29日朝、佐賀市内の病院にタクシーが突っ込み、運転手の男性がけがをしました。病院の利用者などにけがはありませんでした。
午前9時50分ごろ、佐賀市鍋島の佐賀大学医学部附属病院にタクシーが突っ込みました。
警察によりますと、この事故でタクシーを運転していた80代の男性がけがをしましたが、事故当時、タクシーに乗客はおらず、病院の利用者や職員にもけがはなかったということです。
警察は男性のけがの手当てが終わるのを待って話を聞き、事故の詳しい状況や原因について調べることにしています。
病院訪れていた車のドライブレコーダーに
事故当時、佐賀大学医学部附属病院を訪れていた車のドライブレコーダーで撮影された映像です。
この車は病院の正面玄関の近くに止まろうとしていました。
その右側を猛スピードで駆け抜けていく白いタクシーが確認できます。
タクシーはこのあと、建物に衝突し、跳ね返るようにして止まりました。
衝突の衝撃で周囲には「ドン」という大きな音が響きました。
ドライブレコーダーで記録していた50代の男性は
「車が後ろからすごいスピードで来たので、びっくりしました。衝突した瞬間はすさまじい音がした。怖かったです」と話していました。