“ロックオポッサム”は右胴体内部に3トン分の貨物ベイを設けるため、片方のSRM-4と放熱器1基を取り外した。 “スペースハウンド”は遥かに徹底的な改装である。外観は通常モデルにそっくり――中心線上のサーチライトはそのまま――なこの バージョンはアライアンス160燃料電池の代わりに核融合炉で駆動し、射出シートとSRM全て及びリフトホイストを、環境シーリングと 一対のジャンプジェット[訳注:レコードシートではジャンプジェットは1基しかなく、リフトホイストも降ろしてない]、微小重力の 真空環境で必要な推進剤2トン分に置き換えている。武装面では、このモデルは右腕に1門の小口径レーザーと採鉱ドリルを積む一方、 左胴に1トン分の貨物ベイを搭載している。 傭兵星のウルフェンシュタイン城からの脱出記事にちょっと出てくる「民間探検や宝探し用の軽武装メック」というニッチにも程があるインダストリアルメック。 辺境主要国家ハンドブック収録。武装ポン付けのMODと違い、製造メーカー自体で火器管制装置も積んでるしミリシャメック寄り、かなあ。 設計がインターステラー・エクスペディション絡みという含みもあるので探検隊が持ってても特に問題はない。カスタムも有り。 採掘用としても戦闘用としても半端かつ贅沢な仕様だが、これは「ゴールドラッシュで本当に儲けたのはジーンズ屋とか掘削道具メーカー」みたいな ロステックお宝探しの影で笑ってるのは装備を提供する企業というネタなのかもしれない。
そろそろ押し入れの中整理しようってやってたら昔のメモ帳出てきたんだけど 懐かしくなって検索したら俺の昔の愛機こんなかっこよかったんだなってなった CTS-6Y セスタス 重量:65トン シャーシ:GM ヘビー CVA パワープラント:GM 260XL 巡航速度:43/km時 最大速度:64/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:デュラレックス スペシャルヘビー 武装: デファイアンス B2L 大口径レーザー 2門 チスコンプ 39 中口径レーザー 2門 ポーランド メインモデルA ガウスライフル 1門 製造元:ゼネラルモータース、ブルーショットウェポンズ(ライセンス認可) 主要工場:カシル、ソラリスVII 通信システム:ターヘス タリア HM-22 照準・追跡システム:サラマンダーシステムズ コムフェイズユニット 概要 ゼネラルモータースによってSLDFに供給するべく2766年始めに生み出されたセスタスは、第二次継承権戦争序盤にCCAFの部隊がカシル 工場を破壊するまで製造が続けられた。セスタスの原型となったSLDFによる仕様は、2門のPPC、2門の大口径レーザー、そして一対の 中パルスレーザーを持つ中型火力支援バトルメックだった。しかしながら、当時利用可能だった放熱器はこれらの武器の組み合わせで 発生する莫大な熱を発散する事ができなかったのである[訳注:原型のCTS-6Xは2609年ロールアウト]。設計チームは強力なガウスライ フルを基盤にした試作機を開発すると、それに3トン分の弾薬を与えた。2つのPPCが失われた上、中パルスレーザーが通常型にダウン グレードされていたにも関わらず、再設計型の力と多用途性に感銘を受けたSLDF評価要員はセスタスの全力生産を承認したのだった。 能力 この10年で導入された新世代のセスタス・バトルメックを駆動するのは効率的なGM製260XLエンジンで、この機体に64km/時の最高速度 を与えている――これは重量級メックの軽い側としては低速だとみなされている。しかしながら、セスタスの搭載武器の組み合わせは いかなる距離でもこの機体を致命的な敵とする。胴体装備の巨大なポーランド製ガウスライフルが長距離において破滅的なダメージを もたらす。ガウスライフルを支援するのは各腕に搭載された大口径及び中口径レーザーである。殴り合う距離で戦うために手駆動装置 を両方とも残しているセスタスは、必要に応じて相手を捕まえたり打撃する事ができる。 配備 何らかの理由によって、セスタスはドラコ境界域のAFFS部隊ではそれほど人気がないのだが、それでもゼネラルモータースは主要部隊 に少なくとも1機のセスタスが含まれるよう最大限の努力を行った。対照的に、セスタスはカペラ境界域及びクルーシス(南十字星) 境界域リムワード戦闘地域の至る所に配備されている。ブロードソード軍団やイリシアン槍機兵隊のような傭兵部隊にセスタスが存在 しているものの、GM社がこのメックをAFFS以外の市場に直接販売する事はない。 ブルーショット社が製造するセスタス・バトルメックはジェイドファルコン国境沿いの全てのライラ同盟部隊で見る事ができ、第4ラ イラ正規隊は明白にこの設計を好んでいる。ブルーショット社はまた、セスタス・メックをケルハウンドやディオスクーリなど様々な 傭兵集団に販売している(後者の部隊が大幅割引もしくは公開されていない後援者による購入支援を受けたとされる多数の噂がある)。 3063年に、キャサリン執政官は傭兵部隊モバイルファイアにセスタス6Y型と6Z型の混成1個小隊を贈った。
派生型 ダブル放熱器技術によって可能となったセスタス6Z型は、元のSLDF仕様に立ち戻ったものである。2門の腕装備PPCと4基の追加放熱器 のためにガウスライフルと弾薬を削除した6Z型は、消耗品の弾薬供給が長期にわたってなされない事がよくある辺境の部隊で非常に人 気がある。 伝えられるところによれば、ブルーショットウェポンズ社では接近戦用のバージョンを開発中であり、オートキャノンを胴体装備した 様々な仕様の実験を完了しつつあるとされる。そのような設計が実用可能か――もしくはソラリスVIIのアリーナ外の市場があるのか ――は未だ不明なままである[訳注:おそらく7A型だが、聖戦後は絶滅したのでそれほど売れなかったらしい]。 カシルのゼネラルモータース社はジャンプ可能な派生型の開発を断念した。 著名なメック戦士 イサドラ・パテル中尉(Leftenant): イスラマバードCMM(カペラ境界域市民軍)第2大隊に所属する第1と第3中隊が、コーハーゲン上で明白な海賊襲撃に巻き込まれた事に 気付いた時、彼らはイスラマバード戦闘地域における春の野戦訓練――そしてある種の親善ツアー――の最中だった。後に確認された 情報では、(海賊の襲撃と思われたものは)実際には第3タウラス槍機兵隊所属の経験不足の混成大隊に“度胸を付けさせる”任務で あり、彼らを率いるテレサ・ダニエルズ大佐は惑星市民軍のみを相手にするものと考えていたのである。コーハーゲンにおける戦闘は どちらの側の部隊も同様に未熟であったため、速やかに泥沼にはまり込んだ双方でコミックじみた一連の誤認と過剰反応が起きたが、 その結果として民間インフラに広範な付随被害がもたらされた。ヒンズー語のアーシュラム(修行者が隠遁する場所)を、隠蔽された 軍事基地だと誤認して部隊に攻撃命令を出したダニエルズのミスは悲劇的な事態に至るところだった。パテル中尉と彼女の小隊には全 く戦闘経験がなかったが、それにも関わらず彼らは何の支援も受けないまま(修行僧が住む)コミューンに至る細い谷間に陣取った。 ミスに気付いたダニエルズが戦力を呼び戻すまでの2時間に及ぶ激しい戦闘で、彼らは混成中隊を寄せ付けなかったのである。パテル 中尉はプレインズマン戦車2輌、ヴィンディケイター1機、ギロチン1機の撃墜を記録した。 テクニカルリードアウト3058で登場した「地味だが強力」なSLDFメックのひとつ。高精度のガウスライフルとLLを撃ちまくる中距離砲戦メックで、 弱点もガウス(誘爆で右胴中枢がぴったり逝くのでXLエンジンが道連れ)。 SLDF一般師団やエクソダス後の王家軍でも使われていたので、高度技術を使ったメックとはいえ工場がある間は問題なく維持できていたようだ。 工場破壊後はコムスターのみが使用。 氏族侵攻後に復活した6Y型とエネルギー武器のみの6Z型は普通に傭兵にも販売されていて、XLエンジンの価格に怯まなければ値段以上の能力があるお買い得機種。 両手があるのも地味に便利。 再統合戦争後に設計された初期仕様のCTS-6X型は、もしかしたら当時のDHS-Pを前提にしてたんでないかとも思える。 エンジン外放熱器4基をDHS-Pにすれば遠距離はPPC*2、中距離PPC+LLかLL*2、近距離LL+MPL*2で撃ち分けできる程度の排熱能力になるんだよな。
これからメックウォリアRPGを始めたいと思っているんですが、定期的にbundleで販売とかされてたりします? もし安くまとめて買えるならその方がいいし、ないなら他のシステムも買ってるからDriveThruRPGで買おうと思っているんですが。 教えて有識者!
つまらん釣りする馬鹿がこんなマイナーなジャンルにまで出張るのか DriveThruRPGを本当に使ってるなら間違えても書かない内容のうえ、テンプレすら目を通していない
最近ちょこちょこ名前が出るようになったからじゃねえかなあ。 「作品名を検索バーに入れる」ことすらしない奴はどこにでもいるもんだ。
とりあえず>>3-9 に目を通してと言っておく ググレカスとか言うのは簡単だけど、マイナージャンルだからこそ邪険に扱ってご新規さん居なくなってもアレ >>3-9 を見たうえで、安く買えるタイミングが合ったらそこで買おうと思ったんすよ。 とりあえず1冊ずつ順番に買って翻訳して遊んでみます。 304さんありがとう。 今は上級ルールのいくつかが版上げで分冊になってるから複雑だな。
ウルフェンシュタイン城からの脱出、あの強制捕獲イベントだとストリートサムライでも厳しいんじゃねえかなあ。
スピリット 重量:35トン シャーシ:オリヴェッティ S1 エンドースティール パワープラント:マグナ 245XL 巡航速度:75/km時 最大速度:118/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:コンパウンド アルファ フェロファイバー 武装: シリーズ6b 射程延長型大口径レーザー 1門 ゼネラルシステムズ ヘビー中口径レーザー 1門 ゼネラルシステムズ ヘビー小口径レーザー 1門 Mk46 タイプIV LRM-10(アルテミスFCS連接) 1門 パターンJX 誘導SRM-4発射筒 1門 製造元:オリヴェッティウェポンズ 主要工場:ズデーテン 通信システム:アングスト2400(ECM連接) 照準・追跡システム:オミクロンXX(アルテミスIV FCS連接) 概要 10年に及ぶアップグレードと活性化プログラムの成果として、ズデーテンのオリヴェッティウェポンズ施設が3063年に操業を再開した。 再献納式典に出席したジェイドファルコンのプライド氏族長は、この工場が製造する初の氏族技術メック(スピリット試作軽メック) に関する所有の神判でオースマスターを勤めたのである。 氏族技術と中心領域の手法の融合であるオリヴェッティの施設とスピリット・メックは、ファルコンによる中心領域への関与に加えて、 彼らが進めつつある氏族と中心領域住民の統合をも表現している。プライド氏族長の新戦略は、ファルコンに3050年代から続いている 戦争の一時停止と氏族軍の再建、そして訓練の機会を与えた。スピリットは彼らのこの努力の基礎となった。容易に製造可能なマルチ ロール設計は、偵察と訓練どちらにも利用できるのである。 能力 スピリットの心臓部は出力240台のXL核融合炉である。基本は氏族設計だが、技術移転により地元での製造が可能となっている。軽量 でありながら強力なエンジンによってスピリットは時速120kmに迫りつつ印象的な搭載武装を持つ。とはいえそのメンテナンス要求は 一部の技術者にとってあまりに過剰なものとみなされている。 エネルギー武器に重点を置くスピリットは基地から離れて長期化する作戦にも対応できる。通常このような種類の構成では熱が大きな 問題となるのだが、倍強度放熱器を積んでいるおかげで偵察任務が長引いた時でさえもこのメックの熱発散能力が限界まで酷使される 事はないのである。 左腕に収まったシリーズ6b ER大口径レーザーがスピリットの武器システムの中核となる。加えて胴体搭載の一対のヘビーレーザー (片方は中口径、もう片方は小口径)が至近距離で更なるパンチを提供する。Mk46 LRM発射筒を組み込むのは、[訳注:補給から]独立 した作戦能力を持たせるというこの設計の基本哲学への裏切りだとして論争になった。それにもかかわらず、多数のパイロットがこの システムが追加する長距離火力を高く評価している。たとえその弾薬が2分で尽きてしまうとしても。パターンJX 誘導SRM-4発射筒は より設計哲学に忠実なものであり、先進的な照準システムによって弾薬を節約している。 6トンの先進装甲がこのメックの主要な防護を構成する。それほど多く見えないかもしれないが、1基の先進的な電子装備がスピリット を高度な武器で捕捉するのを困難にしており、この設計にその名前をもたらした。
配備 最初のスピリットは野戦評価のためズデーテンを拠点にするファルコンガードに引き渡された。しかしながら、この機体が最も一般的 なのは二線級と訓練部隊においてである。ライラ同盟への襲撃で多数が確認されており、中心領域の兵士達や離反した(亡命)ウルフ 氏族と直面した。この設計はメリッサとホットスプリングス上で良好な成績を見せたが、トワイクロス上での大失敗がこの設計の印象 に汚点を残した。現時点でスピリットを配備する一線級部隊は存在しない。それにもかかわらず、(ライラ)襲撃前にプライド氏族長 が立ち上げた人腹生まれと二線級の6個星団隊全てがこの新型バトルメックをそれなりの数量配備している。また同様に、占領地域と 氏族宙域の両方のファルコン訓練部隊で大量に運用されている。 TRO3067から、ジェイドファルコン氏族が中心領域のズデーテン工場を約10年かけて氏族グレードに引き上げて作った最初の二線級バトルメック。 訓練用にも使える二線級メックが新しく必要とされたのは、3057年の拒絶戦役でウルフ氏族を消耗させるためジェイドファルコンの若い戦士が大量に戦死したのが直接的理由 (このせいで翌年のコベントリの戦いで訓練が終わってないシブコに実戦経験を積ませる事になった)。 この後オリヴェッティ社の工場は氏族オムニメックなんかも作れるようになったものの、ターキナのリードアウトで書かれているように、 氏族人的にズデーテン産の製品は本国製よりも低品質とみなされていたりする。 まあリーヴィング戦争で本拠地から叩き出されて贅沢言ってられる余裕はなくなったが。 スピリット自体はどの距離でも使える氏族ERLLを主軸にした高速軽量級。敵の長距離火力がしょぼければLRMと一緒に引き撃ち、 近距離が薄ければ踏み込んでヘビーレーザーとSSRMを追加する。 遠近全部撃つとそれなりに過熱するため、新米に熱の扱いを教育するのにも役立つ。 ERLL以外を全て外してATM12を積んだスピリット2というモデルがあり、左腕を喪失すると火力ゼロの極端な構成だが全距離にATMで対応できて便利な派生型。
版上げで修理やカスタマイズの処理がCampaign Operationsに移動したからじっくり読んでたが、 TW世代の修理ルールにはFabricationという、「適切な交換部品が見つからなかった場合でも応急で部品をでっちあげる処理」があったんだな。 高度部品を製造できる工場(Factory)レベルの施設以外でやる場合は交換対象の技術レベルが制限されるが、 ドロップシップの修理ベイでも時間をかければ規格が一般的でない厄介な機体を維持できるようになっている(例がクリント)。 この応急部品の処理だと各装備の技術レーティング(ABC:原始的〜一般的/DE:ハイテク〜高度/F:氏族レベル超先進技術)の差が出るので、 元設計ではPPCが主砲のメックを、技術支援がへぼい辺境で運用し続けるためあえてオートキャノンやLLに改装などといったネタができる。
JM6-S イェーガーメック 重量:65トン シャーシ:カロン XII型 パワープラント:マグナ 260 巡航速度:43/km時 最大速度:64/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:カロン ロイヤルスター 武装: ミドロン モデルC 中オートキャノン 2門 ミドロン モデルD 軽オートキャノン 2門 マグナ Mk.II 中口径レーザー 2門 製造元:カロンインダストリーズ 主要工場:タロン 通信システム:ギャレット T11-A 照準・追跡システム:ギャレット D2j 概要 ライフルマンの成功(限定的にも関わらず)の後、カロンインダストリーズはこのメックの改善が可能かどうかを見極める事にした。 ライフルマンの性能を調査する中で、カロン社のエンジニア達はこの機体は装甲が薄く、弾薬が少なく、過熱しやすい事を見出したの である。彼らはイェーガーメックを設計する中でライフルマンが持つ利点を維持しつつその主要な欠陥に対処する事を試みた。 三つの(問題の)うち二つの結果は悪くない物だった。 彼らは弾薬の問題を軽減した上で、ライフルマンで起きていた熱負荷を取り除いたのだが、それにも関わらず同じ武器プロファイルを 保持したままメックの装甲防護を増やす事は単純に不可能だった。何処を見ていたのかはいざ知らず、感銘を受けたAFFSの調達担当士 官によってこの設計は承認され、そしてイェーガーメックの通常生産が始まったのである。 能力 イェーガーメックの主な特徴は致死的な直射火力支援能力を持つ4門のオートキャノン砲列である。両腕にそれぞれ1門ずつ搭載された 各2門のミドロン製モデルCとモデルDは十分な弾薬を供給されている。胴体内の一対のマグナMk.II中口径レーザーが接近時の防御を提 供しており、イェーガーメックの熱曲線はライフルマンの大口径レーザーを持たない事ではるかに扱いやすくなっている。イェーガー メックの設計の唯一の欠点は、この機体が重装甲で保護されていない事である。しかしながらカロン社はこの批判に対して、イェー ガーメックは最前列に配置される想定の機体ではなく、主戦線のずっと後方から遠距離の敵に砲弾幕を注ぎ込むメックだと指摘する事 で答えたのであった。 ライフルマンと同じように、イェーガーメックは強力な対空プラットホームである。この機体は(重量的に)弟分のメックと同じギャ レットD2j照準追跡システムを使用しており、武装もまた対空射撃の際には同様の精度を示す。搭載弾薬が(ライフルマンより)多い 事から、多くの場合イェーガーメックの方が対空ユニットとして優先される。 配備 主要製造施設をタロン上に持つ事から、イェーガーメックは恒星連邦で人気のあるメックとなっている。3039年戦争でクエンティンと インディペンデンス兵器廠を喪失した事でAFFSがJM6を独占し続ける状況に疑問符が付き始めたものの、鹵獲されたイェーガーメック がDCMS内で人気を得る事はなかった。リャオ家は戦闘で鹵獲した修理済みイェーガーメックを多数運用しているが、それでもまだこの 設計の大部分がダヴィオン家で使用されている。 AFFSのRCT内でイェーガーメックはデルヴィッシュ及び忠実なライフルマンと共に火力支援小隊の屋台骨を形成する。またこの機体は、 しばしば攻撃及び打撃小隊の支援要員となり、そこではランスメイト達の前進を支援するべく搭載火砲を使用する。モデルDは与える ダメージこそ大きくないものの、射程が長く制圧射撃に理想的なのである。
派生型 より良好な対航空機プラットホームとして設計されたJM6-A派生型は、中オートキャノンをゼウスLRM15砲列に交換している。カロン社 はこの派生型の生産運転を二期分のみ行い、製造分の大半がダヴィオンRCT内で確認されている。JM6-Aが地上目標との戦闘を強いられ た例がいくつか存在するが、そこでこの機体は通常型のJM6-Sと同じくらい役に立った。 著名なメック戦士 《デヴィル》ドナルド・ヴィンセント: 元傭兵のデヴィル・ドン[訳注:ドナルドの短縮]は、しばしば面白半分で強盗行為に手を出すフリーランスのメック戦士である。デヴ ィル・ドンが請けた最も最近の契約は、第四次継承権戦争中にジョナサン上の小規模な工場の防衛を助けるというものだった。AFFSが 制圧のため到着した時、彼と乗機のイェーガーメックはその場を離れていた。彼は契約条項を参照して、工場を占領するため送り込ま れた機甲中隊と交戦する準備をした。彼が即座に動き出さなかったので、ダヴィオン中隊は彼を無視して工場内に弾幕を放った。火災 が制御困難になると、ヴィンセントは単に振り向いてそれを眺めていた。後になぜそうしたか聞かれた時、彼は肩を竦めてこう述べた。 「俺が請け負ったのは工場を防衛する契約だ」「工場が燃えちまった以上、戦ったところで何の得があるのかね?」 ベネット・チャン少尉(subcommander): 紅衛兵(連隊)に所属するベネット・チャンのイェーガーメックは、ダヴィオンの玩具として中傷されている。しかしながら、チャン 少尉はダヴィオン由来のメックを使う事が元々の持ち主と対峙する際に有利に働くとみなしている。彼と部下の技術者達は、メックの 正面に一ダースに及ぶダヴィオン連隊の標準塗装を施し、前から見た時にダヴィオンの前線ユニットのように見せる技法を完成させた。 とはいえ味方からの誤射の可能性を減らすため、彼らは常にイェーガーメックの広々とした背面いっぱいにカペラの紋章を描いている。 彼がまだ実戦でこの偽装をテストする事ができていない一方、この事から彼は連隊内で偽装の専門家と見なされている。 イェーガーメックは「熱い、薄い、弾薬少ない」ライフルマンの改良(?)型機体。熱いと弾薬少ないに関しては解決しているが、装甲は更に薄くなった(軽量級並み)。 ボードゲームだと過熱の心配なしにLRM並みの射程で5点*2と2点*2を飛ばしてくる程度だが、オートキャノン系がデータ調整されているPCゲーム側ではかなりの便利メック。 典型的な「スナイパー」ロール機種で、火力を発揮する前提条件として前線を形成してダメージを吸収するブロウラー機の存在が必須。 天敵はストライカーとスカーミッシャー。 恒星連邦では戦車小隊(ブルドッグやマンティコア等)を前に出して、その後方からイェーガーメックを含む火力支援小隊で長距離砲撃するような使い方が基本になる。 「矢はカネがかかる、安いアイルランド兵を出せ」なノリ。 ドラコ連合で好かれてない理由は、おそらく火力支援用途であればイェーガーメックよりも「棺桶」ことLAW製のダウングレード版ランスロット02の方が僅かにマシだからかな。
恒星連邦の軍事行動はメック・戦車協同が前提とは言え、こいつをダヴィオン家の誇りにする感性が理解できない 対空と長距離火力支援できるっていうのは良いことだけどせめてJM6-D3ぐらい対メックの火力無いと
恒星連邦RCTは「TOE上対空ユニットが絶対に必要(編制時点でエアカバー足りてないので地上部隊が自力防空するしかない)」だから、 操縦するメック戦士当人だけでなく部隊員にもその重要性を認識させるために「誇り」と紐付けてるんだと思う。 脆弱な対空ユニットをかばって被弾を引き受けた前衛ブロウラーが撃墜された場合、 「ダヴィオンの誇りを守った(部隊の対空能力を維持した)」となる寸法。 まあ恒星連邦のクソ貴族ムーヴからすると実情は「下賤な従兵(戦車)が騎士たるメックの盾になるのは当然だろうが?」って感じだろうけど。
平民出の士官学校成績上位者に恩恵として与えられるメックなのかなw
ダヴィオンはブリテンやフランス宜しく階級社会だから、 重要惑星とかダヴィオン傍流の貴族はアトラスとかヴィクター、バトマスが割り当てられて 田舎惑星の木っ端貴族や土地持ってない男爵にはライフルマンとかイェーガーメックみたいなのはまああってもおかしくない。 平民出の優秀者には「騎士」を名乗らせ子飼いにしてエンフォーサーやセンチュリオン、キンタローやウルバリーン6Dを与えるなどもありそう。 普通の連中にはヴァルキリーとかデルヴィッシュ。 まあ傭兵視点では誰がどんなメックを持っていようと「サルベージ品として美味しいかどうか」が重要だけど。
317を見て捕虜の身代金のレートはないのか探したけれど見つからなかった 世界観的にあってもゲームとしてそこまで踏み込むのは今のご時世じゃ危険か
身代金は「捕虜の立場や階級、状況によって変わる」ものだから。 「任務の報酬金額(部隊規模と維持費に応じて千差万別)」と同様に単純化しようがない。 そもそも捕虜をとらない場合や、敵が戦闘後の交渉に応じない場合もある。 まず雇い主との契約条件でサルベージ権(捕虜及び鹵獲機材の取り扱いと、引き渡した場合にボーナス報酬があるかどうか)を詰めておき、 戦闘後に話が通じる相手(身代金払えそうな傭兵)であればこっそり個別交渉する、みたいな流れになるんじゃね? 傭兵ハンドブックの時点で契約書テンプレートのサルベージ部分に「prisoners」の項目あるし。 もちろん氏族や「傭兵に死を」命令が出てる期間のドラコ連合、海賊相手には身代金の交渉自体が成り立たない。
そういや氏族の捕虜の扱いってどうなってんだ? 聖キャメロン騎士団はプレゼント付けて返したみたいだが。
通常の場合、氏族的に名誉ある戦い方をしてボンズマンに「なれると評価された」らボンドコード付けて戦士カースト候補、 それ以外は教化の上でどれかのカーストに割り当てられるんじゃないかな。 なおネクロシア中毒のスコーピオン戦士は捕虜にしてもらえません。 聖キャメロン騎士団はどうやって戻ってこれたかわからん連中だし何とも言えん。 ガラテアに再出現した時の装備が氏族絡みではなく、どこかの隠しキャッシュから引っ張り出してきたものの可能性もあるし。
ヘリオンケシーク読んでるけど スコーピオン帝国はチェインクラスターのシーフォックス領を獲得して 元ハンザの商人階級送り込んでるのね ここを交易窓口に中心領域じゃめっきり見ないHPGとか売ったりしてな
中心領域のHPG網は物理的に破壊されたもの以外はコンピュータウィルスによって機能停止して復旧されていない状況 氏族製のHPGで(氏族の技術的優位を放棄せずに)直せるならとっくにシーフォックス氏族が売り込みかけてるんじゃないかな
既にタマル・ライジングでシーフォックスが一部HPGの復旧始めてる。
シーフォックスはスコーピオン帝国を氏族と見なしてるんかね 中心領域の6氏族評議会はリーヴィング戦争時に自分等以外の本拠地氏族との連絡を禁じてたが ゴリアテスコーピオンは放棄されたのでノーカン扱い?それとも既に氏族じゃないからセーフ?
そもそも奴ら「商売になりさえすれば誰にでも商品を売る」ので。 バレても中心領域じゅうで氏族製品の商売に食い込んでる自分達を排除できっこないと思ってるんじゃね?
そういえばスコーピオンのシーカー相手に 聖戦直後のヘルズホースやダークエイジのウルフも普通に神判やってたな
氏族の情報部門である「ウォッチ」について軽く資料掘ってみた。 まず氏族社会でウォッチはかなり歴史が浅い組織。 ニコラス・ケレンスキーがウルヴァリーン氏族殲滅時に直属の情報部(スパイ組織)を持っていたようだが、 これはニコラス後の大氏族長に引き継がれず、黄金世紀から30世紀末ごろまでの氏族は「情報収集専門の組織」を持たなかった。 中心領域の情報を集めるため2980年に辺境に送り出されたインテルサーはあまりうまくいかず、 本格的に中心領域を探るのと守護派の時間稼ぎを目的に3000年に送り出されたウルフ竜機兵団は3019年の補給を最後に氏族から離反。 その後30年の空白期間があり、3049年に大氏族長になったレオ・シャワーズが命じて初めて組織されたのがウォッチ。 ただし侵攻初期はまともに役立っておらず、ツカイードで負けてようやく改革が始まった程度ののんびりした組織。 数百年にわたって諜報機関を必要としてこなかった氏族人は 「工作員の浸透やスパイ行為、破壊活動(大雑把にヒューミント)」と「情報収集と分析(オシント、シギント他)」を混同しており、 敵スパイ狩りなど防諜任務も全部ひっくるめて「不名誉な仕事」扱いで半端者や年食った戦士を左遷する部署扱いにしてしまっている。 ろくな資源も人材も与えられないので満足な仕事ができず、たいした情報を持ってこないので主流派の戦士には重視されないという悪化スパイラルが日常。 中心領域氏族ではウルフとジェイドファルコンがそれぞれ「比較的まとも」なウォッチ組織を発達させていて、 ウルフ氏族側はナターシャとフェランの経験を元に中心領域並みのスパイや工作員を扱うのに対して、 ジェイドファルコンは「氏族的に不名誉な事をしなくていい」公開情報の集積と分析に重点を置いて成功しているのが面白いところ。 ダイアモンドシャークは商人がそのまま情報収集と分析をやっており、ゴーストベアーはラサルハグ人を大量に取り込んだのでスパイとテロ屋が超充実。 ヘルズホースとスノーレイヴンのウォッチはあまり目立ってない。 本拠地氏族のウォッチについては、スターアダーが万能型で優秀(まあ総力戦指向だし)、 クラウドコブラが宗教サークル「クロイスター」を経由した情報収集が得意、 コヨーテとストーンライオンは特に目立ったものがないという具合。
>ゴーストベアーはラサルハグ人を大量に取り込んだのでスパイとテロ屋が超充実 対してスノーレイブン。取り込んだものが情報機関の強化に役立つとは全然思えないのが悲しい
わりと謎なのは、ウルフ竜機兵団のウルフネットは技術優位はあるものの中心領域トップクラスの諜報組織を作れてるのに 竜機兵団の母体になったウルフ氏族のウォッチはフェラン君が加入するまでたいした事してなかったっぽいところ。 ウルフ竜機兵団の訓練を担当したのはゴリアテスコーピオン氏族だから ウルフネットはSLDF時代のノウハウ保持してそうなスコーピオンの人員が構築の手助けしたのかもしれないが。
ゴリアテスコーピオン氏族のウルフ竜機兵団への助力はアマリス内乱期の記録に基づいた正規軍同士の戦闘を再現することで 中心領域の用兵を身に付けさせることじゃなかったかなと思ってちょっと確認したら 黄金世紀の時代からシーカーいるのね(その割には中心領域の知識持ってなかったけど) シーカーが中心領域に到達していなかったとしてもシーカー運用のメソッド自体が軍情報機関に通じるもの/何らかの形で残したものの可能性あるのか
シーカー運動の初期に「中心領域までシーカーを遠征させようとした」ローアマスターが当時の副氏族長に粛清されたので、 リバイバル作戦前のシーカーは氏族本拠地に散らばっているキャッシュ探索が主要任務。 勿体ない精神が最優先される氏族では、旧式装備(たいてい星間連盟製品)が廃棄されずにキャッシュに放り込まれるから、 それを探すシーカーは事実上「本拠地のどこに出没してもおかしくない」連中。
クランメック、鳥足系機体を眺めていて思ったけど 完璧にどつきあいの事考えてないデザインしてんなって。 腕の接続位置も後ろ側で振り回す方向性全くなしって感じだし。 あと、やっぱりメックウォーリア系のアクション作品で近接振りたい。 あったらラグとか無視して殴りに行くのに。
メックの駒欲しいけどアマゾンだと種類少ないしどこか通販してるとこないかな? サンダーボルトが欲しい…
Catalyst Game Labs StoreかIron Wind Metals Online Storeで買えばいいだろう。日本にも発送してるぞ。
ありがとう、アイコノクラズムやオルカファクトリーで探してた 英語…まぁ何とかなるやろ
ThunderboltはBattletech: a Game of Armored Combatという基本セットに入ってる。ゲームもプレイするつもりならまずはこれを買うことをおすすめします。
現行にも射程を犠牲に軽量化したスナブACみたいなのって存在しないのかしらん。 ボード版だとAC系の最低重量が5tだ6tだで中量級にも気軽に積めないし。
ビデオゲームの方のMechWarrior2(Windows95/日本語版)をひょんな事から手に入れたのですが、Windows11で使えるようなWin95エミュレータでオススメのがあればご教授いただきたいです スレの趣旨とはズレがあるのは承知でですが、どうぞお力添えいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします
力技だけどDOSBoxに日本語Windows入れてその上で走らせるとかかなあ。
傭兵星さんのところで氏族内にどこの氏族にも属さないフリーギルドなるものがあると知って そんな存在いつ生えたんだろうと取りあえずウィキ見に行ったら92年の時点であって草 ジェイドファルコン氏族サプリ読んだことあるけれど全く記憶に残ってなかったよ
>>341 おそくなりましたが、どうもありがとうございます Win95のディスクが無いもので、オークションで探してみようと思います DV-7D デルヴィッシュ 重量:55トン シャーシ:ドーウィニオン スタンダード 55TES(ES中枢) パワープラント:コアテック 275 巡航速度:54/km時 最大速度:86/km時 ジャンプジェット:スウィングライン X-1000 ジャンプ能力:150メートル 装甲:スターガード CIVフェロファイバー(CASE付属) 武装: フェデレーテッド 10-ショット LRMミサイルシステム 2門 チスコンプ 39 中口径レーザー 2門 フェデレーテッド スーパーストリーク 連装SRM発射筒 2門 製造元:アケルナル バトルメック 主要工場:ニューアヴァロン 通信システム:アケルナル エレクトロニクス HID-21 照準・追跡システム:フェデレーテッド ハンター MkII 概要 デルヴィッシュは戦場で長い成功の歴史を持っているのだが、この機体はずっと「貧者のアーチャー」と見なされてきた。とはいえ、 この設計を実際に操縦したり隣で戦った者達がその見解を共有する事はなかったのだが。火力支援メックとして多用されているものの、 この機体は近距離火力においても十分な能力を持つ。元はSLDFのために設計されて一時は中心領域に広まっていたものの、戦争によっ てアケルナルの工場ただ一つが残った。大半のデルヴィッシュは恒星連邦もしくは連邦=共和国の戦列を埋めるようになった。明らか にダヴィオン家ですらもこの設計への興味を失いかけていたのだが、先進技術の復活によって、アケルナルはデルヴィッシュに幾ばく かの活気をもたらしたいと願ったのである。3047年の改装は販売数の増加を助けたものの、それらはアケルナルを満足させるものでは なかった。アケルナルのデルヴィッシュ製造ラインを実際に再編から救ったのは、連邦=共和国内戦前夜と最中における更なるメック 需要の増大だった。しかしながら、アケルナルは最新の派生型がこの情勢を変えるだろうと楽観的なままなのであった。 能力 デルヴィッシュはその任務を達成するために機動力と長距離火力に依存している。一対のLRM-10がヴァルキリー1機の倍の火力支援を 提供しており、5基のスウィングライン製ジャンプジェットがこのメックに障害物を克服させ、至近距離での機敏な運動性をもたらし ている。その遠距離弾幕に耐えたいかなるユニットに対しても、デルヴィッシュは各2門の誘導SRM-2と中口径レーザーを使って十分な 打撃を与える事が可能である。加えてダブル放熱器を持つデルヴィッシュは全ての武器を発射しても過熱しない。パイロットが戯れに ジャンプジェットを使用しながら全ての武器を使用した場合であれば一定の熱管理が必要だが、アケルナルが苦情を聞いた事はない。 8トンのフェロファイバー装甲はそれなり程度の防護を提供するものの、このメックは同重量のメックの大半と比較して軽装甲である。 2個のCASEシステムによって、デルヴィッシュはひとつの弾薬が爆発した後でも戦闘を継続できる。 配備 デルヴィッシュは中心領域じゅうのほとんど全ての軍隊で見る事ができる。とはいえ旧型モデルの大半は民兵や予備部隊に移されつつ ある。アップグレード済みのデルヴィッシュの大半はAFFSで確認されており、またライラ人達はグリフィンの方を特に好んでいる。XL エンジンがない事で価格は低く保たれており、小規模な傭兵部隊はこのメックが維持が容易で長持ちする事を見出すのだった。
派生型 7D型はデルヴィッシュを消滅から救った一方で売上は伸び悩み、アケルナルはニューアヴァロンの購入を維持するため大規模なロビー に訴えざるをえなかった。8D型は待ち望まれていた劇的なアップグレードだった。XLエンジンを使用して重量を浮かせたアケルナルは、 (ミサイル)発射筒をアルテミス装備のLRM-15にアップグレードしつつ、SRMを降ろしてより好まれる中口径レーザー2門に置き換え、 4門全てを射程延長モデルに変更したのである。デルヴィッシュの防護を増やすために2トンの装甲が追加された。 マルチミサイルランチャーを使う機会に飛び付いたアケルナルは、新たな派生型を強く要請されるまでもなく、それらを中心に据えた 9D型を設計した。4門のMML-5と5トンの弾薬を装備したアケルナルは、射程延長型中口径レーザーをそのまま維持してレーザーの精度 を上げるためターゲティングコンピュータを追加したのである。また彼らは更に1基の放熱器を追加した上で、9D型が砲火に耐えられ るように11トン半の分厚い装甲を与えた。 著名なメック戦士 ウクラ・マウック: 第2アーカブ軍団の獰猛なアザミ戦士の一人であるウクラは、彼の先祖が鹵獲した200年近く前の古いデルヴィッシュを操縦している。 (機体を)受け継いでから彼はミサイルランチャーをMRMに置き換えた上でTSMを追加しており、そのため彼は至近距離の恐怖と化した。 ライオンズ上でデルヴィッシュをちっぽけな目標とみなして近寄ってきたアックスマンが、彼をさっさと片付けようとした。ミサイル でアックスマンの装甲を数分間打ち据えた後、近付いたウクラは接近戦でダヴィオン戦士を始末したのである。ウクラはノ-ダチへの 乗り換えを提案されたのだがそれを断り、彼にとっていくつもの意味で先祖から受け継いだ遺産と感じられるメックの方を選んだ。 マシュー《ローハイド(生革)》フランシス: 粘り強さと敵対者への苛烈な追い込みで知られるローハイドは、カペラ境界域の両側を行き来する傭兵部隊カフ・ローディーズのお気 に入りである。彼の業績でおそらく最もよく知られているのは、ブロムヘッド上のサラザール砂漠で350キロメートルも逃走したシャ ドウホークを追い詰めた事だろう。 7Dデルヴィッシュは「地上移動で全力射撃」「ジャンプしながら遠近どっちか射撃」ができるので6Mと比較して大幅強化されている。 とはいえSSRMの弾薬1トン分を速攻で投棄するのがセオリー(絶対撃ち尽くせないから)。 トレビュシェットやイェーガーメックと同じく火力を引き受ける前衛ブロウラーが必要な後方支援機。ジャンプジェットは命綱。 7Dは氏族侵攻のちょっと前にグレイデスメモリーコアの復興技術で化粧直ししたモデルで、アップグレードは半端だがその分価格が安い。 恒星連邦しか作ってないけどSLDFが使っていただけあってどこでも使われてるし、恒星連邦にあまり受けなかったこのアップグレードは傭兵にも流れている。 著名なパイロットのウクラさんがノ-ダチよりもこのメックに拘ったのは、アーカブ軍団の母体であるアザミが元は「恒星間移民した北アフリカのイスラム教徒」で デルヴィッシュというイスラム由来の機体名にルーツを見出したのと、さらに英語のデルヴィッシュには(イギリスのせいで) 「勇猛果敢な兵士/修道僧」のイメージが乗ってるためでもあると思われる。 ウクラさんのデルヴィッシュは旧式の6M型のLRM10*2と弾薬*2の12トンをMRM10*3と弾薬*3に置き換えてTSMを追加したカスタムモデルだそうで、 TSMで機動力が落ちづらくなってるとはいえアックスマンに勝てたのは奇跡的な偉業(もしくはアックスマン側メック戦士が舐めプし過ぎた)。 ちなみに恒星連邦はデルヴィッシュを置き換える後継機としてヘルスポーンを採用したものの、聖戦後もデルヴィッシュの製造は続いている (タルコットのGM社ヘルスポーン製造ラインがワードに吹っ飛ばされためかもしれない)。
長い間調べて来たけどレパードのどこに気圏戦闘機が入ってるのか未だにわかんない 機首とか操縦席の下とか書かれてるけどイラスト見てもそこスペースないだろ…ってなる
見たまんまだが。 メック用の背の高いシャッター状のドアが船腹に2つあり、その前側にひとつ「幅広で上下に薄いドア」があるだろ? 航空宇宙戦闘機用のベイはそこ。 デルヴィッシュといえばあれ中東系の人名にもなってるんよね、日本で有名なのは野球選手のダルビッシュ有さんか
>>347 ここなん? 車両や部品置き場にもされてるって書いてるから前のとこ開いたりするんだとばかり… >>349 横レスだけど初出からずっとそこで変更されたことなんかないはず 「Located just forward of the 'Mech bays are the Leopard's two AeroSpace Fighter bays .」 車両置き場にされたなんて記述どこにあった? こういうこと言うと野暮なんだけど、これ発艦はできても着艦はなかなか難しそうなデザインよねw
レパード級に限らないが、ドロップシップがASFを発進させるのは「惑星の衛星軌道上」だし 重力井戸の底から戻ってきたASFを船に着艦させるのも軌道上(大気圏内に入れない「空母型」ドロップシップもいる)。 大気圏外なら軌道と相対速度合わせれば回収できるしな。 >350 ドロップシップ&ジャンプシップと、TRO3057Rのレパード級説明テキストにそれぞれ 「航空宇宙戦闘機を載せてない場合、そのスペースが追加装備やヴィークル類用スペースに使われる(事もある)」 「ASFを積まない場合、戦闘機用クレードル[ベイと同義]を解体すれば300トン相当の貨物と6台分の小型ヴィークルを置けるが、アクセス性最悪で戦闘には使えんぞ」 というような事が書いてはある。 ベイ重量はメック用もASF用も150トンだから、改装すれば「(ドア形状の問題で)同時発進はメック4機だけど、メック6機分積んだレパード級」というのも存在はできるな。
おっと、orだから「300トン分の貨物『か』6台分の小型ヴィークル」だな。意味がだいぶ変わるところだった。
>>353 thx ASF運用と同時に使える訳ではなくASFを搭載しないなら改修して倉庫あるいは車両置き場に出来るという事か ブラッドカイト 重量:85トン シャーシ:ヨーク XT(ES中枢) パワープラント:255通常 巡航速度:32/km時 最大速度:54/km時 ジャンプジェット:クラン シリーズ3型 強襲 ジャンプ能力:90メートル 装甲:コンパウンド 12A1通常 武装: シリーズ7K 射程延長型大口径レーザー 3門 XV型《ロングボウ》LRM15発射筒 3門 SEPクラス SRM-4発射筒 3門 製造元:ヨーク バトルメックY3施設 通信システム:ヨーク Y3-Com 照準・追跡システム:ヨーク Y3-T&T 概要 シーナ・ボークエス氏族長が弱体化しつつある彼女の氏族を再び甦らせる計画を始動した時、その改革にはメック設計に関する新しい 観点が含まれていた。2854年にコヨーテ氏族がオムニメックを実用化した際、ブラッドスピリットが展開できたのは戦力不足のわずか 3個銀河隊に過ぎなかった。この衝撃的な装備の不足は、エスカレートしていくオムニメックを求める所有の神判がある時点で単純に スピリットの手には届かなくなる事を意味していた。それ故に、ボークエス氏族長は科学者カーストに対してメックの設計手順を再考 するよう命じたのである。新規の設計は各々〈低コスト〉〈生残性〉〈長時間持続可能な火力〉〈最高効率〉の四点を満たさなければ ならない。この要素の大半は常識的なものだったのだが、ブラッドスピリットが製造あるいは配備していたバトルメック設計の多くが その一部もしくは全てに違反していた。シーナ氏族長は彼女の氏族にはオムニメックの捕獲と開発が実現困難であろうと予期しており、 そのため[通常の]バトルメック技術をどうしても最適化せねばならないと信じたのである。 数十年後、シーナ氏族長の信条に依って立つ新型設計機の製造と完成に至った科学者カーストは、組み立てラインからブラッドカイト を誇らしげに歩み出させた。 能力 ブラッドカイトはあらゆる点でシーナ・ボークエス氏族長の要求に忠実である。カイトは超軽量エンジンやPPC、高速連射オートキャ ノンなどのような高価な装備と武器を廃しており、その製造に用いられた超軽量素材は中枢構造のみで、武器類も最も低コストのもの が使われた。生残性に関しては、ブラッドカイトは85トンのフレームにこの重量等級が積める限りの装甲防護を搭載している。加えて、 氏族の標準的な手順によって全ての弾薬はCASEで保護されている。最後に、ブラッドカイトが持つジャンプジェットはより厄介な他の マシンが滅ぼされるような場面を生き残るのに十分な運動性を提供する。 3門のER大口径レーザーと、それぞれが過剰な量の弾薬を備えた3門のLRM15によって、他の大半のメックの弾薬庫が空になった後でも ブラッドカイトは戦場に踏み留まり続ける事ができる。これらの武器をバックアップするSRM-4発射筒のトリオが、このバトルメック にほとんど阻止不能な近距離パンチを与えている。 配備 ブラッドスピリット氏族の自慢の種であるブラッドカイトは、30世紀前半の登場以来長きにわたって大量に製造され続けてきた。この 機体はブラッドスピリットのタウマン内の全ての銀河隊とほぼ全ての星団隊で確認されている。
派生型 最近になって新たな派生型が戦場で確認されており、ブラッドスピリットがアルカディアの飛び地を取り戻す際にも用いられた。この 派生型はファイアーマンドリル氏族との緊密な関係でもたらされた高度技術が近年不足してきた事で明らかに苦しんでおり、大口径 レーザー3門全てと短距離ミサイル発射筒、1門のLRM15をまとめて外し、3門の射程延長型粒子投射砲に積み替えている。それと同時に、 残り2門の長距離ミサイルラックは先進的なアルテミスIV FCSに管制されるようになった。 並外れて強力な設計ではあるとはいえ、この機体は1世紀以上の間基本となってきたシーナ・ボークエス氏族長のメック設計哲学から 完全に逸脱している。結果として、この派生型がどの程度人気になるか、あるいはスピリットに少数生産以上の事が可能な資源がある のかどうかは不明なままである。 二線級ながら「安い、強い、固い」三拍子揃った貧乏氏族ブラッドスピリットの主力強襲級メックを連休中にやってみた。 カイト(kite)というのは鳶(とび)のこと。ストゥーピングホーク同様に鳥ネームだが、ブラッドスピリットはトーテム生物を持たないので由来は謎。 中心領域メックでいうならオウサムとストーカーを足して「2で割らない」代物を想像するといい。 装甲に穴を開けるホールパンチャーと露出した中枢を抉るクリットシーカーを単機で兼ねていて、放熱能力も42点と高く雑に強いので氏族メック初心者にもおすすめ。 火力的にも遠距離がERLL*3+LRM15*1かERLL*2+LRM15*3、近距離だとERLL*1+LRM15*3+SRM4*3で放熱が余裕。 LRMの弾薬は斉射で16ターン持ち、SRMも8ターン強、ERLLを中央胴と頭に積んでるので、最悪左右胴が落ちても戦闘を続行できる。 ブラッドカイト2は大拒絶でスピリットが負けた後に作られた新モデル。3連ERPPCを撃ちつつ、適宜ERPPC*1をアルテミス付きLRM15*2にして熱調整する。 対メック用ホールパンチャーとしては強化されたが、SRMを降ろした分手数が減って対ヴィークル面では弱体化。 ブラッドスピリット氏族はリーヴィング戦争で滅びたが、ストーンライオン氏族がこの機種の製造を試みたらしいので本拠地氏族が生きていれば絶滅してない可能性はある。
他氏族から見たら性能的には倒せない存在でないが 倒すのに必要なコストが高く戦利品にもならないという事なのか そうだ!爆撃で一掃しようw
遅ればせながら翻訳おつ―(混ぜっ返す前にお礼を言えよとw ブラッドカイトのwiki見てきたが、アップグレードしてないアトラスやキングクラブとほぼ同じ値段なのな アップグレードメックでも、XL装備か否かで傭兵にも買えるかどうかかなり左右されるよな 先進武器を装備してても、XLエンジンがなければ旧式とあまり変わらない値段だったりするしな wikiって言えば、ホーネットのコラム?は面白かったw 虫系の名前を持つメックをバグメックと呼ぶのは知らんかったが ホーネットディスりだけじゃ飽き足らずシャドホ2Dをディスりだす人がいたりとかなw
なお引き籠もり氏族のブラッドスピリットは他の氏族と戦闘という交流すらろくに持ってないし、中心領域に至ってはブラッドカイトを見た事がある奴がほぼいない (直接交戦したのはおそらく大拒絶でカリアナ・シュミット氏族長と戦った第1玄洋社連隊の連中ぐらいか)。
それにしても、氏族ERLLはかさばらないし軽いし、威力もあるしで言うことないな しかしこのブラッドカイトもグリフィンIIC5みたいに頭部装備かw 「これはメック戦士でない私から見ると良い変更なのではないだろうか――コクピットのすぐ横に莫大なワット数があるというのがどういうことなのか私にはわからない。わからないが――おそらくノヴァキャットの乗り手たちはコクピットで涼を得ているのではないだろうか?」 それは冷汗脂汗をかいてるんじゃないか、ってことじゃないだろうなw
個人的に最近バトルアーマーが面白くなってきたので辺境製品をひとつ。 レバイジャー強襲バトルアーマー 導入から2年も経たず、レバイジャーは速やかに傭兵や小国家群(特に元自由世界同盟から独立した諸国)で最も人気のあるバトル アーマースーツの一つとなった。冷厳なまでにシンプルなレバイジャーが人気なのは驚くところではない。最も注目すべき点は、この 装甲服が広く拡散している事と製造された場所である。 地球開放の後で、ワードオブブレイクの技術と彼らの統治のもとで大規模に工業化された世界群から多くの国々が利益を得た。共和国 もまた、多数の元保護領世界における基礎インフラ復興と、RAF(共和国装甲軍)を迅速に立ち上げる際にこの恩恵を大いに受けた。 レバイジャーは、ワードの影響力が元保護領をはるかに越えた場所に届いていたという明白な証明である。ワードの中心地としてよく 知られていたギブソンやコンパス座が完全に破壊された一方で、聖戦期にワードの力が及んでいた数十の世界と政府がまだ残っている。 マリア帝国はそのような事例のひとつであり、彼らはレバイジャー強襲スーツを実戦配備する能力を持つに至った。 レバイジャーの背景を遡るといくつかの点でユリウス・オレイリィの関わりが証明されている。ユリウスの父の時代、ワードがマリア 内で優勢だった短い間に、ブレイク派はホラティウス上のマリアン・アームズ社の施設をアップグレードするプログラムを開始した。 ユリウスが自国からワードを追い払った際に、彼はそれらと共にマリア帝国のバトルアーマー専用工場の可能性が潰えてしまった事を 見せ付けられた。未完成の製造ラインは聖戦の残りの期間ずっと放置されたままで、ワードと同盟し続けていればこの小国が得られた であろう利益を対照的に思い起こさせた。その未来図をマリア帝国の現実に引き寄せるには部外者が必要だった。 イリアンの元雇用主とワードから逃走してマリア宙域に辿り着いたダフィード・ルー博士が、カシウス・オレイリィの目に止まった。 マリア帝国の最高の技術者達をスタッフとして付けられた上で、苦境に立つ国家が傾きかねないほどの予算を提供されたルー博士は、 バトルアーマー(製造用)施設を完成させると同時に「中心領域じゅうの注意と財布の中身を引き付ける」新しいスーツを作り上げる 仕事を課されたのである。 レバイジャーが美しさや革新性といった点で賞賛される事はありそうにない。この嵩張る装甲服は一部修正されたバトルメック用装甲 を使う事で驚異的な防御力を得たが、柔軟性が犠牲になり、とても現代のバトルアーマーのスタイルとは思えないとも言われている。 多くの人々が恒星連邦の最初のインフィルトレーター(よちよち歩きと揶揄された)以来最も醜い装甲服と述べているにもかかわらず、 レバイジャーは操作要員達からそれなりの愛情を得ている。マリア帝国の強襲スーツはほぼ1トン近い装甲(他のいかなる中心領域の スーツも提供できないもの)を装備している。最大級のオートキャノンを除くあらゆる攻撃から生き残れるレバイジャーの操縦者達は、 見た目が多少不格好でも気に止めないようになる。その重装甲から考えると驚くべき事に、レバイジャーは時速20km以上の地上速度を 出す事が可能で、この点はカナズチやワーグのような重武装のスーツより優位である。
この装甲服の主火力を提供するのは多砲身型の無反動ライフルである。多砲身システムは仮にダメージを受けた場合でも単純に無傷の 砲身を適切な位置に回転させてライフルを機能させ続ける冗長性を持つ。諜報によるとルー博士はロータリー射撃を行う武器を完成さ せようと試みたのだが、現時点でそれは成功していない。2基のロケットによって1個分隊のこの装甲服は重戦車やメックに対してすら 脅威となり得る第二の攻撃が可能となる。だが全体として火力(もしくはその欠如)はレバイジャーの最大の弱点と見なされている。 このトレードオフ――火力と引き替えの重装甲――こそが3084年の初期生産以降の急成長を導き、スーツは公開市場で最も求められる 存在になった。マリア政府はこの装甲服をあらゆる当事者に販売しており、売上からの利益をレバイジャーの製造工場と、このスーツ を改善するための更なる研究開発に注ぎ込んでいる。 辺境国家が初めて自力で製造したバトルアーマー。聖戦が終わった後の登場で、こいつも初出はダークエイジ。 強襲級バトルアーマーなのでメックへの跨乗や対メック攻撃はできず、対人武器も積んでない。しかしガウスライフルが直撃しても死なない耐久力と、 辺境で製造されたが故にローテクで割り切った(無反動砲とロケットランチャーはほぼどこでも作れる)のが大受けした。 マリア帝国はこのバトルアーマーを代金を支払える相手なら誰にでも売りまくって財政の足しにしている。 データ的に長距離移動は兵員輸送車に依存するが、18+1点のバトルアーマーが通常編制で分隊につき4体、マリア帝国編制なら5体分いるので多少の火力なら耐える固い連中。 たいがいは軽中量級メックと通常歩兵で襲撃する海賊を待ち伏せるにはぴったりの機材。 32世紀になるとバトルアーマー用の高度な装甲(重量あたりの装甲点が多いが嵩張るフェロファイバーのようなもの)を使って重量を浮かせロケランをLRMに換装したモデルが登場する。 マリア帝国分隊(5体)ならLRM15、通常(4体)ならLRM12相当の火力を8ターン持続できる軽量ミサイル要員でわりと便利。 とはいえこの時代の王家バトルアーマーや氏族バトルアーマーは付加価値付けてもっと凄い事になってるんだが。
ニューアヴァロン教会の教皇が乗ってるカスタマイズメックの名前がわからない
ハイスカウト 無人機母機(ドローンキャリアー) 重量:60トン 移動形式:履帯 パワープラント:ヴラー 240内燃機関 巡航速度:43/km時 最大速度:64/km時 装甲:アークシールド V 武装: シュアショットII SRM2 1門 製造元:スコルテック関連会社(アソシエイツ) 主要工場:インアークス 通信システム:ステルスマットQ連接マルチトラック 照準・追跡システム:ターテック ミニファインド 概要 継承権戦争期の偵察専用ユニットの需要増大に低コストで応えたのが、3000年に登場したハイスカウト無人機母機である。この機種は インアークスのスコルテック関連会社によってライラ共和国に納入するため製造された。星間連盟期に存在したような洗練された電子 機器こそ持たないものの、それでもなおバトルメックの増加が恐ろしく稀なこの時代において、ハイスカウトとその遠隔操作型の無人 機群は軽量で高速なメックを怪しげな地域に運任せで送り込むよりもましな解決策を提供したのである。ほどなくして他の継承国家も スコルテックの設計のコピーを開始し、これらのヴィークルは中心領域じゅうの装備良好な連隊で広く使われるようになった。 能力 第三次継承権戦争後半のスカベンジャー技術期において、すぐにハイスカウトは手に入る中で最高の探知ユニットという評判を得た。 ハイスカウト自体は赤外線、振動、音波、動体、無線(ハイパーパルス信号を含む)を検出できる装置を持つ。ステルスマットQ通信 システムを持つこの無人機母機は、無人探査機を統制して自身は検出される事なく敵ユニットの発見と識別が可能である。無人機との 通信半径(衛星支援が存在しない場合)は25キロメートルで、デイジーチェーン方式で複数の無人機を繋ぐ事によりさらに遠くの機体 とのリレー中継が可能である。標準のナップファインドとパストラック型センサー無人機――実質的に遠隔操作型のミニ車輌で、指揮 ユニットに信号を中継するよう設計されている――は、当時の中心領域の軍隊が扱える中でも最も複雑な通信装備を使用していた。 ビーグルアクティブブローブやガーディアンECM装置などのような星間連盟期の強化された電子機器のみが、ハイスカウトとその無人 機群の偵察能力を上回る事ができたのだった。 ナップファインド無人機(2500キログラムの遠隔操作ホバークラフト)はスカートのない先進的な“ベンチュリディスク”ホバーシス テムで機動力を確保しており、燃料電池エンジンを使って時速250キロメートル近い速度を出す事ができた。一対のマニピュレーター (解体作業や、軍事科学的分析や有害物質を扱う状況でよく使われる)のみで武装したナップファインドは、その母機から離れて行動 することが可能で――しばしば30〜50キロメートル程度を進出する――標準のセンサー配列を通して集めた大量のデータの調査結果を 遠隔接続経由で中継する。 パストラック(ナップファインドと同様の基本設計でやや重い履帯型の無人機)はより長い作戦行動範囲といくぶん強力な探知システ ムを誇っており、衝突や小火器の射撃に耐えるそれなり程度の装甲も持つ。パストラックはナップファインドの探知能力を全て備えて おり、また無線通信を傍受する能力も優れている。それらの情報は無人機指揮システムを通じてハイスカウトに中継可能である。 ハイスカウト自体はネットワークの中枢を構成しており、ある程度頑丈な設計として作られた上で、敵対的な軽車輌や歩兵を思い止ま らせる程度の武装を持つ。この機体の通信ネットワークは多数の別チャンネルで送信を行い、搭載する5機の無人機全ての活動を同時 に統制する事ができる。
配備 クリタの襲撃によって最初のLCAFハイスカウトが捕獲された後、模倣品のヴィークルが大量に出現した。さらに傭兵の買い手を装った 仲介業者を通して数十輌のハイスカウト純正品が密かに[ライラ国内から]輸出されたのである。その結果、20年もしないうちに5つの 大王家ほぼ全てがハイスカウト無人機ネットワークか類似設計による同等のコピー品を持つ事になった。LIC[ライラ共和国情報部]は 最終的にこの拡散を可能にしていたセキュリティの破れ目を塞ぐ事ができたのだが、スコルテックの革新がシュタイナー家に提供して いたであろう戦略的な利点は3025年の段階でとっくに消え失せていたのである。 派生型 3039年戦争までハイスカウトやその無人機の大規模な派生型が登場する事はなかったのだが、星間連盟技術の復興によってさまざまな 実験的な改装案が提出されるようになった。その中でも特に有望だったのはカペラ大連邦国のもので、スコルテックの設計にビーグル アクティブプローブとガーディアンECM技術を実装しようとした。残念ながら、工学的限界――特に先進的なセンサーのとてつもない 重さ――によって、大連邦国のエンジニア達はレイヴンのような更に重量があり専門化した偵察ユニットの設計にその努力を向け直す 事を強いられたのだった。 ハイスカウトは偵察専門機種で戦闘力は皆無だが、バトルテック世界の「無人機(ドローン)」の使われ方がわかる機体。初出は1987年の テクニカルリードアウト3026(ヴィークル専門リードアウト)で相当古株。 母機のハイスカウトは履帯4/6、子機のパストラックは履帯8/12、ナップファインドはホバー15/23。20トン級メックを偵察に出す余裕すらない僻地では このリモコン無人機ネットワークが部隊の「目」になる。 ルール上リモコン無人機は隠蔽されたユニットを発見したり、間接射撃の前線観測要員として扱う事ができる。 リモコン無人子機は母機との通信を遮られると機能停止するが、カペラ大連邦国がガーディアンECMを復活させる3045年まで ECM機は鋳エレア(試作電試q戦装備積んでb驛激Cヴンぐらb「)だったので封£i使いには問荘閧ネかった。 ハイスカウト自体はライラの製品だが速攻で技術が流出したので31世紀頭から全国家で一般的。傭兵にもだいたい3060年代あたりから出回り始める。
WVE-5N ワイバーン 重量:45トン シャーシ:オスト エンドースティール(ES中枢) パワープラント:GM 180 巡航速度:46/km時 最大速度:64/km時 ジャンプジェット:ノースロップ 750 ジャンプ能力:120メートル 装甲:キロシュ 100(CASE付属) 武装: ジャクソンダート LRM-10ミサイルラック 1門 ナイトウィンド 大口径レーザー 1門 スターフラッシュ 小口径レーザー 2門 トーツシュラーゲン[撲殺] SRM-6 ミサイルラック 1門 製造元:マルテックス・コーポレーション 主要工場:エルライ(イーライ) 通信システム:オストマン AMB 照準・追跡システム:スクランブラー7シリーズ 概要 究極の都市戦闘マシンとして想定されたワイバーンが発注されたのは2660年代後半だった。この機体は低速だったにも関わらず、評価 者達の意見はマルテックス社が革新的な設計によって予想をあらゆる面で上回ってきたという点で一致した。しかしながら、この機体 の任務プロファイルには“群衆制御”が含まれていたため、多くのメック戦士達がこの中量メックへの割り当てを汚名とみなしたので ある。どんなパイロットも非武装の民間人を威嚇するためのバトルメックを操縦したがろうとはしなかった。 とはいえキロはキロであり、都市戦闘でワイバーンに敵うものはない。実際、動作の邪魔になるものが多い環境――岩だらけの荒れ地 や市街地の通りなど――では、ワイバーンはしばしば自分よりも格上の重量の敵を倒す事ができる。開けた地形ではより高速なマシン に弱いものの、それでもワイバーンは荒れた地形で戦う者達のお気に入りになり続けている。 能力 ワイバーンの低い地上速度に拘る相手は、よくノースロップ製ジャンプジェットを見落とす。120メートルのジャンプ能力によって、 ワイバーンは他のバトルメックでは乗り越えられない障害物を跳び越えたりその周囲で動き回れるのだ。 右腕のノースウィンド製大口径レーザーは同格の武器の中で最も大きく重量があり、そして手に入る設計の中ではおそらく最高の頑丈 さと信頼性を持つ。ノースウィンドによる過剰性能の目安として、同じ腕には一対のスターフラッシュ製小口径レーザーが取り付けら れており、それらのエネルギーはノースウィンド製の主供給システムに直結している。そしてその3門の武器はこのシステムに余計な 負荷を与えることなく全力射撃が可能なのである。 ワイバーンの近距離用主武器であるトーツシュラーゲン製SRM-6発射筒もまた非常に信頼性が高い。ホリー製SRM-6ほどの知名度はない が、トーツシュラーゲンは実戦で証明済みの頑健な設計である。CASEの真上に取り付けられた弾薬供給システムは特に注目に値する。 トーツシュラーゲンの装填機は精密かつ高速であり、一刻を争う戦闘中の装填時間を削減する事ができる。(発射機と)垂直に置かれ た装填機の構成によって、弾詰まりを解消する“シュラーゲン・ホップ”挙動――メック戦士がワイバーンをその場で飛び跳ねさせて 上下に振り回す――が可能になった。 この設計の一つの目立つ欠点は、設計者達がスペースを考慮してジャクソンダートLRM-10を核融合炉の前に取り付けざるをえなかった 事である。装填中のミサイル群は危険なほど炉心の近くを通らざるをえない。戦闘状態が長引くと、(エンジン熱による)高温がミサ イルの装填システムを強制的に熱停止に追い込む。メック戦士達が(過熱)安全装置を無効化すると、装填チューブ内で斉射分のミサ イルがまとめて炸裂する危険がある。長距離打撃力を維持するために、メック戦士達は慎重な熱管理を行わなければならない。
配備 少なくとも1機のワイバーンも持たない継承国家は存在しない。通常の基準からすれば低速だが、この強力な都市戦闘要員は移動が妨 げられるか困難なあらゆる種類の地形で繰り返しその有用性と信頼性を証明してきた。 派生型 ツカイードの戦いの直前、コムスターは所有するワイバーンをWVE-9N型にアップグレードした。大口径レーザーがパルス版に交換され、 SRM-6は1門の誘導2連型SRMに置き換えられた。放熱器が倍能力版[ダブル放熱器]にアップグレードされた上で、小口径レーザー2門は 中口径パルスレーザー2門に交換されたのである。3064年に生産を再開したマルテックスは、その後コムガードのためにワイバーンの アップグレード版を製造した。WVE-10N型は9N型の大口径パルスレーザーをER PPCに置き換え、中口径パルスレーザー1門と誘導SRMを 降ろしてガーディアンECM装置とC3iノードを追加している。 著名なメック戦士 ワード・ディルモア: 3051年にランディス兄弟団を率いるガラハッド・フリュー騎士団長がアンタロスに襲撃を行った。アンタロスはリムワード辺境沿いの 犯罪行為の中心地であり、海賊集団、雇われ兵士、密輸業者や自称盗賊王達がこの中立世界で一堂に会して取引を行い、同盟を組み、 雇いまた雇われる。アンタロス上で長きにわたって忘れ去られていた星間連盟キャッシュの場所を発見したフリューは、それを兄弟団 のために回収する事を望んだ。そのキャッシュはフチダ銃兵隊に支配された不毛地帯《シャッターワースト》に位置していた――この 新参者のはぐれ傭兵部隊は保有する重強襲メックだけで兄弟団の総戦力を上回っていたのである。 兄弟団の襲撃成功と銃兵隊との対決は伝説になり、その所属騎士達はスピンワード辺境における一流のメック戦士である事を証明した。 銃兵隊の強襲メック1個小隊が狭い枯れ谷のネットワークを使って兄弟団の配置を側面から叩こうとした際、彼らは半個中隊相当と思 われるワイバーン集団によって阻止された事に気付いた。ばらばらに攻撃してきたそのメック達は、強襲機が乗り越えられない起伏の 先にジャンプで逃げつつ、姿を消す前にレーザーとミサイルで有効な打撃を与えていった。破壊された機体こそなかったが、銃兵隊の メック達は攪乱射撃によって前進する事ができなかった。それから数年後に、彼らはランディス兄弟団が配備するワイバーンは騎士 ワード・ディルモアが操縦するたった1機だけだと知ったのである。 外見がアレだけどカタログスペック的に強力な近距離戦闘用メックのひとつ。LLと、LRM10orSRM6のどちらかを撃ち、 加えてジャンプ機動でぴったり4点過熱という扱いやすい設計。 エンドースティール中枢を使えなくなったダウングレード版の6Nは装甲1トン分とCASEを失っているが、 設計変更で中央胴のLRM10の装填経路が整理されて誘爆しづらくなったと明記されている。 6Nの使い勝手は5Nとまったく同じで、中心領域と辺境どこにでもあり、さらに整備間隔を長く取れる特徴を持つ。中量級としてはかなり当たり側の便利メック。 著名なメック戦士は格上4機を相手にワイバーン1機で凌ぎきった凄い人。アンタロスに攻め込んで星間連盟キャッシュの中身をかっぱらったこの時に ランディス兄弟団は辺境世界共和国のランページを入手したとされている。
LNC25-02 ランスロット 重量:60トン シャーシ:LAW LNC25-02 パワープラント:ピットバン 240 巡航速度:46/km時 最大速度:64/km時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:スターシールド 武装: ロードライト PPC 1門 サングロウ 重レーザー 2門 ヴィクトリー 23R 中口径レーザー 1門 製造元:ルシエンアーマーワークス 主要工場:ルシエン 通信システム:サイファー KIT-4 照準・追跡システム:ホークアイ B3 概要 クルップ・ステラー・テクノロジーは地球帝国と星間連盟のお気に入りのメック製造業者だった。彼らは優秀な武器とコンピューター システムの製造業者であり、最終的に自らゲームに参加する事を決定するまで良好な水準の利益を楽しんでいた。ゼーダー製造を手に 入れた後で[訳注:もしやゼーダー=クルップ(シャドウランのメガコーポ)というネタか?]、彼らは2581年に星間連盟補給司令部と、 弾薬に依存せずに相当な火力を備えた急襲用中量メックの製造契約を結んだ。とはいえこの要求仕様は非常に限定されたものであり、 実現のためにクルップが取れる選択肢を狭めた。そして彼らは問題解決の糸口として融合炉に焦点を絞ったのである。その年の後半に 行われた実地試験は成功を収め、ランスロットは本格生産に押し出された。初回生産が250機とそれなりの数だった一方、高価格にも かかわらず星間連盟は注文を拡大した。 火星に置かれたクルップ社の施設はアマリス蜂起の間に破壊され、また同じようにケレンスキーが地球帝国を奪還しようと奮闘する間 多くのランスロットが激しい戦闘に投入されていった。第二次継承権戦争の後、ルシエンアーマーワークスが青写真を取得するまでに この設計はほぼ絶滅しかけていた。LAW社はどうにかこのメックの限定生産を続ける事ができたが、その能力はかなり低下していた。 数世紀の戦争の惨禍はランスロットに設計上想定されていなかった役割(相手が最軽量のバトルメックでもなければ長くは生き残れな いもの)を強いたのである。この設計はまだかなりの打撃力を保持し続けているが、その恐るべき火力を安全に持続するための速度と 放熱能力をもはや備えていない。 能力 致死的なロードライトPPCがランスロットの主武器システムになっている。PPCの集中した火力はほとんどのバトルメックの装甲に巨大 な裂け目を入れて、ランスロットの副武器システムが敵のシャーシに深刻な損害を与えられるようにする。ランスロットの装甲は薄い ものの、主砲は十分に防護されている。 両腕部に搭載された2門のサングロウ大口径レーザーはより近い距離でその役割を果たし続ける。同時使用すると、これらはPPCよりも 60パーセントも多くの装甲を切除可能である。ランスロットのパイロットが過熱によるシャットダウンのリスクを受け入れられるなら、 彼は3門全ての武装を使って猛烈な砲火の雨を作り出す事ができる。 LNC25-02の最大の問題はその前身よりも速度が低下しており、最大でも持続64kmしか出せない事である。加えてこの設計は重い打撃に 対してせいぜい数回耐える程度の装甲しかない。わずかな装甲と並程度の速度から、現代のパイロット達はランスロットを“棺桶”と 呼ぶようになった。
配備 エクソダス以前のランスロットは、およそあらゆる軍隊で高速打撃部隊に配備されていた。第二次継承権戦争が終わる頃には、これら は技術と製造能力の喪失によって事実上絶滅するところだった。現在、完全動作もしくはサルベージ可能な状態のランスロットは中心 領域全体で十数機未満しか見つける事ができない。それとは別にLAW製のローテク版LNC25-02が200機程度確認されており、恒星連邦の やや重いイェーガーメックと似たような火力支援ユニットとして主にドラコ連合内で用いられている。 派生型 原設計は先進的なエンジンのおかげで50パーセント高速で、搭載放熱器も6基少なかった(とはいえそれらは倍容量モデルだったが)。 戦士たちの一部は大口径レーザーやPPCを射程延長型にアップグレードしていたが、クルップ社がそのような装備のモデルを生産する 事はなかった。アマリスの地球制圧より前に、クルップは更に先進的な技術を使用した新たな試作型である-01Xを実地試験していた。 高度なエンドースティール骨格によってジャンプジェットを追加可能になった一方で、防護はフェロファイバー装甲で増加しており、 さらに大口径レーザーがER版にアップグレードされていた。パイロット達の報告では、ジャンプジェットはたいして役に立たず、より 多くの装甲もしくは放熱器が望ましいと指摘された。しかしクルップにそれらの変更を行う機会が与えられる事はなかったのである。 著名なメック戦士 エドワード・N・スミス大尉: ノースウィンド・ハイランダーズの一員であるスミス大尉は、ノースウィンド・アカデミー卒業後の5年間で素早く昇進した。重中隊 〈スミスズ・ウォッチ〉の部隊長というだけではまるで不十分であるかのように、彼は部隊の白兵戦指導教官の一人でもある。スミス はマローダーを操縦していたのだが、ハイランダーズは現在恒星連邦で仕事をしており、NAISが彼の一族伝来のランスロット(2機が 生き残った-01Xの片割れ)を戦闘状態に戻すかわりにその機体を調べたいとしていくらかの技術支援を提供した。両者の取引は、彼の 中隊がとある襲撃者と交戦した際に報われた。その際に武器が損傷したスミスは敵の部隊長に対して一度ならず二度までもデスフロム アボブ攻撃を敢行した。皮肉にも、ドラコ連合の指揮官は星間連盟のまた別の遺物であるハイランダーを操縦していたのだった(デス フロムアボブ攻撃が“ハイランダー式埋葬”のあだ名で有名)。 https://www.deviantart.com/bishopsteiner/art/Lancelot-official-redesign-Line-art-902310215 新デザインがなかなか格好良かったので。オリジナルは太陽系産だがダウングレード版がドラコ連合で製造されてるメック。 本来は6/9移動の高速打撃メックだったんだが、360XLエンジンが作れないので移動4/6の出力240にダウングレード。浮いたエンジンとジャイロ分の重量を 全て放熱器に回してるが斉射にはまったく足りない。 後衛の火力支援機として見ればライフルマンやイェーガーメックのお仲間。棺桶扱いとはいえライフルマン4Dよりはマシだと思う。 装甲が薄い薄いと言われてるが、55トン御三家と同じ9.5トン152ポイント。ただし背面側が異様に厚い(たぶん原設計が背中から撃たれる事も想定していたため)。 装甲ポイントの各部位割り振りを変えれば相応の耐久力にはなる。 ドラコ連合はこのメックを気に入ったらしく、ダークエイジではオリジナルの速度が復活した上で氏族武装を積んだ最新型が設計されて、 同じく氏族武装を積んだ最新モデルのグランドドラゴンとペアを組ませている(2機種間で部品も共通化)。 サラセン中ホバー戦車 重量:35トン 移動形式:ホバー パワープラント:コンリー 105 内燃機関 巡航速度:86km/時 最大速度:129km/時 装甲:プロテクテック7 武装: コベントリ スターライト LRM10 1門 ガイデッドテクノロジーズ SRM2パック 3門 製造元:スカボロー有限責任会社 主要工場:アル・ナイル 通信システム:スカボロー トーキー-1 照準・追跡システム:スカボロー トラック-1-1 概要 スカボロー有限責任会社が生み出した一連の中型ホバー戦車の嚆矢となったサラセンは、第三次継承権戦争の後半に作られた。単純か つ部品や補給の可用性が高い内燃機関によって買い手候補に興味を持たせようと望んだスカボローの経営陣は、このシンプルな設計で 商業的な大当たりを引いたのである。この会社は10年を経ずに別のホバー戦車設計、シミターとサラディンの2つの販売を開始した。 サラセンは中心領域全体を通じてよく見られるが、大部分は自由世界同盟で使われている。マーリックは支援やスクリーニング任務を 担当する、騎兵や偵察小隊のような部隊でサラセンを使う。その速度と装甲、そして武装の組み合わせによって、この車輌はどちらの 任務でも良好に機能するのである。 能力 サラセンは様々なミサイル武器システムを搭載している。コベントリ製スターライトLRM10は利用可能な長距離戦闘システムの中でも 最も効果的なものの一つであり、ガイデッドテクノロジーズ製のSRM2パックは戦場における高信頼性の記録を持つ。元のサラセンには オートキャノン単独搭載が意図されていたが(後にサラディンと組み合わせられた)、設計者達はコベントリ製のミサイルシステムが この戦車をより多用途にすると決定した。サラセンはスターライトシステムによって自身を反撃に晒す事なく目標に対して間接攻撃を 行う能力を持つ。 GT(ガイデッドテクノロジーズ)製システムの実績はともあれ、複数のSRM2発射筒はコストと生存性のために選択された。当時のGT製 ミサイルシステムは市場で最も安価であり、計3基のシステムを積んだサラセンは(武器)システムの故障や損傷が起きた場合に更な る生存性を得られるようになった。仮にSRM6を装備していた場合、一度の被弾でサラセンの実質火力は半減していたかもしれない。 高速のサラセンはある射撃位置から速やかに別の位置に移動できる。この能力によってこの戦車は遅滞行動の際、容易に交戦から離脱 して新たな位置に退却した上で、前進してきた敵に再び直接及び間接射撃による交戦が可能なのである。 配備 特に自由世界同盟においてサラセンは市民軍や駐屯部隊の多数に即座に受け入れられた。マーリック市民軍向けがスカボロー社の戦車 製造ライン3本の毎年の生産分の40パーセント近くを占めている。価格が手頃で幅広い予備部品を利用できる事からサラセンは多くの 諸兵科連合傭兵部隊の定番装備にもなっている。少なくとも1個小隊分のサラセンが偵察小隊や側面攻撃部隊として使われているのは それほど珍しい光景ではない。
派生型 サラセンに公式の派生型は存在しない。その代わりにスカボロー社は何歩か先に進み、同じシャーシから別の2つのホバー戦車プラッ トホームを開発した。戦略指揮官がこの戦車を戦場で有用だと認識しているにも関わらず、多くの乗員がサラセンで任務に就くのを嫌 がっている。彼らはこの戦車がそのような戦術的役割を果たすにはあまりにも軽すぎると考えているのである。 存在している派生型はその全てが主に武器コンポーネントを交換したものである。砲塔の装備マウントはとてつもなく多目的に使え、 非常時には別メーカー製の部品を受け入れる事もできる。この例外はホリー社ブランドのミサイル発射筒である。配線及び連続装填用 のスイッチが側面(背面ではなく)に配置されているホリー製ミサイル発射筒は、配線が武器クランプに挟まってしまい指定スロット に収める事ができない。熟練したサルベージ要員はそれらを応急的に修正可能だが、成功の確率は半々である。失敗した場合、大概は その発射筒が射撃すると砲塔に不快な振動が発生する結果に終わる。 著名な乗員 ボリス・マリウス、アントン・グラント、マルタ・ヴァンルーベン: 現在では壊滅した傭兵部隊であるインセクト旅団のメンバーだったこの3人は、旅団の偵察小隊を率いるサラセン《コックローチ》を 操縦していた。長い2本のホイップアンテナが特徴的な《コックローチ》とその乗員は、地形を遮蔽物にして長距離の敵に数度のLRM弾 幕を放ち、目標が近付くと速度を頼りに全てのSRMを叩き付ける事で知られていた。斬新な戦術ではなかったものの《コックローチ》 の捻くれた点はそのSRM弾倉にはほとんどの場合インフェルノ弾薬が満載されていた事であり、彼らの標的に衝撃と驚愕をもたらした。 この乗員達はローニン戦争中にキャンディス上で死亡した。ドラゴンスレイヤーズ所属のローカストが一斉射撃した際にマシンガンが SRM弾薬庫を貫通し、弾片がインフェルノに着火したのである。 ネス湖の怪獣(Loch Ness Monster): ペラIIへの襲撃の際にマーリック市民軍のメンバーが搭乗した《怪獣》は敵の行動を遅延させる部隊の一員であり、側面に回り込んで 脅威となっていたスティンガー1機の撃墜を記録した。《怪獣》は相当な長時間戦い続けたため、ドロップシップに《怪獣》が戻った 際の残弾はミサイル2射分のみだったのである。
シミター中ホバー戦車 重量:35トン 移動形式:ホバー パワープラント:コンリー 105 内燃機関 巡航速度:86km/時 最大速度:129km/時 装甲:プロテクテック7 武装: アームストロング J11 オートキャノン/5 1門 ガイデッドテクノロジーズ SRM2パック 2門 製造元:スカボロー有限責任会社 主要工場:アル・ナイル 通信システム:スカボロー トーキー-2 照準・追跡システム:スカボロー トラッキー-2 概要 サラセンの配備に成功した5年後に、スカボロー社はシミター中型ホバー戦車を発表した。各種のミサイル武器を搭載したサラセンが 主に高速な支援ヴィークルとして機能する一方で、スカボロー社はサラセン編成を補う直射火力支援要員としてシミターを設計した。 当初の計画は機動大隊と呼ばれており、2個中隊のサラセンを支援する1個中隊のシミターが想定されていたのだが、実際のところ継承 国家の軍隊の大半は軽戦車をそこまで信頼していなかったのである。 能力 シミターはただ一つの目的、すなわち「戦闘で勝利する」ために設計されたシンプルな戦車である。この設計は(核融合炉のような) 高度なシステムを避けて、費用対効果の高い設計と堅実な製造工程を選んだ。シミターはミサイル発射機複数とマシンガンの代わりに、 実証済みのアームストロング製オートキャノンを主砲として搭載している。砲塔の左右に搭載された一対の2連短距離ミサイルが必要 に応じてこの主砲を補完しており、シミターが敵に近付いた際にしばしば「とどめの一撃」となる。 売上をさらに好調にするため、スカボロー社は多数のサラセンと同じコンポーネントを組み込む事で、購入者の兵站要求が単純になる ようにした。シミターはその前任者(サラセン)と同じ装甲、同じエンジン、そして同じブランドの電子機器を使用している。さらに 最初に配備されてからの数年間、スカボロー社は両方のヴィークル用に設計された部品パッケージを割引価格で提供していた。
配備 第三次継承権戦争末期における華々しい活躍は、中心領域全域の機甲部隊編成にシミターの収まる場所がある事を確実なものとした。 アル・ナイル上の主要工場の生産分はほぼDCMSだけに納入されたが、補助生産分は全てが関心を持つ買い手のために市場に出された。 加えて、いくつかの短期ライセンス付与によってシミターの生産は迅速に拡大したのである。 スカボロー社のマーケティングチームは、第四次継承権戦争が終わった直後に起きたカペラ大連邦国へのカノープス=アンドゥリエン 侵攻中の、カペラ郷土防衛隊大隊と侵攻側のアンドゥリエン連隊との交戦を例に挙げる事を好む。この戦いでは、堅固に守りを固めた カペラ機甲部隊1個大隊を自由世界同盟の大量の軽ヴィークルが圧倒しようと試みた。カペラ大隊の半数以上がシミターで構成されて おり、いくつかのサラセンと、サラディンの強襲小隊がその中に加わっていた。アンドゥリエン側のハラッサーとガレオンが競って飛 び込むと、サラセンがミサイル弾幕で支援する一方でシミターは正確な砲火の連続射撃を降らせた。軽装甲のアンドゥリエン車輌は速 やかに大火力の餌食となり、彼らが撤退を始めるとシミターと姉妹機はその高速を生かして、侵攻軍の全部隊がドロップシップに退却 するまで嫌がらせ攻撃を続けた。 ドラコ境界域の最近の演習で確認されたダヴィオン部隊は、シミター4輌とサラセン2輌の強化(戦車)小隊である。ロビンソン上での 模擬戦闘において、彼らは6輌のサラディン強襲ホバー戦車による強化小隊とペアになって対メックハンターキラーチームとして行動 しているのが確認された。彼らの演習相手はほぼ常にクリタのメックで、パンサーかドラゴンのどちらかだった。 派生型 シミターの乗員の大多数は彼らの戦車が良好に機能している限り改装の必要がない事を理解している。戦闘で損傷したヴィークルは アームストロングの代わりに応急でミサイル発射筒を装備するが、ミサイル運用に熱心な指揮官からするとサラセンが利用できる限り においてそのような改装は余計でしかない。 著名な乗員 ニコラス・バレットとデクスター・マーフィー: この操縦手と砲手のチームはアンドゥリエンとの交戦中に他のヴィークルよりも多数の撃墜を果たした。彼らは初期の強襲の間は大隊 の仲間と共に戦線を保持していたが、追撃の際に傑出した働きを見せたのである。2輌のサラセン支援戦車とチームを組んだバレット とマーフィーは、ミサイル弾幕とアームストロングによって(ホバー)スカートに穴を開けてアンドゥリエンのホバー戦車を失速させ、 地面を這い回る事を強いた。アンドゥリエン側のガレオンチームによる突撃でミサイルボートのサラセンが破壊されるまでに、7輌の ハラッサーがこの戦術の餌食となった。バレットとマーフィーはレーザーの集中砲火によって装甲の破片が噛み込んだ砲塔が旋回不能 になってしまい撤退を強いられる前に、どうにか2輌のガレオンを無力化する事ができた。 ヴィクトリア・マークス伍長: マークス伍長はマーリック家の第2オリエント軽機兵隊に所属するシミターの砲手である。3038年に彼女の部隊はアビー管区における 海賊襲撃に対応し、メックを装備した盗賊共を惑星外に追いやるのを助けた。彼らは重大な損失(マークスの操縦手を含む)を被った が、戦闘後に彼女の功績が特に言及された。彼女が海賊のアサシンの膝裏に正確な砲撃を行ったおかげで、速度に劣るマーリック部隊 がそのメックを取り囲んで鹵獲する事ができたのである。
サラディン強襲ホバー戦車 重量:35トン 移動形式:ホバー パワープラント:コンリー 105 内燃機関 巡航速度:86km/時 最大速度:129km/時 装甲:プロテクテック4 武装: スカボロー オリジナル 20 オートキャノン/20 1門 製造元:スカボロー有限責任会社 主要工場:アル・ナイル 通信システム:スカボロー トーキー-2 照準・追跡システム:スカボロー アサルト-2 概要 サラセンとシミターの商業的成功によって、スカボロー社はそれらと同じシャーシを使う三番目のホバータンクを創造するに至った。 サラディンは他の二つのようにほぼ同じ基本設計を共有するのではなく、砲塔を完全に取り外した上で、弾薬供給や修理施設付近での 防衛作戦を主眼に設計された。しかし初回売上は低調なものだった。消費者はスカボロー社が提供する他の製品を補完するのではなく、 それらを置き換えられるようなものを望んでいたのである。会社は臆する事なく、彼らの製品が良い物だと知って貰うために発送料を 無料にした上でサラディン用の訓練を提供した。これらの特典と戦場での成功に助けられて、サラディンの売上はサラセンとほとんど 変わらない所まで到達した。 能力 “高速で、何でも吹き飛ばす!”サラディンについて、人気映像【アザミの戦士たちIV】からの引用。最高時速130km弱という速度は ホバークラフトとしては平均的である一方、航空機以外でクラス20オートキャノンを持つものとしてはおそらく最速の類である。大半 のメックは足の速さでサラディンを上回る事ができず、装甲化された装輪や装軌ユニットの多くも同様である。並外れたものではない にせよ機能的な武器であるスカボロー製オリジナル20は、サラディンよりも小さなユニットの大部分を一撃で破壊する事ができ、また 大型のユニットを無力化する事も可能である。実際、この機体の物騒な砲を見た小型ユニットが近付きたがらないために、サラディン が存在するだけで戦いの趨勢に影響を与える事もある。設計者達はサラディンに3トン分の弾薬を与える事で、高速移動中でも冒険的 な射撃を行えるようにした。 その強みにも関わらず、サラディンにはいくつかの欠点がある。最も明白なのは装甲が不足している事だ。このヴィークル重量の半分 が主砲と弾薬に費やされているが、価値ある機体の防護に使われているのは5パーセント未満なのである。スカボロー社は巨大な武器 を搭載するには妥協が必要な事を理解しており、最小限の装甲を正面は分厚く、それ以外は薄く配分した。(装甲不足と比較すれば) 二番目の懸念は、オートキャノンが要求する重量のために砲塔と補助武器を持てない事である。
配備 ドラコ連合で製造されていながらも、サラディンは自由世界同盟の“ダミー会社”とのライセンス契約を通じて頻繁に輸出されている。 その中でもかなりの割合が、高速の盗賊や海賊に対処するため速度と重い打撃力を持つユニットを探し求める辺境国家群によって購入 されている。サラディンの売上の例外は、ドラコ連合の伝統的な敵であるライラ共和国に比較的多数のスカボロー社ホバークラフトの 販売が許可された事である。しかしながらこの王国が恒星連邦と合併して以来、売上は劇的に減少した。ドラコ連合において、これら のユニットは大半がアザミの世界で確認する事ができる。荒野ばかりの地形はサラディンの配備に適しており、さらにこの戦車の名前 は地元民から敬意を払われている[訳注:アザミ所属惑星の住民はイスラム系で、サラディンはイスラムの伝説的英雄]。 派生型 サラディンのサイズと構造が限定されている事から、派生型は珍しいものであり、またスカボロー社による公式の派生型も存在しない。 購入者の大半は、(サラディンを無理に改装するよりも)同じシャーシを使ったスカボロー社の他の戦車を購入する方が良いと考えて いる。装甲の増加が必要なのは明白であるにも関わらず、サラディンに先進材料を使った装甲や中枢を採用するという試みは存在せず、 ドラコ連合にとってスカボロー社の優先順位は高くない。更なる防護を求めて死に物狂いの一部の乗員は追加装甲と引き替えに弾薬庫 を一つ取り外している。 著名な乗員 エル・シド: グレーター・ヴァルキリー領のボタニーベイを拠点とするレッドジャック・ライアンとマリア・モーグレインの襲撃隊の一員として、 エル・シドは中心領域の防衛部隊に恐怖をもたらしている。エル・シドは部隊の先陣を維持しつつ陽動と強襲のどちらも行う可能性が ある。エル・シドを打倒するため何人もの海賊狩りの戦士たちがボタニーベイにやって来たが、誰も成功した者はおらず、23人がその 生命を失った。エル・シドは交代で戦闘を行う2組の乗員を持っており、それによりこのヴィークルは通常よりも遥かに活発な行動が 可能である。 ヨハン・エッガー、スタニスロフ・チェルンコフ、ジョー・スミス: 退役が近いこの3人の戦士たちは、知られている限り最も多くのヴィークル破壊から生還したグループである。(ライラ)第3近衛隊の 機甲連隊に所属する先進ストライカー部隊の一員として彼らは35輌を超える戦車の破壊を生き延びており、そのうち2/3がサラディン だった。他の乗員であれば無能のそしりを受けるところだが、この男たちは極めて危険な任務を遂行するスキルと意思により多数の賞 を勝ち取っている。彼らの最後のサラディンは、1個小隊のパンサーをズタズタにした後でグランドドラゴンと決闘した際に相討ちと なって破壊された。
35トンの同一シャーシで構築されたホバー戦車ファミリーのサラセン、シミター、サラディンをまとめてやってみた。 スカボローの会社名がイギリス風(通常は株式会社だが、イギリスでよく使われるLtdで有限責任会社)だったり、 同一シャーシを使ったファミリー車輌コンセプトで名前が共通するところからもFV603サラセンとFV601サラディンが直接的な元ネタと思われる。 三機種とも8/12ホバー戦車なのでパトロールや即応部隊として便利。 メーカーはドラコ連合の企業だが事実上中心領域全域で運用されており、安上がりでどこでも部品が手に入るから傭兵もよく使う機材。 戦場が平原なら下手な軽量級メックよりも使い勝手が良く、LRMで長距離射撃と間接射撃主体のサラセン、中距離砲戦用のシミター、 側面攻撃と一撃離脱用のサラディンと一通りの事ができるので、数が揃ってると中量級メック小隊でも危ない。 アル・ナイルは聖戦後にスフィア共和国領土になり、このホバー戦車ファミリーもスフィア共和国用の後継機シミターMkIIが設計されたが ダークエイジで星系がまたドラコ連合領に戻ったので同じシャーシを使ったサラセンMkII、サラディンMkIIが開発されてDCMSの恒星連邦侵攻時に積極活用されている。 MkIIシリーズは核融合炉採用で10/15と高速化されており、 シミターIIが歩兵支援と電子戦担当、サラセンIIがミサイル支援、サラディンIIが中距離砲戦とやや性格が変わったが順当に強化。
https://bg.battletech.com/forums/the-periphery/the-scorpion-empire-all-your-warhawks-are-belong-to-us/msg1845371/#msg1845371 担当ライターによる、スコーピオン帝国のレハーン(reKhan)とザーハーン(zarKhan)の解説。 レハーンは蠍ヶ帝国時代に作られたもので、ザーハーンはハンザ同盟吸収後しばらく経ってから創設。 レハーンは惑星単位、ザーハーンは帝国全体の「戦士カースト以外を統括する民間人のトップ(首相や大統領職に相当)」で、 氏族軍=タウマンを指揮する権限は基本的に持たない(民間人を代表して災害出動などの「要請」は可能)。 この地位に最低でもギャラクシーコマンダーを経験した有能な退役戦士≒政治家を置く事によって、 その人物が民間のリソース管理や諸々の政治的業務を担当する「戦士カーストの考え方を理解できる民間部門の代表者」となり、 帝国の戦士カーストと民間人カースト間の摩擦を減らすよう動く、といったところか。 いったん軍に入った上でギャラクシーコマンダーという軍政両面での激務を乗り越えた人間が就くポストだから、 要はハシド・リコル公爵みたいな経歴のやつがレハーンで、更にレハーンの中からザーハーンに選ばれるというシステム。 まあ初代ザーハーンはスコット氏族長の肝煎りでレハーン飛ばしてフリーボーンから選出されたが。 惑星を代表する民間管理者(レハーン)が、中心領域貴族のような世襲の地位ではなく「退役戦士から選出される」あたり、 軍事担当の戦士カーストが他カーストの上に立つ氏族社会らしいシステムといえる。 発展の勢い 科学者カースト。この名前は皮肉なものである――何世紀にもわたって我々は真の科学者ではなかったのだ。古き良き時代である黄金 世紀の科学者はとてつもなくやりがいのある経験をしていたに違いない。氏族は本当にあらゆる手法で探求を行っていた。 その後のある時点で、戦士カーストは(探求は)もう沢山だと決定した。そして真の発見による判断を許すよりもむしろ、彼らが重視 すべきと考えたものに全ての資源を注ぎ込むように要求した。視野狭窄と停滞が支配してしまったのだ。 だが戦士たちは科学的思考がどのように働くかを理解しているようには見えない。それは労働者たち――持ち上げる箱の中身が農産物 でもボルトでも気にしない――とは違う。真に成熟した思考(たとえば私のような)は、特定の物事の追求に最適化されている。それ は義務的に追い求めるようなものではないのだ。 戦士たちの大昔の法令が科学者カーストの教育システムを変えなかったのは祝福と同時に呪いだった。おかげで私は自分が理論物理学 に深く魅了されている事を見出したのだから。これは戦士たちが「充分に」調査が行われ「あらゆる重要事項が発見され尽くした」と みなしていた主題だ。だが本当にそうだろうか。 ツカイードの後に続く年月が私のカーストの多くに歓迎されている背景については、これが説明の代わりになる。「何だって? 複合 タンパク質のうんざりするような噛み合わせはもう気にしなくていい? 私は再び高速移動する粒子の相互作用に関して考えるように 要請されたって?」 戦士カーストがかつて「完了済み」と宣言した様々な領域の研究を再開すると決めた事で、志願者が次から次に来るようになったが、 そのような研究のための基礎インフラが存在していなかった事もまた判明した。我々は小さく予測可能な遺伝子プールと無関係の研究 をどのようにして行うか、文字通りに再発明しなければならなかった。これは戦士たちを当惑させたのかもしれないが、新たな武器を 実際に生み出すのに数年を要するのは完全に理に適った事なのだ。それをバトルメックに搭載できるよう標準化するため必要な作業が どのようなものかは言うまでもない。更に、彼らはその新たな武器をオムニ技術に完全互換させるには追加の作業が必要だという事を 明らかに理解していない。 本格生産に入った最初の武器はコヨーテ氏族のATMだ。あの氏族の密かに浸透する性質からすると、舞台裏で知られていない(研究) 期間があったと容易に推測できるだろう。ヘビーレーザー技術を作り上げるチームの一員だった私は、何が起きていたのか概略ではあ るものの説明できる。私はその研究室に所属する何年も前からランタニドと光子について考え続けていた。考察していた事柄をやっと テストできるようになったのは爽快だったし、あのちっぽけなやつらは本当にいくつかの驚きを貯め込んでいた。実際のところ、あの プロジェクトが始まりもしないうちから、先行する理論研究が大量に存在していたのだ。この2世紀の間、いったいどれほどの潜在的 発見が無駄になっていたのか疑問に思わないだろうか?
それでも、確認できるそれらの痕跡は3048年のウルフ氏族によるレーザーAMSシステムの機能するプロトタイプや、3051年にジェイド ファルコン氏族が初めて配備したナイトジャーのレーザー放熱器を明らかに見逃していた。つまりこれは、それらの氏族はある程度の 武器開発プログラムを(独自に)進めてきたという事だ。私の古巣のスターアダーが新たにヘビーレーザーを配備するまで、他の氏族 は追い付いたように見えなかった。それらの革新に続き、スモークジャガー氏族が戦場においてエレメンタル以来初めての真の革命と なるプロトメック技術を密かに配備した。このプログラムはプロトメック専用に設計された様々な武器を含めて(スモークジャガー) 氏族の研究に広範な刺激をもたらした。さらに重要なのは、この技術がバトルメックに移行していない装甲や中枢、放熱器やジャンプ ジェットなど独自の革新を利用している事だ――とはいえこの技術はフェロラメラー装甲のような別の発見を引き起こした。他の氏族 がスモークジャガー氏族のプログラムの広範囲にわたる膨大な資源(投入)を再現する事は後にも先にもなく、氏族の多くはひとつの 新技術を何年もかけて試作段階に進めている。同じ頃、消耗した元ウルフ氏族の科学者カースト[訳注:放浪ウルフ?]はケレンスキー のどの氏族にも劣らない成果をあげた。そして私の同僚たちはどうにか自分達の雑多な武器プログラムと新型設計を作り上げるだけの 研究開発勢力をすくい上げる事ができた。 ここで戦士カーストが受け入れるべき真の教訓は、このような停滞が究極的にはリバイバルの単純な失敗にとどまらず、我々の不満に 燃料を注ぎ、その後の――そして必要な――残虐行為への道を開いたという事だ。 だが、人間は自らの過ちからいったいどれほど真に学ぶ事ができるだろうか? 我々の罪がアマリスに匹敵する毒と見なされる可能性 の方が高いだろう。そしてその次に起きるのは、あらゆる重要な科学的利益を氏族全体を終わらせるのに十分なほど制限する事だ。 戦士たちよ、私が間違っていると証明してくれ。 ――スターアダー氏族 科学者ローガンの日記(3072年11月14日記述):3081年10月17日公開 リーヴィング戦争ソースブックからソサエティに加わったとおぼしき科学者の日記。 「戦士カーストは何考えてんだアホ共め」な論調は差し引いて見る必要はあるものの、氏族社会では科学技術の発展が世紀単位で止まっていたのが窺える。 技術開発競争によるパワーバランスの大幅な変動に続く「氏族同士のコントロール困難な総力戦の可能性」を否定するため 意図的に黄金世紀の後は新規の研究にリソースを回さなかったんじゃないかと思うが(開発競争の引き金を引いたウルヴァリーン氏族という前例がある)、 そのせいで研究開発はリバイバル作戦が失敗するまでお預けだったようだ。 リーヴィング戦争でソサエティ側の新兵器がそこまで強力じゃなかったのも、 数百年間ずっと「研究開発の裾野が狭い」状態だったのが理由なのかもしれない。
大鳥博士コロナでお亡くなりになってたのか。 ヒで語ってたアージェ小隊の裏設定は中二病全開って感じだったなあ。
MLN-1A マーリン 重量:60トン シャーシ:ヘビースター QAT-4 パワープラント:ピットバン 240 巡航速度:46km/時 最大速度:64km/時 ジャンプジェット:ピットバン LFT50 ジャンプ能力:120メートル 装甲:ロンガーネッカー プラスチスティール 武装: マグナ ヘルスター PPC 1門 マーテル モデル5 中口径レーザー 2門 ホリー LRM-5ラック 1門 ジッポー 火炎放射器 1門 スペリーブロウニング マシンガン 1門 製造元:マウンテンウルフ バトルメックス 主要工場:アルフェラッツ 通信システム:マジェストリックス アルファ 照準・追跡システム:マジェストリックス ガンマ 概要 2945年にマーリック家の部隊がベンドレル上のマウンテンウルフバトルメック社の工場を破壊した。数十年後に、マウンテンウルフ社 最後のCEOの孫であるブランドン・オリアリーは仕事場を(よりにもよって)外世界同盟で立ち上げ、製造会社として会社を再建した。 3010年に製造ラインを出た最初の設計はすぐさま技術的ブレイクスルーとして歓迎された――先進的な機能こそ持たなかったものの、 マーリンは中心領域において実に一世紀ぶりの、まったく新規のメック設計だったのである。 能力 マーリンは激しい使用に耐えて複数の役割をこなし、ありふれた部品を使って容易に修理ができるように設計されていた。ピットバン 240が第三次継承権戦争中の一般的な重メックに匹敵する速度をマーリンにもたらし、10トンを超える装甲が十分な防護を提供する。 マーリンはバランス良く組み合わされた武器類によってメックと歩兵のどちらにも容易に対処できるだけの多目的性を獲得している。 マグナ ヘルスターPPCとマーテル中口径レーザーは継承権戦争を戦い抜いてきた実証済みのシステムである。LFT-50ジャンプジェット が追加された事で、マーリンは驚異的な機敏さを獲得した。 マウンテンウルフバトルメック社はこの設計に手駆動装置が含まれていない事でいくらかの批判を受けたが、同社はこの決定によって メンテナンスが簡素化された上に、両前腕の芯に装備された中口径レーザーの防護が最大になっていると反論している。 配備 頑丈で信頼性があるマーリンは幅広い任務に適している。王家ユニットで見られる事は稀な一方で、多数の傭兵部隊がこの比較的安価 な設計に引き付けられてきた。マーリンは中心領域のあらゆる傭兵の隊列の中で見事に役割をこなしてきた。技術的に優れた氏族を相 手取った時でさえ、マーリンの頑健な設計が驚くほど有効だと証明されたのである。 マーリンは外世界同盟地上防衛軍が一般的に利用できる最重量の設計である。地元でメックを製造するアライアンスディフェンダーズ 社と同盟地上防衛軍(ADGA)は主にローカストとスティンガーで占められている隊列の強化にこの重いメックを使った。これは増え続 ける正体不明の辺境略奪集団による圧力を単独で受け止めているADGAの兵員にとってはようやくのアップグレードである。
派生型 3053年に、アライアンスディフェンダーズ社はマーリン1B型の製造を開始した。このモデルはマシンガンと弾薬を取り外して放熱器を 増設し、LRM弾薬を中央胴から左胴に移している。 スノーレイヴン氏族との接触は、待ち望まれていた技術的な後押しを外世界同盟にもたらした。高品質のレーザー製品に定評のあった ルシャンインダストリーズの工場で、さらに高度な射程延長モデルの製造が可能になったのである。これらのアップグレードは3068年 にフィールドアップグレードキット化されて戦場に到着し始めている。新型の1Cモデルは、1B型の中口径レーザーをER中口径レーザー に交換したものである。 著名なメック戦士 ガビラン《ギャビー》カマチョ中佐: ガビラン・カマチョはずっと有能な姉パトリシアの影で生きてきた。スモークジャガーの手で彼女が死んだ後の数年間、機士団は彼の 能力をほとんど評価していなかった。しかしタウンで戦った時から、ガビランは成長を遂げた。父親である恐るべきドン・カルロス・ カマチョの指揮下で、第17偵察連隊としても知られるカマチョ機士団の副隊長となった彼は、ゴーストベアーに対して挙げた戦果で批 判的だった者の多くを味方にしたのである。 ガビランが自分の古びたシャドウホーク《赤尾ノスリ(タカ)》から乗り替える機会を与えられた際、彼がタウンで回収されたもっと 大型の設計機ではなくマーリンを選んだ事に皆が驚いた。(赤尾ノスリの)不具合と故障に10年以上悩まされてきたガビランは、すぐ に新しいマシンの単純さと信頼性の両方に感謝するようになった。 ジャネット・ライス委員長(大佐相当の外世界同盟軍の階級): 同盟擲弾兵隊を指揮する事になったライス委員長は、素人同然で士気が低い群衆でしかない擲弾兵隊を効果的な戦闘ユニットに作り替 えるという厄介な仕事を任された。(擲弾兵隊は)いまだ素人に毛が生えた程度の新米ではあるものの、新たな装備と徹底的な訓練、 そして常に増え続ける盗賊の襲撃に対する戦場での成功の全てが士気を驚異的なまでに引き上げている。 狡猾な辺境の老商人(たまにクリタの油売りとも呼ばれる男)の娘であるライスは、「うまい話には裏がある」という古い格言を座右 の銘にしている。そういうわけで、彼女はスノーレイヴン氏族の真意を強く疑っており、(レイヴンとの協力関係が)長い目で見れば 辺境の最悪のクズ共よりも更に大きな脅威を外世界同盟にもたらすのではないかと恐れているのだった。 継承権戦争で技術力が退行(コムスターが復興を妨害したのも一因)した中心領域では、100年以上にわたって新しいメックを設計していなかったが、 コムスターの目の行き届かなかった辺境国家の外世界同盟で作られた「31世紀最初の完全新型設計のメック」がこのマーリン(コチョウゲンボウ)。 どこででも入手できそうなありもの部品による構成と、最大性能よりもちょっとメンテナンスサボっても動く頑丈さを求めた設計、 そして対メックと対歩兵どちらにも対応できる上にジャンプ可能で地形を選ばない汎用性(中量級と同じように扱える)が辺境勢力と傭兵に大人気。 海賊視点だと防衛側にマーリンがいる場合、軽量級メックは一撃で無力化される可能性があり、さらに略奪要員(歩兵)が撃たれたり燃やされたりするかもしれない。 基本モデルの1A型の使い勝手は「でかいヴィンディケイター」で、中央胴にクリティカル食らって弾薬誘爆でも起きない限りはかなりタフ。
火炎放射器と中口径レーザーの組み合わせに更にマシンガン。歩兵、車両、軽量級メックにはいやすぎる 個人的にはLRM降ろしてマシンガンかAMS持たせたくなるが これ幅広い用途。軽量級メックと偵察任務時の間接射撃用に積んでるのかな 降ろすとできる仕事が減ってしまうからダメなのか
ガビラン中佐の例のように、シャドウホークからマーリンへの乗り換えは良い感じの「アップグレード」だと思う。 (3025年レベルとしては)遠近で十分な火力があるし、移動しながら撃ってもほぼ過熱しない。 放熱過多気味なのもあって、シングル放熱器なのにERPPCを積んでも普通に使えてしまうメックのひとつ。
国家/氏族毎のマルチロール機と専用機(オムニメックもこっち)の編成傾向を TOE見ながら考えようとして書きだし始めた後で、期待に対する知識の欠如に気付く 台風でいけないから代わりに始めた作業でこれ。よくわからないテンションで見切り行動してはダメだな もう辺境や小規模な傭兵は金がないのでマルチロール機を多用する以上の理解はいらない
オムニメックは「マルチロール機だけど取得コストめっちゃ高価」の最たるものだが。 ポッド装備も通常の予備パーツとは別系統で管理しなきゃならんから 潤沢な予算を突っ込める国軍の即応部隊(少数)で使ったりとかそういうもんだぞ。 「オムニ機は通常のメックと整備が二本立てかつ高価」なのが傭兵向けとしてはちょっと微妙だから、 ダークエイジでブラックホーク(ノヴァの武装固定バトルメック版)やコシ(ミストリンクスの以下同文)が売り出されたわけで。
書いてある内容は当然のことだけれど、それ書いてどうするの? 基本的にオムニメックはポッドの種類を戦場に合わせて変えるから その意味で専用機の括りの方に入れたというのはBTやってるなら一目瞭然だろ 分かったうえでマウント取るために益体もないコメントつけるならうざいだけなんですっこんでろ
ライフルマンを偵察小隊に随伴させるのって、航空戦力の封殺考えると実は理に適ってるっぽいなぁ
パルチザン防空戦車 重量:80トン 移動形式:履帯 パワープラント:GM スーパー 240 核融合 巡航速度:32km/時 最大速度:54km/時 装甲:カロン ユニティウィーブ フェロファイバー 武装: インペレイター コードレッド LB10-Xオートキャノン 2門 インペレイター スムージー 軽量オートキャノン 2門 製造元:カロンインダストリーズ 主要工場:ナンキン 通信システム:カロン セキュアネットC3連接 照準・追跡システム:カロン シュアショット 概要 氏族侵攻の間、作戦行動中のAFFC(連邦=共和国軍)は、空では非常に優れた氏族オムニ戦闘機によって圧倒されている事を速やかに 見出した。自分達が所有する戦闘機では太刀打ちできない上に、いったん航空部隊が送られると戦闘は典型的な乱戦に変質してしまい、 氏族の戦闘機は基地に戻る前にバトルメック小隊を丸ごと一掃するのである。新たな対空防御システムの構築を依頼されたカロン社は、 既に人気があり安価なパルチザンに焦点を当てる事を決めた。しかし基幹部品となるドラコで発明されたC3ネットワークコンピュータ の確保が問題となった。カロンインダストリーズは生産モデルや他のアップグレードされたヴィークルを割引価格で提供するという約 束をルシエンアーマーワークスと交わして、隔年供給を受けるのではなく、C3ネットワークコンピュータを社内製造するための技術的 詳細に関する交渉をまとめる事ができたのである。 能力 その原設計特有の性能から、パルチザンがダヴィオン家の兵器庫で最初にC3を組み込む選択肢になったのは自然な事だった。中隊全体 が中隊内の最良の照準データで連接される事により、連接中のパルチザン部隊と交戦した航空宇宙戦闘機の大半が、オートキャノン砲 弾の猛烈な一斉射撃を受けている事に気付くのである。 この防空戦車の火力は複数の長射程オートキャノンが組み合わせられている。ヴィークルの主砲に選ばれたのは一対のインペレイター 製コードレッドLB10-Xオートキャノンで、より小口径のスムージー軽量砲のペアにバックアップされている。 昨今では多方面からスムージー軽量砲を新しく開発されたLB-Xやウルトラの軽量型に置き換えるべきだという提案がなされているが、 カロン社公式はパルチザンが新型の精密誘導弾や徹甲弾を使用できるのは旧式のスムージー故の利点であると指摘している。 配備 ゲレロ作戦の直後に広く配備されて以来、パルチザンは対空と対地のどちらにおいてもその有用性を証明してきた。ニューアヴァロン では、ブレイク派部隊がアヴァロン市の外に戦闘降下を完了させる前にいくつかのパルチザン小隊を含む駐屯部隊の動員が可能だった。 これらの防衛部隊はC3ネットワーク能力によって集中運用されるパルチザンと、非常に熟練した狂信的なバトルメック部隊のおかげで、 ブレイク派航空資産の攻撃を幾度か撃退した上、低軌道から戦闘降下するブレイク派バトルメックのいくつかを破壊する事ができた。 塹壕に籠もった防衛側がブレイク派のウォーシップによる低軌道からの一連の打撃で追い散らされて、ようやくいくつかの着陸ゾーン が確立されたのである。 星系内の戦闘が荒れ狂う中でなおダヴィオン家の主星に居残ったパルチザン中隊群は、残ったわずかな拠点に移動可能で効果的な対空 防御ネットワークを提供し続けた。密かに持ち出された最新のホロビッド報告では、狐の巣[訳注:ダヴィオン山内部に作られたAFFS 最高司令部]に向けて押し進むブレイク派を低空掃射で支援していたアサルトトライアンフ(ドロップシップ)が、一群のパルチザン によって大損害を受けたのが確認できる。ブレイク派の地上部隊がそのパルチザン達と交戦した際、彼らはネットワーク化された集団 から繰り返し十字砲火を受けている事にすぐ気付いた。
派生型 カロンインダストリーズは幅広く多様なパルチザンの派生型を製造しており、その全ての改装はC3ネットワーク内で機能するためのも のだった。それらの大半は搭載オートキャノンを小口径化するか別の形式に切り替えて照準情報の共有能力を増設しており、それは火 力の喪失を補って余りあるものだった。スレイブ搭載型の一つはまた超軽量型エンジンを搭載しており、2門の軽量オートキャノンを ずっと強力なウルトラAC/5にアップグレードしている。重バトルメック並みに高価ではあるものの、AFFSはこれらのヴィークルを大量 購入しており、火力の増加はコストに見合うだけの価値があるとみなしている。 新開発されたロータリーオートキャノンを活用して製造された最新モデルでは、一対の高速連射砲と、小口径のLB2-Xオートキャノン 一対を搭載している。他のモデルのパルチザン同様に、このバージョンにもC3スレイブが組み込まれている。 ロータリーオートキャノンを搭載して試験中の別バージョンでは、四連装のRAC/2がターゲティングコンピュータ隷下に置かれており、 加えてこのプラットホームはC3ネットワークでその精度を最適化している。このような大重量の装備構成を積む余裕を捻出するため超 軽量エンジンが採用された。この派生型は最精鋭の部隊にしか割り当てられないほど高く付くものである。 連邦=共和国内戦中、アップグレード型パルチザンの高額な費用を支払う事ができなかった市民軍の多くは、彼らが持つ原型車輌から マシンガンと弾薬を取り外して乗員を弾薬爆発から保護するCASEシステムを追加し、またその上でC3スレイブを組み込み廉価なC3小隊 の僚機を作り出した。市民軍は時代遅れの武器を補うために様々な特殊弾薬を買い込んでおり、それによってこれらの砲は安価なまま でありながら正確かつ強力になっている。 ライフルマンとイェーガーメックの製造元のカロンインダストリーズが継承権戦争の大規模破壊に恐れをなして「対空メックの需要に 供給が追い付かなくなりそうだから戦車ベースの対空ユニット作ろう」と製造したのが80トンのパルチザン“重”戦車。 そして氏族が侵攻してくると、桁違いに高性能なオムニ戦闘機群に制空権奪われてにっちもさっちもいかないから強力な対空ユニット作ってくれ、 との連邦=共和国軍の依頼でアップグレードしたのがこのパルチザン“防空”戦車。 パルチザン防空戦車で重要なのは、この戦車が「C3小隊もしくは中隊を組む前提で設計されている」こと。 基本型と大半のモデルはC3スレイブ積んでるし、小隊長車はC3マスターを1基、中隊長車はC3Mを2基積んでるのでパルチザン12輌の完全C3中隊が成立する。 恒星連邦製品だが事実上中心領域の標準対空戦車なので、氏族侵攻後の時代で対空砲を潰してくれみたいな依頼を受けると C3リンクしたLB-10Xの槍衾に突っ込む可能性があるわけ。 また3060年代に入ると市民軍用の旧式のパルチザン重戦車にC3Sを積んだモデルが登場するので、恒星連邦の支配地域では二線級部隊相手でも C3M積んだ適当なメックか戦車とC3Sパルチザン重戦車3輌なんて編成が出てくるかもしれない。
MR-V2 ケルベロス 重量:95トン シャーシ:テルモエレクトロンII パワープラント:GM 380XL 巡航速度:43km/時 最大速度:65km/時 ジャンプジェット:なし ジャンプ能力:なし 装甲:アルディス ヘビー フェロファイバー[訳注:ヘビーは商品名で普通のフェロファイバー装甲] 武装: グリザード モデル200 ガウスライフル 2門 ブランケンブルク 中口径パルスレーザー 4門 マッカーサー 対ミサイルシステム 1門 スペリーブロウニング マシンガン 2門 製造元:レグザテック インダストリーズ 主要工場:フン・ホー 通信システム:O/P 3000 OSJ 照準・追跡システム:O/P パルストラックIII 概要 ケルベロスは一年以上の努力の成果であり、レグザテック社の技術者達が目指した、星間連盟の由緒あるキングクラブとアトラスの伝 統に沿った強力かつ威嚇的な強襲メックの集大成である。他の強襲メックと比べて細身のケルベロスは、強化された胴体下部と脚部を 持ち、強固かつ安定した射撃プラットホームがもたらされた。恐るべき武装が組み合わされたこのメックは、氏族あるいは中心領域の いかなる敵に対しても手強い相手となる。 能力 ケルベロスの設計者達は第一に火力を追求していたように見える。中長距離の攻撃用として、この機体は2門の破壊的なグリザード製 ガウスライフルを搭載している。設計段階ではこの強力な武器の供給は限られておりコストも高かったが、そのような恐るべき火力を 持つ事の利点は疑いようもなく、採用に対する全ての異議を圧倒した。(この武器での)狙い澄ました数回の射撃でケルベロスはどの ような敵でも擱座させる事が可能である。 この重武器を支援するのは、メックの胴体上部の防火扉の背後に良好に隠蔽された4連装のブランケンブルク製中口径パルスレーザー である。この扉は戦闘中に開く事が可能で、レーザーは良好な射界を得られるように展開する。ケルベロスのパイロット達は、不注意 な敵が至近距離に近付いてくるのを待ってからこれらの近距離戦闘用武器を展開するのを好む。設計者達は対歩兵防御用に一対の後方 射撃マシンガンを組み込んでおり、また頭部搭載の対ミサイルシステムが待望のミサイル攻撃に対する防護を提供している。 巨大なGM製380XL融合炉で駆動するケルベロスは、強襲メックとしては驚くほど高速である。この速度の代償として、シャーシを守る フェロファイバー装甲はわずか11トンとなった。 配備 氏族侵攻による中心領域の動揺が続く中、レグザテック社はこの設計が即座に売れる市場を見出した。レグザテック社は再軍備の熱狂 につけ込み、中心領域の大王家や小貴族、裕福な傭兵部隊までいかなる相手にも喜んで販売した。現在、ケルベロスは中心領域とその 外側のあらゆる場所で見る事ができる。メックの素の火力に対する初期の熱狂は薄れたものの、いまだ需要は高いままである。
派生型 中心領域全体でよく見られる一般的な現地改装のMR-V3は、主に腕と脚の装甲を増やすためマシンガンを取り外している。マーリック 家とワードオブブレイクはMNT-A-RY-5Mと称する派生型(ブレイク派の間ではMR-5M)を展開している。右腕のガウスライフルを射程延 長型PPCと追加の中口径パルスレーザー2門に交換する事で、技術者達は更に3基の放熱器と3トンの装甲を追加できるようになった。 ワードオブブレイクは最近、MR-6Bとして知られる新たな[5Mベースの]派生型を導入した。マシンガンを取り外して右胴の中パルス レーザーを射程延長型中口径レーザーに交換する事で、ブレイク派は改良型C3iモジュールに加えて、腕部と脚部に1トン分の装甲を追 加する余地を引き出した。この改装はC3iシステムの場所を空けるため対ミサイルシステムの弾倉を左胴に移す事を技術者に要求する。 著名なメック戦士 エヴァン・グリーン少佐(Major): 政治的に抜け目がなく野心的な士官であるグリーンは、第8連邦=共和国RCTで少佐(Kommandant)の階級に就いていた。連邦=共和国内 戦中に、主要世界カシルでの激しい戦いで所属部隊が消費されるのをエヴァンは見届けた。連合軍によって捕らえられたエヴァンは、 後にファロン准将の戦争犯罪の裁判で証拠を提供した。混乱が収まった後、グリーンは再建された乗機のケルベロスと再会し、新たに 結成された第1ロイヤルキャバリアーズの大隊指揮官に任命された。これは彼がまだ強力なコネクションを持っている証明である。 ここ数年の出来事でグリーンの野心が収まる事はまったくなかった。彼の知り合いは彼の成功を期待しているが、そうでないのなら [訳注:おそらくグリーンに陥れられないように]背後に気を付けるべきである。 サンドラ・バークレー大佐: 星間連盟防衛軍第71軽機連隊の指揮官サンドラ・バークレーは、伝説的な《ダンシング・ジョン》マカリスター大尉の継娘である。名 門校のNAISを卒業した後、彼女はエリダニ軽機隊に参加する前に精鋭の第7クルーシス槍機兵隊で奉仕した。 第71の指揮官として、バークレー大佐は指揮する部隊が二度も壊滅するという冴えない実績を持つ。一度目はコベントリ上でジェイド ファルコンの爪にかかり、二度目の損失はハントレス上でスモークジャガーから歓迎されたためだった。再建された第71は現在ハント レス上でSLDFの駐屯部隊として活動しており、そこでゴリアテスコーピオン氏族の戦士達が指揮下の部隊に常ならぬ関心を向けている 事についてバークレー大佐の懸念は深まっている。 レグザテック社はドラコ連合のバトルメック製造メーカーで、LAM製造で有名だがアーチャーやグラスホッパー(3060年代以降)など重量級も作っている。 3050年代前半に作られたこのケルベロスは当時使える星間連盟の復興技術(氏族からリバースエンジニアリングしたERMLなどはまだない)で構築された「長距離砲戦専門メック」。 両腕のガウスライフル2門をひたすら撃ち、近付いてきたらパルスで削りまくるという想定の設計。火力と射程で氏族メックにも対抗できる機材だった。 AMSはLRM対策。背面装備のマシンガンとか役に立たない装備があるのはご愛敬。装甲は重量級なら及第点レベルでやや薄い。 基本型のMR-V2と、背面マシンガンを外して装甲に回したMR-V3は傭兵含む中心領域全域で使用可能。 ドラコ連合製メックだが自由世界同盟も気に入ったらしく(たぶん重量級と足並み揃えられるから)、装甲を増やしたMR-5M型が分裂後も使われ続けている。 このメックの腕はなかなか面白い機種別特徴(Quirk)を組み合わせていて、 手駆動装置はついてないが「Vestigial Hands(痕跡的な手)」で戦闘外で物を掴んだり持ったりが可能でありつつ、 同時に「Barrel Fist」があるためパンチの際も手がない事による不利な修正がつかない。
https://bg.battletech.com/forums/fan-articles/assault-dropships-in-3145/msg738368/#msg738368 【3145年の強襲ドロップシップについて】 「強襲ドロップシップ」 強襲ドロップシップとは何か? この宇宙では兵員輸送船が重武装であるため、強襲船とは何なのかがしばしばわかりづらくなって いる。簡単に言うと、強襲船は宇宙での優勢を競い合う事を主な目的にしたドロップシップの事だ。時期が変われば(定義の)境界線 もぼやける。たとえば継承権戦争の終わり頃、フォートレス級は名目上は兵員輸送船だったが、一般的に強襲船として使われていた。 氏族侵攻中、重武装の氏族輸送ドロップシップは彼らのウォーシップの間で強襲船としても利用された。これは単に氏族がその種類の 船を(ASF)空母型を除いてほぼ絶滅するがままにしていたからである。 3145年までに、強襲ドロップシップは中心領域の国家群が利用できる主要な重航空宇宙戦力となっていた。それらの範囲は数百トン から数千トンに及ぶ。航空宇宙戦闘機の母艦として機能するものがある一方で、一斉射で敵を叩き潰すだけの武器を林立させているよ うなものもある。それらがどのように使用されるかは使用目的と僚艦によって変わる。 現代の(宇宙)海軍にとって、強襲ドロップシップは戦力投射要素である。航空宇宙戦闘機は戦闘において更に有能かもしれないが、 それらは自星系の外に戦力を投射するための航続距離と飛行持続時間を欠いている。航空宇宙戦闘機は宇宙拒否(space denial)の ツールだが、ドロップシップは宇宙制御に必須なのだ。 続く文章では、様々な種類の強襲ドロップシップとそれらの一般的な戦術セット、そして様々な勢力が利用できる多様な艦種につい ての情報を提供しようと思う。 「エアロダインか、それともスフェロイドか?」 これに関しては攻撃的か、それとも防御的かという視点の方がよいかもしれない。エアロダイン型のドロップシップは三つの射界を 一つの目標に向ける事ができるため、攻撃面で多大な優位を持つ。これに対してエアロダイン型はトンあたりの中枢と装甲がスフェロ イド型よりも重く、コストはスフェロイド型の三割増しになっている。最後に、エアロダイン型はスフェロイド型ほど大型化できない。 対照的に、スフェロイド型は舷側を向けた状態で戦う能力と、殴り合う能力の高さ、そして(相手に)無傷の側の装甲を向けるロー ル機動の能力を持つ。スフェロイド型の別の利点として、これらはエアロダイン型よりも遥かに大きく建造できる。ティアマト級はこ のわかりやすい例だ。ティアマト級は非常に強力なドロップシップだが、コンキスタドール級(ブロッケードランナー仕様)は半分未 満のサイズにもかかわらずティアマト級に匹敵する致死性がある。 実運用におけるエアロダイン型とスフェロイド型の差についてはペンタゴン級とアキレス級がよい例となる。アキレス級は単純に時間 当たりの火力が強力なため、一貫してペンタゴン級を打ち負かす事ができる。 スフェロイド型は舷側を向けて戦う事により、撃墜が難しくなり、かつ効果的なクリティカルヒットを獲得できる。軽い中枢のおかげ でこれらは大量の武器を搭載できる。ただしこれはやや誤解を招く表現である。それらの武器全てを一度には使えないからだ。これに よって良好な対空砲火が可能になる。特に火力支援プラットホームの場合、艦載級兵器を積むにも魅力的だ。最後に、スフェロイド型 は敵に艦首側を向けるターンを行う必要がないため、より大型のユニットの護衛に向いている。 「強襲ドロップシップの役割」 強襲ドロップシップの役割は三つに分ける事ができる。ブロウラー、火力支援、空母だ。 ブロウラー ブロウラーの役割は強襲降下船の中で最も伝統的なものかもしれない。1400トンのアベンジャー級から36000トンのティアマト級に 至るまで、ブロウラーは敵の前に立ちはだかり、対応を強いるために存在する。この役割は航空宇宙戦闘機と同じであり、ドロップシ ップのほとんどはこの目的を達成するために戦闘機よりも優れた推力を持っている。中程度の推力も許容できるとはいえ、素早く距離 を詰め、いったんその距離に入ってからは敵との相対位置を維持し続けるなら推力は高い方が良い。 ブロウラーには二つの基本的な形式がある。クレイモア級のような消耗品と、タイホウ級のような頑強なものだ。かつてはアキレス 級やペンタゴン級のような小型の船が生残性の高いブロウラーのハイエンドとみなされていたが、艦載級兵器によって重量とコストが 跳ね上がった。現時点で、以前は巨体扱いだった9000トンのオーバーロードA3級やインターディクター級、イーゼグリム級が「生残性 の高い」ブロウラーの出発地点とみなされている一方で、国家は15000トンの巨獣を(リスクの高い)近接戦闘に投入したがらない。 新世代の消耗品であるルン・ワン級、マーリン級、ドラガウ級は今や軽強襲ドロップシップの標準となっている。これらは以前のも のよりも重い。実用的な艦載級兵器を運べる最小限のサイズである事は言うまでもなく、現代の強襲ドロップシップに必要な厚い装甲 を積む最小サイズであるためだと考えられる。 火力支援 航空宇宙戦闘では火力支援という用語はおおむね相対的なものだ。どんな船にも距離を詰める速度があり、メックスケールの武器の 射程が短いために敵の接近を阻止するのは困難である。加えて敵対的な電子戦環境によってしばしば「中」距離以遠ではいかなる射撃 も当たらなくなる。それにもかかわらず、熟練した戦術家は火力支援が重要な役割を果たす状況を設定する事ができる。 最も基本的な例は、敵のドロップシップが存在しない場合、またはそれらが戦闘が発生した地点から離れざるをえない場合である。 この場合、長距離武器を持つドロップシップはほとんど被害を受けずに砲火を降り注がせる事ができる。例として、航空宇宙戦闘機の 一群が(敵の)ドロップシップを徹底的に追撃しながら交戦しているとしよう。この場合、敵のドロップシップは電子的な防護を提供 できず、射撃精度は遥かに高くなる。あるいはアクティブプローブのような電子機器の補助で一方がもう一方よりも正確な射撃を行え る場合もそうなる。「被害を受けない」のは重要である。脆弱なドロップシップは攻撃を受けている間はたいてい回避行動を取らざる をえず、それによって本来の目的が台無しになるからだ。 艦載級兵器の使用は火力支援に革命をもたらした。これらの(メックスケールの武器よりも)遥かに長い射程によって、火力支援ド ロップシップが更に遠くに離れられるようになったのである。ほとんどの艦載級兵器のおかげで、ドロップシップが20ヘクス先と戦う のは難しい事ではなくなった。バラクーダ(ミサイル)及び、多数を束ねた弾幕射撃が可能なオートキャノンとレーザーは40ヘクス先 まで効果がある。名目上は脆弱なミュール級ポケット戦艦(PWS)とエクスカリバー級PWSは、前線での戦闘に参加するには装甲が薄す ぎるにもかかわらずこの役割で見事に機能する。 残念ながら、現代の重強襲ドロップシップに対してこれらの長射程武器は一般的に有効性が低いため、それらは対空武器として使う のが最適となる。これは別に敗北主義というわけではない。航空宇宙戦闘において航空宇宙戦闘機はいまなお最も危険な要素だからだ。 堅実な火力支援こそが、のろのろとしたドッグファイトによる消耗と、味方戦闘機の大半が無傷のままの迅速な勝利を分ける。それら の戦闘機群は敵のドロップシップに効果的に対抗できるのである。
空母 空母には二つの主な機能がある。まず第一に、地表での戦闘のために航空宇宙戦闘機を輸送する事。我々の用途に関連してくるのは、 二番目の航空宇宙戦闘機を戦術的な戦闘に持ち込める能力である。多くのドロップシップが空母の役割を果たす事が可能だ。メック輸 送船のオーバーロード級は6個の戦闘機ベイを持っており、これは(空母機能)専門のレパードCV級に匹敵する。これと同様に、専門 の強襲船は接舷用のスモールクラフトや何機かの航空宇宙戦闘機のようなおまけの航空宇宙部隊を運ぶことがよくある。そして一部の 空母はそれ自体が有能な強襲船舶なのだ。 空母を使う際に最初に考慮しなければならないのは、空母をどこで戦わせるかだ。特に(直接)交戦向きではないヴェンジャンス級、 オキナワ級、レパードCV級などでは、何時間も戦闘から距離をとっておくのが一つの手である。その一方で、アシール級、キャリアー 級、タイタン級などのような特化した空母は恐るべき戦闘ユニットであり、加えて有用な電子支援と火力支援をそれらが抱える航空機 部隊に提供可能である。究極的にはドロップシップの存在感をもって戦闘を有利に進めるか、あるいはそれを失うリスクの方を大きく 取るかのどちらかに答えなければならない。 戦術的な考慮はさておき、空母には戦略的な制限がある。航空宇宙戦闘機は貨物スペースと燃料を貪欲に消費するものであり、多く の空母はこの実状にうまく適応できていないのだ。星間連盟のタイタン級に匹敵する戦闘持続性を持つものはいない。経験則的に、船 体規模にもよるが氏族の空母は5~10回程度の全力出撃が可能だ。中心領域空母の大半は最高でも4回程度の全力出撃を提供できるが、 悪名高いヴェンジャンス級はその航空大隊(Air Wing)にかろうじて1回の出撃をさせられるかどうかといったところだ。貨物船がい ればこの方程式は劇的に変わるものの、貨物の移動は利用できるドア数に大きく依存している。同様に、(戦闘機を展開しての)戦闘 航空宇宙哨戒(CAP)を運用する必要がない事は覚えておくべきだろう。遥かに遠くから脅威を検出できるドロップシップのセンサー と比較して、航空宇宙戦闘機のセンサーは事実上役に立たない。CAPの主用途は、高速通過する脅威が検出された際にその移動軸に沿 って航空宇宙戦闘機を配置する事である。これは即時の対応であるため、待機中に燃料を費やす事はない。
「艦載級兵器」 艦載級と準艦載級兵器はただの武器である。これらがドロップシップを特別にするわけではない。(諸条件を無視して)なんでもあ りで比較すれば、ノラフ級とナガサワ級はゲーム内で最も強力なドロップシップであり、それを達成するため通常武器と分厚い装甲に 依っている。艦載級兵器が提供するのは(これまでとは異なる)代替手段である。 艦載級兵器によって可能になるのは軌道爆撃で、特に長射程のモデルで実行できる。艦載級ミサイル及び準艦載級オートキャノン (やや程度は低い)では弾薬を必要とする点が問題となる。ドロップシップに搭載できるこれらのシステムのダメージは低いので、 (目標に)有効なダメージを与えるまでの時間が長引く。これに対して、地表の側から軌道爆撃に対抗できるものは艦載級兵器以外に 存在しない。 準艦載級キャノン(SCC)と準艦載級レーザー(SCL)は1門だけ積んだのでは何の役にも立たない。それらの主要な利点は射程範囲 (range brackets)にある。しかし、これらを2門束ねて弾幕を放てる(bracketed)ようになると突然これらは危険になる。典型的な 例はタイホウ級だが、ティアマト級とアロンダイト級(SCC)も注目に値する。ルン・ワンP2級のような軽量ドロップシップの場合、 これは不注意な通常武装の相手を高精度の射撃で柔らかくできるという事だ。アロンダイト級(SCC)やネコホノオ級(SCL)のような 火力支援ユニットの場合、それらの射程で更に精度が高くなるのを意味する。一方でこれらの軽いオートキャノンとレーザーのベイは たいしたダメージを与えられない――脅威を受けない範囲に止まる事ができればそれほど問題ではないが。 艦載級ミサイルはまた別の力学がある。全ての艦載級ミサイルは50ヘクス先から敵を一方的に攻撃するスタンドオフ能力を提供する。 現代では対ミサイルシステムの使用により、これをドロップシップ相手に使うのは議論の余地があるものの、無防備な船舶もまた多数 残っている。艦載級ミサイルの14ヘクス以遠の主用途は、航空機相手の対空砲火だ。これは航空宇宙戦闘機に対して控えめに言っても 危険な代物である。航空宇宙戦闘機に命中した全ての艦載級ミサイルはクリティカルヒットを生成する。これは射程範囲のおかげで精 度が高く、ヴァニル級やヴェンジャンスDC級などによって大量投入されると1ターンで重戦闘機群を一掃する事ができる。 艦載級ミサイルは14ヘクス未満においてAMSで防護されたドロップシップに対して利用可能になる(この距離では命中率が低下する ため)。艦載級ミサイルの主な利点は、比較的高いダメージに加えて複数回のクリティカルヒットを達成できる事だ。氏族は直接射撃 用の準艦載級兵器を持っていないためアルカディア2級やイーゼグリム級がこの役割の好例となる。特筆すべきはテレオペレーテッド (-T)型のミサイルである。これらは一般的に長距離で射出される。このため次のミサイルを射出するまで誘導に5~6ターンかかるの はよくある事だ。最も効果が得られるのは、燃料たっぷりのミサイルを外れようがない近距離で発射する事である。
「高速通過」 航空宇宙戦闘が非常に高い(相対)速度で起きると、高速通過が発生する。たとえば、惑星の軌道上とジャンプポイントにそれぞれ 移動する二つの部隊がお互いにすれ違う場合だ。このような交戦は時間が非常に限られており、たいてい一斉射の射撃だけで終わる。 これに加えて弾道武器やミサイル武器は速度差によって威力が上がるため非常に危険なものになる。 偶発的な遭遇は無視した上で、戦術家は一般的に二つの理由から高速通過を利用する。一つめは、防衛する世界の衛星軌道よりも遠 くで部隊を迎撃しようとする時だ。問題点は、センサー範囲が狭く貧弱なため星系内にトリップワイヤー(仕掛け罠:哨戒網の意か) でもなければ敵を検出するのが困難な事である。二つめの理由は、攻撃すべき目標が宇宙ステーションや軌道上のウォーシップなど、 固定位置に近い目標を攻撃する時だ。速度が上がれば武器のダメージも強化されるため、小型機は通常の場合よりもさらに危険になる。 一般的に、戦闘前に戦闘機を発進させておくのが賢明だ。これらもダメージ増加の恩恵を受ける。それらの戦闘機はドロップシップ と同じ方向に同じ速度で移動するため、回収にたいした手間はかからない。艦載級ミサイルがあるならそれも射出しておき、なければ 大型船の射線から離れておく。反撃や発生したデブリは同じように致命的なダメージと結果を招く。 「航空宇宙戦闘機とスモールクラフト」 航空宇宙戦闘機について簡単に説明しておく。これらは剣であり盾となる。大型船は強力だが、それらが決定力を持つのは撃たれて いない時に限る。解き放たれた航空宇宙戦闘機はドロップシップにとって絶対に致命的な存在だ。 アイゼンシュトルムのような現代の重航空宇宙戦闘機について少し考えてみよう。これはおよそ300ポイントの装甲と50トン分の武 器を組み合わせている。レパード級のような小型ドロップシップは500ポイントの装甲と90トンの武器を持つ。レパード級は電子機器 の優位と回避しながら射撃する能力があるものの、アイゼンシュトルムは常に最後に移動して標的の弱い面を突く事ができる上、外部 ハードポイントに積んだ対艦やASEWミサイルで補完されている。レパードにとって1機のアイゼンシュトルムは問題となる。2機となる と破滅も同然だ。 今度はヴァニル級のような対空火器(AA)に最適化されたハイエンドの重ドロップシップについて考えてみよう。この18000トンの ドロップシップは1900ポイントの装甲と6700トンの武器を持つ。1隻のヴァニル級は毎ターン1機のアイゼンシュトルムを破壊する能力 がある。それでもこのドロップシップはたった12機の戦闘機で破壊可能だ。1200トン分の航空宇宙戦闘機は6000トンの武器よりも優れ ている。もしこれでもドロップシップの乗員が航空宇宙戦闘機を恐れるのが伝わらないのであれば、それはそれで構わない。アシール 級が攻撃ユニットで、ヴァニル級が護衛要員として扱われるのはこのような理由からだ。 通常、航空宇宙戦闘に勝利するには二つの方法がある。戦闘機同士の戦いに勝ち、その生き残りを使って勝利を勝ち取る。もしくは 強襲ドロップシップで戦闘機による守りを貫通し、戦闘機の戦いが終わる前にドロップシップ同士の戦いに勝利する事だ。
マージに勝利する 通常、1個スコードロン(ASF6機の航空中隊)以上が戦いに参加すると、航空宇宙戦闘機の戦闘は数字のゲームになる。緊密な編隊 を維持する事によって、ひとつの航空部隊全体が1機の戦闘機(スコードロンルールを使用している場合はスコードロン)を標的にし て1ターンに1機を撃墜する。長距離からの初撃を見舞った後、戦闘はマージと呼ばれるそこかしこで格闘戦が起きる状態に移行する。 航空宇宙戦闘機は目標を物理的にブロックする事はできないが、いったん交戦に入ればそれらを逃がさないようにする事ができる。勝 利を達成する前にマージから逃げようとすれば、相手はその戦闘機の背後を即座に取るので事実上撃墜したも同然となる。 これは誇張でも何でもない。戦いに勝利するまで戦闘機を分散させてはならない。何機かの戦闘機を分派してドロップシップ狩りに 向かわせたりしないように。マージでの戦力が大きいほど勝利は早く、損害が少なくなる。上でも書いたように、生き残りは重艦艇に 対して相当な脅威となる。 ブロウラーとして機能するドロップシップとスモールクラフトは戦闘機と肩を並べて投入される事が多い。回避しつつ電子戦を行い、 味方戦闘機に対する大きな脅威となるこれらを撃墜するのはとてつもなく困難だ。回避の必要がある時はドロップシップ自身の反撃能 力が損なわれるかもしれないが、電子戦の効果域とセンサー妨害を通じて味方戦闘機の生存率を高めるとてつもなく貴重な支援を提供 する事ができる。マージは数字のゲームであり、支援ユニットは実際の戦闘員よりも戦力倍増要員(フォースマルチプライヤー)なの を忘れないように。 マージを回避する 上でも述べたが、戦闘に勝利する二つめの方法は戦闘中の航空宇宙戦闘機を飛び越えて重い船を直接攻撃目標にする事だ。戦闘機の 戦いは長時間に及ぶ事がある。考えてみれば当然ではある。メック小隊同士の戦闘は10~15ターン程度かかる。航空宇宙戦闘では双方 が簡単に1個航空大隊規模に膨れあがる。20~30ターンかかる事も珍しくない。その一方で、ドロップシップは現代化された重装甲の バージョンですらハンマーを持った卵にすぎない。仮に航空宇宙戦闘に拘束されていない部隊がマージを迂回すれば、敵を速攻で撃墜 する事ができる。同様に、もし部隊に戦いに勝つのに十分な戦闘機がない場合、敵の戦闘機を忙しくさせておく囮の戦闘機部隊を犠牲 にして、その間に重ユニットで勝利を目指す事があるかもしれない。 これに適したドロップシップの例がタイホウ級である。アキレスやノラフのようなマージに与する能力は低いが、戦闘を避ける推力 を持つ壊滅的な対艦プラットホームだ。タイホウ級がドロップシップを攻撃すると、防御側は困難な選択を迫られる。防衛側が戦闘機 をマージから引き戻せば敵の戦闘機に圧倒されてしまう。また、火力支援の役割で運用されているドロップシップは自らが生き残るた めに回避行動を余儀なくされる。 もちろん戦闘機をマージに参加させずにこの用途に回す事もできるが、それはお勧めしない。戦闘機の戦いは数字のゲームであり、 手持ちの戦闘機は最も強力なユニットだからだ。戦いに勝つチャンスを掴みたければあらゆる手札を最大効率で利用すべきであり、つ まり利用できる戦闘機は全て(マージに)使った方が良い。
接舷 スモールクラフトと接舷乗り込みについては特に注意しなければならない。リスクは高いものの、接舷を繰り返されたドロップシッ プはあっという間に陥落する可能性がある。大半のドロップシップはネコホノオ級の9機のスモールクラフトに満足な抵抗ができない だろう。スモールクラフトが目標に取り付くには目標値8のダイスロールに成功するだけで済む。攻撃を受けながらだと簡単な事では ないが、たった一度の幸運があればよい。バトルアーマー1個分隊は海兵ポイントにして16ポイント相当だが、20人のドロップシップ 乗組員はたったの5ポイントに過ぎない。危険なのは明白だ。 「ウォーシップ」 希少ではあるが、ウォーシップは3145年にもまだ存在している。ドロップシップへの一般的なアドバイスはそれらを回避する事だ。 艦載級スケールの武器はまぐれ当たりでさえドロップシップに対して非常に効果的だ。とはいえそれらを回避する事自体はできる。射 線はスクリーンランチャーで妨害可能だ。回避機動によって25ヘクスよりも先は照準困難になる。味方ウォーシップがいればその存在 感でドロップシップよりもそちらに砲火が引き寄せられる。とはいえ、ウォーシップを主目標として特別に設計されたタイホウ級、 イーゼグリム級、ティアマト級でなければ、ドロップシップは離れて航空宇宙戦闘機に仕事を任せた方が良いだろう。 「各勢力別の戦術(3145年)」 カペラ大連邦国 カペラ大連邦国の強襲ドロップシップは非常に良好に装備されている。彼らはうまく混合された殴り合い用のドロップシップと有能 な空母を持つ。彼らは有用な火力支援を実行できるユニットすらも所持している。 カペラ大連邦国が持つブロウラーはアキレス級、クアン・ティ級、ルン・ワン級、そしてオーバーロードA3級である。これによって 古典的な軽・中・重の良好にバランスの取れた部隊が形成される。ルン・ワンP2級は近距離用の準艦載レーザーでも有名だ。これらは 通常武器と比較して弾幕による高精度があるため見かけによらず危険である。 オーバーロードA3級とヴェンジャンスDC級は興味深い火力支援船となっている。オーバーロードには大量発射するだけのミサイルが ない一方で、ヴェンジャンスにはミサイルがたっぷりあり、これらの射程は危険なほど短い。両者はミサイルプラットホームであると 同時に対空プラットホームでもあり、必要に応じて殴り合いも可能である。
氏族 氏族には直射型の準艦載兵器を持たないという不利な点がある。彼らは非常に効果の高い通常武器を持つ点で有利である。ドロップ シップ戦闘においてこれが意味するのは、氏族船が基本的にできる限り距離を縮めようとしてくるという事である。また彼らは空母を 使いたがる。戦士を単独投入する文化では健全であり、航空宇宙戦闘機は単純により効果が高く、それなりのスタンドオフ能力を提供 する。氏族によって多少の差が想定される。 氏族はブロウラーとして、アルカディア級の派生型、イーゼグリム級、ナガサワ級、そして事実上絶滅したノラフ級を持つ。全てが 非常に厚い装甲を備えているが、それらは半消耗品のニッチに分類されている。戦術的には航空宇宙戦闘機と連携した上で、火力支援 と空母を守るように設計されているように見える。イーゼグリム級はそれ自体がシップキラーであり、攻撃の好機が得られるまで守り の後ろに潜んでいると考えられる。 氏族は火力支援として、アウトポスト・ディフェンダー級、タイタン・モニター級、ヴァニル級を持つ。それら全てがほぼ20ヘクス 付近の比較的近い距離での火力支援に最適化されている。戦う際には重装甲を利用し、さらに後者二つは恐るべき対航空機プラット ホームになっている。これらは敵のドロップシップを狙うよりも、航空宇宙戦闘機を標的にする事で迅速な勝利を確実にする可能性が ある。氏族は今なおある程度の数のウォーシップを運用している事を思い出して欲しい。それらウォーシップが存在した場合は重火力 支援要素となり、これらのドロップシップは防御的な役割に落ち着くだろう。 氏族は空母としてアーシル級、キャリアー級、事実上絶滅したミラボーグ級とタイタン級を持つ。キャリアー級とタイタン級はブロ ウラーとして出現するかもしれないが、その他は火力支援になる可能性が高い――アーシル級はその目的で高い効果を得られるためで、 ミラボーグ級は戦闘ユニットとしては驚くほど脆弱なためだ。それら全てが大量の消耗品を積んでおり、大型ユニットでは30機の航空 宇宙戦闘機を運ぶ事で中心領域の同等品のほとんどを圧倒する事ができる。一般的に中心領域の空母よりもずっと強力な戦闘プラット ホームであるこれらは小規模な戦いに参戦したがり、しばしば(戦闘の)バランスを傾ける。 ドラコ連合 ドラコ連合は強襲ドロップシップを主に空母を支援するブロウラーとして使用する。星間連盟からずっとヴェンジャンス級の造船所 に恵まれていたドラコ連合は、これによって多数の航空宇宙戦闘機を戦闘に投入する事ができた。ドラコ連合の強襲ドロップシップの ほとんどは、激しい近距離戦闘によって戦闘を迅速に終わらせる事を想定している。 ドラコ連合が製造するブロウラーはアキレス級、ネコホノオ級、タイホウ級である。ネコホノオ級はいくぶん時代遅れになっており その役割に使うには装甲が薄いものの、三連装のクラーケン(ミサイル)と大量の通常武器は近距離で最も効果を発揮する。タイホウ 級の群れはおそらく最大の脅威と考えられる。大半の航空宇宙戦闘機によるスクリーンは、ウォーシップですら素早く圧倒できてしま う代物を止めようがない。 重強襲船を最初期に導入したにもかかわらず、ドラコ連合は火力支援の役割をこなせる船が驚くほど欠けている。この用途に設定さ れているのはネコホノオ級のSLC型だけしかない。これとタイホウ級のC3システムを連接する事で長距離からの正確なレーザー砲撃が 期待できる。 ドラコ連合は空母としてネコホノオ級、オキナワ級、ヴェンジャンス級を持つ。火力支援船の欠如は、二種類の有能な空母型ドロッ プシップが長期にわたって存在していたからだと説明できる。DCMSの完全な航空大隊を運ぶ事ができるヴェンジャンス級は、おそらく 艦隊に所属させる方が良いだろう。ネコホノオ級はスモールクラフトが有名で、大量の接舷乗り込みを試す能力がある。ネコホノオ級 は例外として、これらの船は近距離で特に強力というわけではない。これらはどのような犠牲を支払ってでも(近距離)戦闘を避ける であろうと思われる。また、オキナワ級とヴェンジャンス級は貨物ベイが小さいため、作戦行動を継続するには支援(補給)船が必要 になる。
恒星連邦 非常に多くの重強襲船にアクセス可能な恒星連邦は、実に印象的なドロップシップ部隊を運用している。「ポケット戦艦」コンセプ トを早期に採用していたおかげで、恒星連邦は聖戦中に成熟した第二世代の強襲ドロップシップを活用できる立場にあった。通常の艦 艇に加えて、運が悪ければ利用可能な戦闘艦の中で最も致死的なものの一つであるコンキスタドール級(ブロッケードランナー仕様) に遭遇する事もあり得る。また、恒星連邦は特殊部隊の投入用に多数のヴァンパイア級を運用している。 恒星連邦はブロウラーとしてアロンダイト級の派生型、オーロラ級(ガンシップ)、アヴェンジャー級、オーバーロードA3級を持つ。 アロンダイト級(SCC)はその装甲と艦首のオートキャノンのおかげで恐るべき近距離戦闘機である。オーバーロード級はやや旧式だ が、オーロラ級とアヴェンジャー級は非常に軽く、消耗品の役割を果たす。これは恒星連邦の強襲船の最大の問題点を浮き彫りにして いる。中量級のブロウラーを欠いているために、役割に合わせた部隊を構築するのが難しく、軽い船は充分な装甲を持たせるには小さ すぎるのである。 恒星連邦は火力支援ドロップシップとしてアロンダイト級の派生型、エクスカリバー級PWS、オーバーロードA3級を持つ。非常に多 くの重装甲支援艇を備えたエクスカリバー級は、かなりの長距離から司令船として機能する事ができる。十分な装甲がないためこの役 割は適切である。上でも述べたが、オーバーロード級にはまともな火力支援プラットホームとしての長距離武器がなく、そのためここ ではたいして目立たない。アロンダイト級の派生型は両方とも20ヘクス前後でうまく機能する。オリジナルはピラーニャミサイルを使 った対空プラットホームとして適切に機能する一方で、アロンダイト級(SCC)は軽準艦載キャノンの弾幕射撃で長距離から重艦艇を 撃墜可能だ。 エクスカリバー級PWSとオーバーロードA3級が1個航空中隊の航空宇宙戦闘機ををれぞれ運ぶ一方で、恒星連邦の主力空母がヴェンジ ャンス級である事に疑問の余地はない。恒星連邦の2個航空大隊とその指揮単位を運ぶ事ができるヴェンジャンス級は、実際の戦場か ら遠く離れた位置に隠れ潜むのが最善となる。 自由世界同盟諸国 聖戦で分断された自由世界同盟は、鹵獲や新規の建造、昔のドロップシップの寄せ集めを使っている。強襲ドロップシップの復活に 乗り遅れた彼らは堅実な海軍産業を有しており、有能な艦隊を保持していた。とはいえ重装備の部隊は不足している。 自由世界同盟諸国はブロウラーとしてハミルカー級、イントルーダー級、クアン・ティ級、レパード級PWS、マーリン級の派生型で ある四連装準艦載レーザーを備えたR3型を運用している。これらのドロップシップ群はひどく老朽化している上に、推力が著しく低い。 ハミルカー級とクアン・ティ級の装甲は弱いもののこれらの火力は有用である。皮肉な事に、アップグレードされたイントルーダー級 はその重装甲のおかげで最高の能力を持っている。あらゆる面で、これらは電子支援を提供するため戦場に直接投入して、実際の仕事 は航空宇宙戦闘機にさせるのが最善だろう。 自由世界同盟諸国が現実的に呼び出せる火力支援船は、マーリンR3級とユニオン級PWSのみである。ユニオン級は特にプラットホー ムとして貧弱で、唯一の取り柄はAR-10の射程のみだ。これが提供する最高のサービスは長距離における対空支援である。マーリン級 は長距離で直射火力支援を提供できるものの、大ダメージを与える能力はない。そのため、これは即座の問題にはならない狙撃プラッ トホームである。 ドロップシップの貧弱な戦術能力が、自由世界同盟諸国が空母の堅実な中核にアクセスできるが故なのはそれほど驚く事ではない。 レパードCV級やヴェンジャンス級のような伝統的なプラットホームは古くから利用可能だったが、新型のゴーゴン級は拡張された貨物 ベイによって長期作戦が可能になった。大半の場合、これらの空母は直接戦闘を避けて搭載した戦闘機に頼る事になるだろう。
ライラ共和国 聖戦で航空宇宙産業が破壊された上にばらばらになったため、ライラ共和国の戦闘用ドロップシップの在庫は衝撃的な程に不完全だ。 空母が全くない事により、ライラ人達は航空宇宙の優位を達成するのに十分なだけの航空宇宙戦闘機を運ぶ事ができず、その代わりに 彼らは軽量のブロウラーに依存せざるをえない。この戦術には、実行に必要とされる数量のドロップシップを運ぶジャンプシップ輸送 能力が足りていないという問題がある。これは防衛面では問題にならないかもしれないが、攻撃的な作戦を制限しており、おそらくは ライラがジェイドファルコンとウルフ氏族に対処できていない事の説明となる。 ライラ共和国はブロウラーとしてオーロラ級(ガンシップ)、アヴェンジャー級、クレイモア級の派生型、イントルーダー級、イー ゼグリム級とオーバーロードA3級にアクセスできる。アヴェンジャー級、イントルーダー級、イーゼグリム級のみが今でもライラ宙域 で建造されており、残りはスカイアを通じてスフィア共和国に行ってしまった。アヴェンジャー級、オーロラ級、クレイモア級は航空 宇宙戦闘機に効果的な支援を提供するものの、それらが小型である事が非常に不利になっている。これらは適切な量の装甲を取り付け る事が物理的にできない。イントルーダー級は問題なく火力を吸収できるものの、対処についてはそれほど向いていない。オーバー ロードA3級とイーゼグリム級は遥かに強力ではあるが、これらはハイエンドの船であるため簡単には消耗させられないのである。海戦 (宇宙戦)の勝敗を決めるのはこれらの大型船だ。 エクスカリバー級PWS、ユニオン級PWS、オーバーロードA3級のみがライラの保持している火力支援船だが、これらは非常に老朽化し ている上に、この領域内で建造できるものは一つもない。これらはミサイルプラットホームと重対空用途でそれなりに機能するものの、 実際の効果をもたらすのに十分なミサイルを持っているのはエクスカリバー級のみである。オーバーロードA3級だけが激しい戦闘向け の装甲を持つ。 ライラ共和国には事実上、空母機能のある船がない。戦闘艦艇の中でオーバーロード級とエクスカリバー級のみが有機的な航空支援 を保持している。ライラ共和国はレパードCV級のような搭載量の少ない船や、トルッツバーグ級のような船に航空中隊の輸送を依存せ ざるをえない。これが受け入れられるものではない事は明白だ。
スフィア共和国 一見すると、スフィア共和国の保持する強襲ドロップシップは最新の船と、現在運用されている最大規模の戦闘用ドロップシップで 非常に堅実である。残念ながら彼らは有能な空母を持たず、小型艇の攻撃に対して脆弱だ。彼らの最新の設計はほとんどのドロップシ ップよりも戦闘機の攻撃に抵抗力があるが、それでも戦闘機の大半が重量あたりでドロップシップよりも遥かに効果的だという事実は 変化しない。 スフィア共和国はいくつかの非常に印象的なブロウラーを持っている。オーロラ級(ガンシップ)、ドラガウII級、インターディク ター級の派生型、イーゼグリム級、オーバーロードA3級、そして強大なティアマト級は、大小のグラデーションを埋めるだけでなく、 コストの高低という要素も備えている。オーロラ級とオーバーロード級は新型の専用強襲船に比べて特に不足しているが、それでも数 を増やしつつある。高推力のドラガウ級は、競合する多くの船よりも大きく良好な装甲を持つとはいえ明確に消耗品である。聖戦後に 開発されたSCC型がその利点を明確に示しているものの、三種類のインターディクター級はその全てが危険だ。インターディクター級 の後に設計されたイーゼグリム級は更に高火力で、輸入品なので国内建造のドロップシップよりも数が少ない。最後に、ティアマト級 はスフィア共和国の主力艦である。これらは優れた装甲を備えた非常に強力な船だ。巨大なオートキャノン用ベイを活用できるように 敵の近くで運用するのが最善だろう。 皮肉な事に、全ての船が近距離戦力を備えているにもかかわらず、スフィア共和国の火力支援船は不足している。インターディク ター級、オーバーロードA3級、そしてティアマト級のみが辛うじて長距離射撃を提供できる。これらはせいぜいが少数の艦載級ミサイ ルもしくは長射程のオートキャノン、そしてレーザーである。大半の場合で、これらの船は距離を取るよりも接近戦に参加させるべき だ。 同様に、スフィア共和国では空母が不足している。オーバーロードA3級とティアマト級はそれぞれ1個航空中隊を搭載しており、 オーロラ級は4機の戦闘機を積む構成が可能だが、ドラコ連合や恒星連邦、自由世界同盟の大規模な航空宇宙大隊と張り合うのは期待 できそうにない。戦術的には、これらの航空宇宙大隊で遅延戦闘を行いつつ、インターディクター級やティアマト級で戦線を突破して 敵の重艦艇に攻撃をかけるのが最善だと思われる。
カペラ大連邦国の空母部分がすっぽ抜けていたので、>401の最後に以下を追加で。 カペラ大連邦国の主力空母ドロップシップはヴェンジャンスDC級である。大連邦国にとって残念な事に、ヴェンジャンス級はカペラ の1個航空大隊全体(39機)を収める容量がなく[訳注:ヴェンジャンスDC級の搭載ベイ数はASF18機とスモールクラフト3機]、二隻の ヴェンジャンス級を使った上でなお指揮単位をスモールクラフトベイに押し込まざるをえない。つまりこれは、二隻のヴェンジャンス 級がいなければ艦隊資産が混乱するという事である。小型の海軍通信スキャナーがあることでヴェンジャンス級は非常に効果的な指揮 プラットホームになり、奇襲は極めて困難である。
バトルテックの日陰者というか、普通地表でメック戦闘やってる時は気にしないし 複雑な上級ルール扱いなので普通は触らない「宇宙戦闘がどうなっているか」について、 公式フォーラムの航空宇宙戦闘専門の人の投稿から訳してみた。 この人は以前SLDFの海軍ドクトリンとウォーシップについてのエッセイも書いていて内容はしっかりしている。 https://www.sarna.net/wiki/Essay:_SLDF_Naval_Doctrine ドロップシップと航空宇宙戦闘機の戦闘のセオリー、 聖戦中に発展したドロップシップに搭載可能なサブキャピタル(準艦載級)兵器が艦艇の設計をどのように変えたか、 32世紀の各国宇宙海軍の装備についてなど読みごたえはたっぷり。 メック輸送船のレパード、ユニオン、オーバーロードやヴィークル/兵員輸送船はこれらの強襲ドロップシップが 宇宙で敵を追い散らして優勢を取った後でないと危なくて地表に降ろせない。 ZU-G60 アンズー 重量:60トン シャーシ:アースワークス ズー エンドースティール パワープラント:ヘルメス 240XL 巡航速度:43km/時 最大速度:64km/時 ジャンプジェット:チルトン465 ジャンプ能力:120メートル 装甲:スターシールドA(CASEII付属) 武装: インペレイター自動砲 クラス10 ウルトラオートキャノン 1門 ゼウス LRM10発射筒 1門 フシゴン ショートトゥース軽粒子投射砲(キャパシター接続) 1門 ディバースオプティックス サンファイア 射程延長型中口径レーザー 1門 製造元:アースワークス社-FWL(自由世界同盟支部) 主要工場:キャロウェイVI 通信システム:イリアン オラター5K 照準・追跡システム:RCA インスタトラックマークX(TAG連接) AMSC[マーリック=スチュワート共和国軍]の戦闘教義を体現したアンズーは、再結成された自由世界同盟で広く受け入れられつつある。 [メソポタミア神話で]天命の書板を神々から盗み出したグリフォンから名前を取ったアンズーは、自分達の将来を決め付けようとする 他者に立ち向かう自由世界の人々のシンボルとなった。 能力 中口径のオートキャノンとそれをバックアップするキャパシター接続されたPPCで武装したアンズーは、アースワークス社によって、 マーリック=スチュワート軍が発展させてきた直接的かつ積極的な戦術に合わせて設計された。機械的信頼性が高く、シャドウホーク と同じ実証済みの生命維持システムを持つアンズーは、メック戦士と技術者の双方から非常によい評価を得ている。このバトルメック の強力な中距離火力と良好に防護された弾薬庫のおかげで、アンズーは敵と直接相対する事が可能だ。しかし高い射撃精度で複数の相 手と交戦する能力、そして間接射撃(の目標)を指定する能力故に、アンズーは火力小隊に欠かせないメンバーになっているのである。 配備 3119年に自由世界各国間の緊張は沸騰し開戦に至った。複数の戦闘がレグルス国境で荒れ狂う中で、AMSCは第11アトレウス竜機兵(連 隊)に重要な工場惑星であるハーモニーを制圧するよう命じた。この惑星の古ぼけた工業都市ナトゥスは狭く入り組んだ通りとぎゅう ぎゅうに密集したビルによって防衛するレグルス側に優位をもたらしていた。そして竜機兵が惑星に降下する頃には、駐屯部隊は既に しっかりと守りを固めていたのである。 突進したマーリック側のアンズーとサンダーボルトの混成小隊はレグルスのパトリオットとオストウォーに真っ正面からぶつかり、防 衛側を都市スプロールの奥深くへと押し込んだ。レグルス軽機兵隊は竜機兵をおびき出すため分散して後退を行い、攻撃側に戦力分散 を強いた。侵略者の小隊を孤立させて待ち伏せるつもりだった防衛側はその希望が速やかに打ち砕かれるのを見る事になった。竜機兵 のアンズーはレグルス側のキルゾーンに浮き足立つのではなく、ジャンプジェットを駆使して障害物を飛び越えると、軽機兵隊の位置 にセミガイデットミサイルを呼び寄せ雨のように降り注がせたのである。この戦いでは一貫してアンズーに率いられたマーリック小隊 が敵と至近距離で戦いながら、その間ずっと近くの小隊に高い精度の間接射撃支援を提供し続けていた。側面からショックウェーブと グリフィンによる射撃支援が注ぎ込まれ、狩り出された軽機兵隊のメックはアンズーの強襲で一掃された。ハーモニーが想定外に早く 陥落したため、レグルスは(マーリック=スチュワート)共和国への攻勢をいったん停止せざるをえなくなった。この惑星がレグルス の支配下に戻るまでには更に2年の激しい戦いが必要とされた。
派生型 アースワークス社は基本型のアンズーの僚機として機能するZU-J70型を開発した。クラス10オートキャノンをやや小口径のロータリー 版に置き換える事で、粒子砲をスナブノーズ版のフシゴン スマートトゥースにアップグレードする事が可能になった。基本型の長距 離ミサイルラックはMML-7に交換された。 著名なメック戦士 ボンズマン エリック・ウルフ: ニューオリンピア生まれのエリック・フェラルは、ウルフのキーストーン侵攻で捕らえられた時、マーリック市民軍に8年にわたって 務めた古参兵だった。逃走する仲間の小隊員に置き去りにされたエリックは、アースワークス社の大規模な製造施設内で、アンズーに 乗った自分がウルフメック戦士達の完全な前線星団隊に取り囲まれている事に気付いた。死に物狂いの一手に出たエリックは、最も近 い氏族の三連星隊に向き合うと、この工場を支配する[所有の]神判を挑んだのである。(ウルフの)スターコマンダーは困惑しつつも これに応じた。彼自身が乗るメックの製造ラインの中をすり抜けながら、エリックは氏族の戦士を一人また一人と倒していき、彼らに インフェルノミサイルとオートキャノンの砲火を浴びせかけた。エリックはほとんど主要部しか残っていないメック内で息苦しい高熱 によって気絶する前に、1時間かけて7人のウルフメック戦士を打ち負かし、その過程で工場の大半が焼き払われた。アンズーの強力な 生命維持システムのおかげでかろうじて生き延びた彼はボンズマンとして確保された。そしてエリックのZU-J70は駐屯星団隊で彼が使 うために修理されたのである。 アンズーは地味目の自由世界同盟メックで、単体ではそれほどぱっとしないが(ウォーハンマー程度の打撃力はある)例によってチームプレイで光るバトルメック。 装甲はそれほど厚くないしXLエンジン機だが、CASEIIで弾薬誘爆が起きても即死はしない。基本型のG60は12ヘクスあたりまで有効射程の武器を揃えているので 「目の前の敵を撃ちつつ味方を遠距離火力で支援」もしくは「最前線で戦いつつTAGで味方LRM支援機のミサイル誘導」という使い方ができるのが売り。 派生型のJ70は近距離向けでRAC5とMML7で手数を稼ぎつつスナブノーズPPCを撃てるが、その分中~長距離火力は弱体化してるしTAGもつかない。 このメックは放熱器がエンジン標準のダブル放熱器20点分しかなく、無理するとすぐに排熱しきれなくなるので、UACの倍速射撃やPPCキャパシターのチャージ、 ジャンプを状況に応じて調整する必要がある。 シャドホのように「どの味方を支援する事もできる」が半端なのである意味玄人向け。
氏族的には良い買い物なのかこれ?応じちゃった人の立場どうなったんだろ