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妻の暴言「お前はATMだ」 男性のDV被害相談が最多 男女平等意識高まりで顕在化
https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f5a6de99b54be8a6547582514c4c32f9c996ee1
1. 男性のDV被害相談が急増
- 令和5年に全国の都道府県警が受理した男性からのDV被害相談は2万4684件で過去最多。
- 5年前の約1.5倍、約20年前の170倍に増加。
- 女性からの相談件数の半数以下だが、増加傾向が顕著。
2. 背景にある社会の変化
- 男女平等意識の高まりにより、従来の「男性は強くあるべき」「女性からの暴力に耐えるべき」という風潮が薄れ、男性の被害が表面化。
- 従来は男性が相談しにくい環境だったが、意識の変化により相談件数が増加。
3. 具体的な被害事例
- 妻からの暴言(例:「お前はATMだ」「稼ぎが少ないクズ野郎」)や性的強要、精神的虐待が報告されている。
- 被害者がうつ病を発症し、仕事ができなくなるケースも。
4. 相談体制の整備と課題
- 「配偶者暴力防止法」が平成13年に施行され、相談体制が整備されたが、男性向けの避難施設(シェルター)がほとんどない。
- 男性被害者が相談しにくい風潮や、「妻を売るのは夫らしくない」という考えから詳細を話したがらないケースも多い。
5. 支援団体の取り組み
- NPO法人「女性・人権支援センター ステップ」や徳島市の支援団体「白鳥の森」が男性被害者向けの支援を強化。
- 自助グループの設立や、被害経験のある男性を支援員に養成する講座を開設。
6. 専門家の指摘
- 広島大学の北仲千里准教授(ジェンダー論)は、男性向けシェルターの整備と周知が急務と指摘。
- 公営住宅や民間施設を活用した避難施設の整備を提案。
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=専門用語の解説
1. ドメスティックバイオレンス(DV)
- 配偶者や恋人など親密な関係にある者からの暴力。身体的暴力だけでなく、精神的・性的虐待も含む。
2. 配偶者暴力防止法
- 平成13年に施行された法律。DV被害者への保護命令や相談体制の整備を目的とする。
3. 自助グループ
- 同じ問題を抱える人々が集まり、互いに支え合うグループ。男性DV被害者向けの自助グループも増加中。
4. シェルター
- 暴力から逃れるための一時保護施設。日本では女性向けが主流で、男性向けはほとんどない。
5. ジェンダー論
- 社会的・文化的に形成された性別役割や意識を研究する学問。男女平等やDV問題も重要なテーマ。