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米国で「スプラッシュ・マウンテン」終了、ファンが別れ惜しむ
ディズニーが最初にスプラッシュ・マウンテンを閉鎖すると発表したのは2020年6月のことだった。
当時は、その前月に発生したジョージ・フロイド殺害事件を受けて人種差別に反対する抗議運動が拡大し、
この乗り物が黒人の歴史に誤解を生むとの指摘があがる映画「南部の唄」を
モデルに建設されたことが批判を浴びていた。
スプラッシュ・マウンテンは、1946年に公開された実写およびアニメーション映画「南部の唄」を
題材にしたアトラクションだが、多くのディズニーファンは、この映画が南北戦争後の人種の問題を
テーマにしたもので、黒人の歴史に誤解を生むとの批判を浴びていることを知らずにいた。
映画「南部の唄」は、1956年、1972年、1980年、1986年に再公開されたものの、
米国ではビデオ版が家庭向けに流通したことはなく、ストリーミングサービスの「Disney+」でも配信されていない。
公開当時はアカデミー賞も受賞したこの映画は、南北戦争前の人種差別的な歌が元になったとされる
「ジップ・ア・ディー・ドゥー・ダー(Zip-a-dee-doo-dah)」という曲でも知られている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a070b713e39a11b6b6228733fc65392c4051aeda