イスラエルで14日、中国人と間違えられたとみられる男性が「コロナ」とののしられて暴行を受けて大けがを負い、アジア系の外見の人への差別やいやがらせが問題になっています。
報道によりますと、被害に遭ったのはインドからイスラエルに移住した28歳のユダヤ人男性です。
男性は近寄ってきた2人組から「コロナ」とののしられて胸を蹴られ、大けがを負ったということで、地元メディアは中国人と間違えられたとみられると指摘しています。
男性の出身地のインド北東部には長年ユダヤ教の伝統を守った暮らしをする人たちがいて、イスラエルは2005年に「古代ユダヤ人の末えい」と認定して、これまでに4000人以上がイスラエルに移住し、国籍を取得しています。
中東では今月1日、パレスチナ暫定自治区でNGOの日本人女性が通りがかりのパレスチナ人から「コロナ」とからかわれたうえにつかみかかられる事件が起き、アジア系の外見の人への差別やいやがらせが問題になっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200316/k10012334411000.html