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https://netallica.yahoo.co.jp/news/20170801-93447231-techinq
銃社会アメリカとはいえ、それを購入するほどのお金はないという人々も多い。
そのため銃に代わる護身用の武器としてナイフも普及しているが、テキサス州では銃に続いてこのたび刀剣類に関する法規制をも緩めたもよう。「その方向性で本当に大丈夫なのか」と話題になっている。
アメリカにおけるナイフや刃物を使用した州ごとの強盗事件発生件数をご存じであろうか。
近年の圧倒的ワースト1はカリフォルニア州で、それを追うのがテキサス州である。そのテキサス州で刀剣類の“持ち歩き”に関する法律が改正された。
早い話が大型の刀剣をブラブラと腰に下げた人間が公共の場所を闊歩するようになる。『CBS DFW』などが大きく報じた。
従来の法規制では、公共の場で刃渡り5.5インチ(13.97センチ)以上の刃物を所持することは禁じられていたが、
このたびの法改正により9月1日以降は成人を対象にそれが解禁となり、ここにはダガー(短剣)、スピアー(槍)、マチェット(南米の山刀)も含まれる。
ただし教育施設、病院、娯楽施設、刑務所などの社会更生施設、スポーツ施設、宗教施設、そしてバーなどへの持ち込みは禁止だそうだ。
(略
テキサス州では昨年1月、「オープン・キャリー」と言って人の目にわざと見えるようにして拳銃を携行することが145年ぶりに認められるようになり、今や全米で最も銃を所有しやすい環境にある。
だが持つ人間によっては銃や刃物も本来の目的である護身用をはずれ、いとも簡単に“凶器”と化すことがある。
この法改正は犯罪抑止につながるか、それとも犯罪件数そのものを増やしてしまうか、テキサス州のこの先の犯罪白書はほかの州の大きな興味を引くに違いない。
(おしまい。