「報道される数字の信憑性」について引き続き書いていきます。PCR検査では新型コロナウイルスの感染を正確に特定できるわけではないことがお分かりいただけたと思います。
続いて重要なことは各国が発表している死亡者数です。6月下旬の時点で世界で累計47万7千人が死亡したことになっています。特に米国が突出して多く死亡者数は12万人を超えており、次にブラジル、英国と続いています。
しかし、世界各国の死亡者数の比較をするために、各国が統一された基準でこの数字を申告しているのでしょうか?つまり、どのような病名で死亡したかは、最終的に現場の医師の判断によって死亡診断書に書かれます。しかし前述した通りPCR検査の精度が低いことに加えて、例えば重度の基礎疾患がある患者が最終的に肺炎を併発して亡くなり検査では陽性であった場合、直接の死亡原因を新型コロナウイルスであると断定するのは、信憑性が低いと言えるのではないでしょうか。
実は先日、気になる報道がありました。「米疾病予防管理センターは検査不足に対処するため申告基準を見直し、症状や死亡状況から感染が疑われる場合も死亡診断書に記載できるようガイドラインを改めた」 。つまり、これは検査を行わなくても疑いがあれば死亡原因が新型コロナウイルスであると死亡診断書に書けるということです。「米国が病院に払う補償額は、通常の肺炎は約54万円のところ新型コロナウイルス認定で約139万円、人工呼吸器装着で約416万円に跳ね上がる」この制度は、そもそも新型コロナウイルスの治療に消極的な医療機関に向けて積極的に参加させるための制度ですが、これだけ補償額に差があることが分かります。
https://naturalharmony.co.jp/tumugi/journal18/