ウクライナ、米警告に反発 ロシア侵攻の切迫感に相違
2022年1月29日 17時30分 (1月29日 17時42分更新)
【キエフ、ワシントン共同】オースティン米国防長官は28日、ウクライナ国境周辺に集結したロシア軍について、プーチン大統領が決断すれば侵攻可能な態勢だと警告した。一方、ウクライナは当面の侵攻リスクを否定し、米国に公然と反発。切迫感の相違が浮き彫りとなった。背景にあるのは、外国資本流出など経済的打撃や社会不安への懸念だ。
「世界の首脳たちは明日にも戦争になるかのように話している」。ウクライナのゼレンスキー大統領は28日の記者会見で、バイデン米大統領らを念頭に「間違いだ」と批判した。米欧の支援の必要性が極めて高い時期に足並みの乱れを自ら示すような態度を見せた。
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