
[キエフ 25日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、同国への攻撃を開始したロシア軍が首都キエフに向けて進軍する中、キエフにとどまる意向を表明した。
米国とウクライナの政府当局者らは、ロシアはキエフ掌握とウクライナ政権の打倒を狙っていると話している。
ロシア軍は24日、北部のチェルノブイリ原子力発電所を掌握。ロシア軍部隊が配置されているベラルーシからキエフへの最短ルート上にチェルノブイリはある。
ゼレンスキー大統領はビデオメッセージで「敵は私を第一の標的に定めた」と述べ、「私の家族は第2の標的だ。国家元首を失脚させることでウクライナを政治的に壊滅させるつもりだ」と主張した。
「私は首都にとどまる。家族もウクライナにいる」と続けた。
ブリンケン米国務長官は米CBSテレビでゼレンスキー氏の安全について懸念しているか問われ、「私の知る限りでは、ゼレンスキー大統領はウクライナで職にとどまっている。私たちは無論、ウクライナ政府当局者など私たちの友人全員の安全について懸念している」と述べた。
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