ＣＯ２削減の微生物開発支援 １７６７億円、物質も生産
https://www.sankei.com/article/20220927-JL3WK5MCRNNVHB74WIHP2X7PX4/
経済産業省は２７日、二酸化炭素（ＣＯ２）を餌にしてプラスチックなどの物質を生産する微生物の技術開発に、政府の基金から最大１７６７億円を支出する方針を示した。
人工知能（ＡＩ）などの技術革新に伴い米中などで急速に投資が増えている分野で、政府は新たな産業創出とＣＯ２削減につなげたい考え。２０４０年ごろの実用化を目指す。
この日の有識者会議で提示した。新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）を通じて事業者の公募を始める見通し。
生産するのはプラスチックやゴム、繊維、飼料などを想定。微生物を大量に培養する手法の確立などに１５１７億円を計上。
ＣＯ２削減と特定の物質生産の能力が高い微生物を遺伝子改変で開発する分野に８１億円を充てる。開発を効率化するＡＩなどの分野に１６０億円を割り振る。
