2020年は後年「コロナショック」と呼ばれる年になるだろう。
2月下旬〜4月にかけて世界中で猛威をふるった新型コロナウイルスは、多くの国で外出禁止という都市機能停止に追い込んだ。
アパレル小売店も軒並み閉店対応を余儀なくされ、不振企業にとっては倒産に追い込まれるトリガーともなった。
米国では、高級百貨店のニーマン・マーカス、百貨店大手のJCペニー、衣料品専門店のJクルー。
日本でもレナウンの経営破綻は、インパクトをもって報じられた。
アパレル関連企業にとって昨年からの消費増税、記録的な暖冬、そして今回の「コロナショック」と、逆風どころの騒ぎではない。
主要企業が決算報告を取りまとめる時期に重なって、業績予想を開示しない企業が増え、「コロナショック」による業績見通しの見極めも難しい。
そんな苦境が伝えられるアパレル企業群にあって、好調ぶりを印象付けられた企業があった。
それがゴールドウィンとワークマンだ。
そこで両社の好調要因、強さのポイントを分析しながらウィズ・コロナ時代を切り抜くためのキーワードを探っていきたい。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73036